#18 自分でビジョンを考える意味
あなたは、自分のビジョンを自分で決めていますか?
私はよく人に、
将来どんな事したい?と尋ねます。
(職業病かもしれません。)
しかし、そう尋ねると
「分からない」「考えた事がない」という声が
とても多いのです。
確かに、こんなに時代の変化が激しくて
これから何が起こるか分からない中で、
将来やりたい事を考えるのは難しいかもしれません。
ただ、人生は一度きりです。
人から与えられた役割をこなすのも大事ですが、
自分でやりたい事を考えてみませんか?
目の前の仕事に一生懸命取り組んでいるあなた。
未来はどうなるか誰にも分からないからこそ、
自分がどんな事をやりたいと思っているか、
心の声に耳を傾けてみませんか?
今回は、自そんな思いを込めて
自分のキャリアを自分で決める重要性について
お話します。
これまで/これからのキャリアについて
少しでも考えたいと思った方は読んでみてください。
1.なぜ自分でビジョンを持つのか
ビジョンと聞くと、
企業の経営者など部長以上の一部の人がもつもの
という印象が強いかもしれません。
しかし、現代においては誰もが関係ある言葉です。
なぜなら、他人はあなたのキャリアの責任を
取ってくれないからです。
キャリアも、能力開発も、転職のタイミングも、
すべて自分自身で決める必要があるんです。
あなたを守るのも、
環境の変化の波に乗って利益を得るのも、
すべてはあなたの選択次第です。
他人が代わることなどできません。
また、仕事以外でも、キャリア、ビジョンが
重要なことには変わりがありません。
「自分がどうなりたいか」を考えるのは、
前向きに生きるために必要不可欠だからです。
心が折れそうなとき、環境の変化があったとき、
そして、働くモチベーションが下がったとき。
うまくいかないときでも自分を見失わないための
よりどころになるのが自分で決めたビジョンです。
2.ビジョンの作り方
ここからは、ビジョンを描くためのステップを紹介します。
その1.自分が何をしたいのか紙に書き出す
大小問わず、非現実的だと感じることなども含めて、
自分が「人生がもっと楽しくなるかも知れない」
と思うことを、すべて紙に書き出してみます。
普段、漠然と頭の中で考えていることを書き出すことで、自分で意識していない事に気づく機会になります。
その2.書き出したものを棚卸ししていく
心からやってみたいことに絞り、優先順位をつけます。
優先順位の低いものは「いつかやってみたいこと」
というカテゴリーに入れておきましょう。
定期的に見直すと、新しい発見があるかも知れません。
その3.実現するための方法を考える
優先順位をつけたら、具体的に実現させるための方法を考えましょう。
・今できる可能性があること
・将来できる可能性のあること
に振り分け、一つひとつ、実現の手段を検討します。
実現が難しいと感じるものがあれば、その理由と対処法を考えます。
その4.期限を設定する
実現するためには、タイムフレーム(短期的・中期的・長期的なゴール)を設けるのがオススメです。
また、3つ目のステップで考えた手段に対し、
「現時点で有利なこと・不利に感じること」も書きだしてみましょう。
その5.ミッションに転換し、実行に移す
やりたいことの方向性が見えたら、ミッションに転換してみましょう。
仕事の場合、
・自分のやりたい事
・会社のミッション
の重なっている部分を実行に移せると、
会社もあなたも進みたい方向に進むことができます。
■注意点
目的や目標は、環境の変化やそのときの心境などの影響を受けやすく、時間の経過とともに変化するものです。
また、いきなり自分の理想を100パーセント表現した
ミッションやビジョンをつくるのは、難しいです。
まずは形を作り、徐々に言葉を変えていきましょう。
3.最後に
いかがですか?
自分のミッションやビジョンがないと、
自分で選択してより良い道を歩むことはできません。
10年後のことなんて分からないからこそ、
自分がどうありたいか、自分で自分の進む先を
見据えることは有用です。
他人が代わることができないものだからこそ、
ぜひあなたのビジョンを考えてみてください。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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