【判断基準】語学格差が経済格差。深刻!フィリピン系Skypeオンラインレッスンのデメリット
格安留学、格安英会話レッスン。
安く学べる英語は、安っぽい英語。
こんにちは、語学の裏設定のゆうです。今日は、収入アップを見込んで英語を学んでいる人は、所得水準の高い国で学んだほうが良い、というお話をします。
最近、格安留学や格安オンライン英会話が流行っていますよね。
「おお、こんなに安く、ネイティブと英語の練習ができる!」
と喜んでいる方は要注意かもしれません。
なぜなら、
「安物買いの銭失い」という諺通り、安く学べたは良いけど、安っぽい英語が身についてしまって、転職などに活かせないという事態になりかねないからです。
3000人を対象にした大規模調査でも分かっていることですが、
「年収が高い人ほど、使う語彙のレベルが高い」
という傾向があります。
格安語学学校の先生や格安オンライン英会話の先生の年収が格安であることを考えたら、使う語彙のレベルも相当低いことになり、そのような先生から英語を教われば、身につくのは安っぽい英語になる可能性が高いです。
以前、年収と語彙の関係性についてまとめたので、上の調査の詳細が気になる人は、ぜひ一度目を通してみてください。100スキ以上が付き、私の記事の中で一番読まれている記事です。
と、こんな具合でフィリピン系の格安オンライン英会話の隠されたデメリットを分析していくわけですが、本稿のポイントを3つにまとめると
驚くことに、
別の調査では、女性の方が語学力と年収がより密接に関わるというデータも出ていますから、女性の方ほど「誰から・どんな英語を学ぶか」という選択が大事になるでしょう。
下のレポートから引用してみます。
3倍とは、かなり切実です。。。
ここで、ひとつ断っておかねばならないのですが、
「全ての格安英語学校の先生の英語レベルが低いというわけではありません」
中には、年収が少なくても、英語レベルが高い先生もいます。
反対に、裕福な国の先生でも、英語レベルが低い先生もいます。
つまるところ確率の問題で、
格安学校を選ぶと、安っぽい英語を学ばされる先生にあたる確率が高い
というお話ですので、運に自信があるという方は格安学校でも大丈夫だと思います。
次の章では、オンライン英会話で教えているフィリピン人講師の年収を調べていきましょう。
フィリピン人講師の時給は200円以下
数字の話から入りましょう。
フィリピン人のオンラインの英語講師の平均月給は12000ペソ、日本円にして25,000円です。
一日8時間、週5で働いたとすると、時給156円です。
一日働いて、1248円。
日本人が首都圏で一時間バイトした場合に匹敵します。
猛烈な経済格差です。
このデータを見て何を皆さんは感じますか?
同情したくなる。助けたくなる。何とかしたくなると思うはずです。
しかし、
とは思わないはずです。
なぜなら、皆さんの英語学習は慈善事業ではなく、投資だからです。
皆さん自身が汗水たらしたお金を投資して英語を学ぶわけですから、成果を期待するはずです。
感情に囚われずに、冒頭で書いた年収と英語力のデータを思い出しててください。
「彼らから学べる英語は一体どのような英語なのか?」
「貧困層は教育を受ける機会が皆無ですが、その人達の話す言葉とは?」
「正社員になれなかった人が、自宅でオンライン英会話を教えている?」
答えは敢えてここに書きません。
皆さん自身に調べてほしいからです。
まとめ
先生選びに欠かせない視点が、「先生の背景」です。
話す英語のレベルが低くても、優しく教えてくれる先生が良いという方はフィリピン系のオンライン英会話でもいいかもしれません。
しかし、優しいかどうかよりも、投資したお金の分だけの成長を見込みたい人はフィリピン系のオンライン英会話はオススメ致しません。
レベルの高い英語を身に着けたいと思ったらやはり、多少お金は張りますが裕福な国に行って学ぶほうが良いでしょう。
なりたい自分像と、教育手段を、秤にかけよくよく吟味することが英語力向上の鍵であると思います。
本日の記事が皆さんの英語力の糧になったことを祈って、
それではまた!
PS
どこの国の先生から教わるのが良いのか?について以前記事にしたので、コチラを参考記事として挙げておきます。
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