本に読まれて - 須賀敦子
イタリア語の翻訳家、講師として過ごしていたこの人が彼女自身の言葉で物語を紡ぎ始めたのは55歳のとき--そんな一文をあるところで読んで興味が湧いて、初めてふれたみた須賀敦子の世界。
最近この人の本を読み漁っています。知らずに過ごしていた時間を埋めたくて焦っているのかもしれません。もっと早く知っていたら私の生き方が変わっていたかもしれない(いい方にとか悪い方にとか、そういう合理的な期待ではなく、ただ、もっと違う世界の見方をする人になっていたかも、という予感)--大袈裟でなく本当