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*上映企画*『今ひとたびの水木洋子 情念と交差する、社会への眼差し』

【上映作品】

『喜劇 にっぽんのお婆あちゃん』1962(昭和37)年
製作会社:松竹、M.I.I.プロダクション 配給:松竹 シネマスコープ 白黒 上映尺:1時間34分 35mm
監督;今井正 原作・脚本:水木洋子 撮影:中尾駿一郎 音楽:渡辺宙明 美術:江口準次
出演:ミヤコ蝶々、北林谷栄、飯田蝶子、岸輝子、村瀬幸子、浦辺粂子、東山千栄子、三木のり平、殿山泰司、
原泉、左卜全、十朱幸代、斎藤達雄、伴淳三郎、田村高廣、小沢昭一、織田政雄、市原悦子
 
東京は浅草、1964年の東京五輪前夜。
レコード屋の軒先で意気投合した72歳のくみ(北林谷栄)と65歳のサト(ミヤコ蝶々)。街を彷徨いながらウィンドウショッピングや若者たちとの交流を楽しむくみとサトだが、実はふたりとも生きることに疲れ果てていて…。
笑いのなかに老後の幸せを問う鋭い水木洋子の視点が光る、傑作社会派喜劇。老け役の名手・北林谷栄と浪花随一のコメディエンヌことミヤコ蝶々をはじめ、豪華キャストによる競演も見どころ。

『夜間中学』1956(昭和31)年
製作:日大芸術学部・同校友会 シネマスコープ 白黒 上映尺:44分 DVD
監督:本多猪四郎 原作:余寧金之助(=瀬田貞二)『郵便机』 脚色:水木洋子 撮影:前田実 音楽:加藤光男 美術:加藤雅俊
出演:吉岡興成、安藤武志、木暮実千代、宇野重吉、小林桂樹、高橋貞二、坊屋三郎、増田順二、沼田曜一、三木のり平

夜間中学に通う少年・鮮太(吉岡興成)は昼間同じ机を使う少年・良平(安藤武志)から置き手紙を受け取る。手紙のやりとりを重ねるうちに鮮太と良平の間に友情がうまれ、周囲の大人たちはふたりの心の通い合いを温かく見守る。異なる境遇に育つ少年たちが互いに対するわだかまりや偏見を乗り越え成長する姿を、爽やかに描き出した名作。原作は『ナルニア国物語』などの翻訳でも知られ、自身も優れた児童文学者である瀬田貞二。
日本大学芸術学部の実習作品として企画・製作された作品で、木暮実千代、小林桂樹、宇野重吉を筆頭に、日本大学芸術学部(美学科)出身の出演者が勢揃いした。

【タイムテーブル】

13:00 開場
13:25 ご挨拶
13:30 『喜劇 にっぽんのお婆あちゃん』(94分)
〈休憩〉
15:15 『夜間中学』(44分)
16:00 終映予定
★zine販売時間:開場時~上映終了30分後

【会場】

アテネ・フランセ文化センター(東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4階) 

【料金】

一律1800円(当日券のみ)

 ●二本立て、入れ替えなし●途中入場不可●上映30分前(開場時)より販売
●作品により、映像、音声が良好でない場合がございます。何卒ご了承ください。

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vol.1 水木洋子 特集

*上映企画*『今ひとたびの水木洋子 情念と交差する、社会への眼差し』
8月10日(土) アテネ・フランセ文化センターにて、『喜劇 にっぽんのお婆あちゃん』『夜間中学』2本立て上映!

*映画系zine『りんどう』*特集号『まるごと水木洋子』
8/10㊏上映当日、会場にて販売!

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