らんたん・そさえて

わたしたち「らんたん・そさえて」は2024年5月より活動している映画関連団体です。 年に1〜2回程度、映画に関するzineの発行と​映画の上映の二本柱で、自由にゆったりと活動を行います。

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わたしたち「らんたん・そさえて」は2024年5月より活動している映画関連団体です。 年に1〜2回程度、映画に関するzineの発行と​映画の上映の二本柱で、自由にゆったりと活動を行います。

マガジン

  • *2024/8/10㊏*vol.1 水木洋子 特集

    〈らんたん・そさえて〉presents ||◤vol.1 #水木洋子 特集◢|| 2024年8月10日(土)@アテネ・フランセ文化センター

最近の記事

映画系zine『りんどう』(らんたん・そさえて)刊行記念トークイベント開催のお知らせ

こんばんは、らんたん・そさえてのあらきです。 早いもので、夏真っ盛りに開催したアテネ・フランセでの上映から2ヶ月以上経ちました。皆さんお元気でお過ごしでしょうか。 『りんどう』を読んでくださった方からのご感想をぽつらぽつらといただいており、本当にありがたいです。紙に書かれた読みものは、読むひとそれぞれのタイミングで開かれるものなのだとも強く実感しています。 さてそんな『りんどう』ですが、販売拠点のひとつ〈本と喫茶 サッフォー〉さんで、来月11月24日の日曜日に『りんどう』第

    • 鷲谷花さんによる講演「「郵便机」から『夜間中学』──お話のリレー」(2024年8月10日/於アテネ・フランセ文化センター)

       ごきげんよう、らんたん・そさえて代表のあらきです。  先日開催したアテネ・フランセ文化センターにおける『今ひとたびの水木洋子─情念と交差する社会への眼差し』にご来場いただいた皆さま、改めてありがとうございました。そしてzine『りんどう』第1号をお買い求めくださった皆さまも本当にありがとうございます!  zine『りんどう』第1号『まるごと水木洋子』は今回講演してくださった鷲谷さんの論考をはじめ、水木洋子研究の大久保清朗さんによる今井=水木論、そして先日、来年公開予定の吉

      ¥400
      • 〈らんたん・そさえて〉代表・あらきさんに聞きました💫

        こんにちは、広報のはやさかです🛩️ 今週末、8月10日(土)の上映まで本当にもうまもなくということで、上映作品やzineの見どころについて、〈らんたん・そさえて〉代表のあらきさんにあれこれ聞きました! 土曜も暑くなりそうなので外出をためらっている方、ぜひお読みください~ ・・・・・・🩶 🌻水木洋子脚本作との出逢い🌻大学に入学した5月の空きコマに大学図書館で、旧作の邦画や以前から気になってた監督の作品をいろいろ観た。溝口健二の『虞美人草』とか、あと確か黒澤明の『羅生門』

        • 水木洋子にめぐりあう(広報・はやさか)

          こんにちは、広報のはやさかです🚲 今回は、本特集に携わる一個人として、水木洋子との出逢いを書かせてもらうことにしました。 〈らんたん・そさえて〉代表・あらきさんに声をかけてもらい、広報の仕事なら何かできるかも…と参加を表明したのが昨年3月のことでした。 実は、あらきさんの口から「水木洋子」と聞くまで彼女の仕事を意識したことがなく、観ていた作品は『山の音』と『浮雲』くらいというかなり出遅れてのスタート。 その後、上映作品が『喜劇 にっぽんのお婆あちゃん』と『夜間中学』に決ま

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        • *2024/8/10㊏*vol.1 水木洋子 特集
          7本

        記事

          🌱映画系zine「りんどう」第1号 編集長によるゲスト執筆者紹介③鷲谷花さん🌱

          鷲谷さんが昨年青土社から出版した『姫とホモソーシャル』には、フェミニズムを自然に援用したり製作背景にも目を向けながら映画を語る鷲谷さんの文章と文体の魅力がギュッと詰まっています。 最初読んだときは一読者として大いに楽しんだのですが、「まるごと水木洋子」特集の構成を考えているとき、知り合いの助言もあって鷲谷さんの文章をふと思い出しました。 そして、「戦後に活躍した女性の脚本家」として取り上げられることは多く本人も(葛藤はありながら)フェミニズム的な考えを持っていたのに、フェミニ

          🌱映画系zine「りんどう」第1号 編集長によるゲスト執筆者紹介③鷲谷花さん🌱

          🌱映画系zine「りんどう」第1号 編集長によるゲスト執筆者紹介②大久保清朗さん🌱

          このzineの企画構成を考えるにあたり、大久保さんにはできる限り書いていただきたい…!と思っておりました。 というのも大久保さんは水木洋子邸や遺品・資料が市川市に寄贈された時期に作品調査等で関わっていた方であり、現在も水木洋子や成瀬巳喜男の研究をしている方だからです。(水木洋子邸の整理に関しては、映人社から出ている加藤馨さんの『水木洋子 大いなる映画遺産とその生涯』をお読みいただくと詳細に知ることができます。) 今回書いていただいたのは「今井正と水木洋子の作品論」でした。

          🌱映画系zine「りんどう」第1号 編集長によるゲスト執筆者紹介②大久保清朗さん🌱

          🌱映画系zine「りんどう」第1号 編集長によるゲスト執筆者紹介①坂口理子さん🌱

          シナリオの勉強のためにいろんな作品を読み漁っていて、『おシャシャのシャン!』の構成がズバ抜けていてスゴい…と思ったのが、私の一方的な坂口さんとの出会いでした。 それからは『かぐや姫の物語』や『女子的生活』など見漁って坂口さんの一ファンとして作品を追っかけていたのですが、あるとき、中高時代に大好きだった『結婚しない』というドラマ(天海祐希さんと菅野美穂さんが同居するシスターフッド・ドラマ…!)を坂口さんも書いていらっしゃったと知り、大興奮!! そのときから物語は始まっていたので

          🌱映画系zine「りんどう」第1号 編集長によるゲスト執筆者紹介①坂口理子さん🌱

          水木洋子さんの企画に際して

          こんにちは、あらきです。上映会の当日まで、あと3週間となりました!! 今週末くらいから上映会の宣伝もzineの宣伝もどんどんしていきますが、その前にらんたん・そさえての企画第1弾をなぜ水木洋子さんにしたのか、そして企画準備を進めるにあたりどんなことを考えたのかを書きました。 よろしければ読んでいただければ幸いです。 この企画の出発点は「わたしが水木洋子さんのシナリオが好きですごく尊敬しているから」というきわめて単純なものです。全部の作品を手放しで賞賛するわけではありませんが

          水木洋子さんの企画に際して

          *上映企画*8/10㊏『今ひとたびの水木洋子 情念と交差する、社会への眼差し』

          【上映作品】 『喜劇 にっぽんのお婆あちゃん』1962(昭和37)年 製作会社:松竹、M.I.I.プロダクション 配給:松竹 シネマスコープ 白黒 上映尺:1時間34分 35mm 監督;今井正 原作・脚本:水木洋子 撮影:中尾駿一郎 音楽:渡辺宙明 美術:江口準次 出演:ミヤコ蝶々、北林谷栄、飯田蝶子、岸輝子、村瀬幸子、浦辺粂子、東山千栄子、三木のり平、殿山泰司、 原泉、左卜全、十朱幸代、斎藤達雄、伴淳三郎、田村高廣、小沢昭一、織田政雄、市原悦子   東京は浅草、1964年

          *上映企画*8/10㊏『今ひとたびの水木洋子 情念と交差する、社会への眼差し』

          映画を「読む」楽しさ

          ごきげんよう、代表のあらきです。 出版物を作るのと上映企画の同時進行で忙殺されております。「なんて大変なことを始めてしまったんだろう…」と我に返るのを何度繰り返したことやら。それでも、〈らんたん・そさえて〉をどうしてもzine制作も含めた活動にしたかった理由を思い出すと、「よし、やるか!」という気持ちになります。 このzine構想のきっかけは大きく分けて2つあるのですが、今回はそれらについて─肩肘張って書くと応募動機欄みたいになりそうなので、あくまで軽やかに─書いてみたいと思

          映画を「読む」楽しさ

          挨拶と矛盾

          2024年夏至の今日、関東では梅雨入りし、円の価値は過去最低を記録しました。 わたし、らんたん・そさえての荒木は病気の影響と気圧の変化でぐったりしています。 らんたん・そさえては、元気ではない身でもどうしても上映会がやりたくて仕方ない自分のために興した活動レーベルのようなものです。また、“活動”という軸をひとつ用意することで一緒に動いてくれる人たちの活動が記録できるように…という思いもありました。 透明化できない問題で日々悩んで映画館へなかなか行けなくても、映画をたくさん