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#100 数をこなして分かること

現代では、仕事もプラーベートも
「最初からうまくやろう」という風潮があります。

生産性向上、効率化…
会社では耳にタコができる位言われている人も
いるのではないでしょうか。

確かに生産性向上、効率化は大切です。

ただ、何も知らない人がいきなり効率よく、
質の高い仕事が出来るでしょうか。

恐らく不可能でしょう。

質の高い仕事をするためには、経験が必要です

しかもある程度の時間をその仕事に費やさなければ、
どうすれば質を高められるか見当がつかないでしょう。

「質を高める」ためにはある程度、
「量をこなすこと」が必要不可欠です。

今回は、物事を上達させたい時に知っておくといい
考え方
についてお伝えします。

 1.物事を上達させたい時の法則

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あなたは「量質転化の法則」をご存知ですか。
(私は少し前まで知りませんでした)

「ある一定量を積み重ねることで、
質的な変化を起こす現象」という意味です。

簡単に言うと、

「質を上げたいなら、量をこなしましょう」

ということですね。

頭の中で考えるより、まずやってみよう。
と言われることがありますが、これはある程度正しいです。

最初から質を上げたい、効率よくやりたい、
という気持ちはとてもよく分かります。

しかし、最初からうまくいく人はほとんどいません

成功している人も、最初は色んなことに挑戦して、
失敗して、それでも続けて…という経験をしています。

この「量質転化の法則」もそんなことを伝えるための
言葉だと私は捉えています。

2.実際に量をこなしてうまくいく一例

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この法則はどんな分野でも納得感が持てます。

例えば、仕事も最初は量(経験)の積み重ねで
結果に繋がりやすくなります。

・入社して2カ月目の新人
・入社3年目の中堅社員


同じ能力をもっていることを前提とすると、
どちらの方が生産性高く、質の高い仕事ができるのか。

言うまでもなく後者です。

2年間の経験を積んでいるので、ある程度ノウハウも持っていて、
仕事を任せられると判断しやすいですよね。

私たちは普段から、量をこなして質を高めていく、
という考え方を理解していたりします

また、スポーツなど身体を動かすもの
量(経験)の積み重ねが欠かせません。

・週1回1時間のレッスン
・週2回2時間のレッスン


たった1回1時間の差ですが、この1回1時間の差は
とてつもなく大きくなっていきます。

私はフラメンコを習っていますが、
とてつもなく運動オンチです。

身体も硬いし、踊ることには不向きです。

でも、6年間も続けると
身体が動いてくれるようになりました。

当初は「手と足を同時に動かす」なんて
魔法でも使わないと無理、と思っていた私がです。

難しい振り付けも、何十回、何百回と踊り続けると、
身体が覚えて動いてくれるようになるんです。

量をこなすことが、遠回りなようで、
一番の近道だったりするかもしれない。

運動オンチな私が6年フラメンコを続ける中で、
実感していることです。

3.必要な失敗があることを知る

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そうはいっても、最初は失敗だらけです。

失敗しすぎて恥ずかしくなることもあります。

こんなに失敗しているならうまくいかないのでは…

と思うこともあるかもしれません。

そんなあなたに、お伝えしたいことがあります。

それは、失敗は量をこなすことで得られるものだということ。

「失敗」は得られるもの、なんです。

仕事で何度も間違いを指摘されることもあります。
日々、失敗の繰り返しです。

でも、本気の失敗には価値がある。

本気で量をこなして失敗してこそ、
意味あるものが得られます

成功の反対は失敗ではなく、
「何もしないこと」です。

何もしなければ成功も失敗も生まれません。

成功するためには「価値ある失敗」が必要です。

だからこそ、「とにかくやってみる」を意識してみてください。

4.注意点「練習量は裏切らない」?

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なるほど、まずは量をこなす。

「練習量は裏切らない」なんて言葉があるけど、
その通りなんだなと感じた方。

その通りです。

ただし、正しい方向を向いて
練習した場合に限ります。

「練習量は裏切らない」と言いますが、これは

目標をしっかりと定め、
目的意識をもって頭と体を使い、
実践し続けるという練習をしている場合です。

「何も考えずに練習量を多くする」だけでは、
期待通りの結果は出ません。

何を得るために量をこなすのか。

自分の中に「明確な答え」をもってから
量をこなしていってくださいね。

決して「根性論で数をこなす」
ことではないということを覚えておいてください。

5.まとめ

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いかがですか?

効率化や高品質が求められる世の中ですが、
最初から効率や質を求めるのはとても難しいです。

「まずやってみる」という考え方で前向きに
挑戦していっていただければなと思い、この記事を書きました。

成功には失敗が必要です。

最初は時間がかかったり苦しかったりしても、
量をこなす、という気持ちで取り組んでみてください。

量をこなす事がライフワークになっている人は強いですからね。

あなたが取り組んだ「量」は「質」に変わり、
成功への道しるべとなってくれることでしょう。

今回は、これで終わりにします。
ではまた。

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