Landschaft

Landschaft(ラントシャフト)は出版社&オルタナティブスペースです。文化、社会…

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Landschaft(ラントシャフト)は出版社&オルタナティブスペースです。文化、社会、政治の生まれる風景に目や耳を澄ませ、対話が生まれるような場/メディアを作ることを目指しています。http://www.landschaftpublishing.com/

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    みちくさの地図

    ※本商品は送料+梱包手数料(¥250)で、限定部数お分けしています。あなたのみちくさの思い出を教えてください私たちはしばしば、本来の目的を忘れてあらぬ方向へ歩みを進める。既定のルートから離脱し、いくつもの分岐点を経由する。その先に待っているのは忘れがたき出会い、あるいは出口なしの袋小路……。本冊子の目的は、《みちくさ》と総称される路上における人類の非目的的で非直線的な歩行運動に着目し、その途上で目撃された風景の断片を記録化することである。2023年11月11日および12月8日、愛知県犬山市に所在する出版社兼オルタナティブスペースであるLandschaftにて、ワークショップ《忘れものセンター東古券出張所》が実施された。本冊子はその成果の一部を再構成したものである。進行役を務めた本冊子の編者は、計5時間のうちに会場を訪れた参加者の「みちくさの思い出」を聴き、また、その経路を地図にしてもらった。地図制作のために用意したのは、画用紙と赤と黒の鉛筆のみ。机を挟んで編者と対面した参加者はまず、目的地への正規ルートを黒線で描く。そしてみずからの記憶だけを頼りに、みちくさの始点と終点を赤い線でつないでいく。正確性は求めない。スマートフォンも使わない。ここにあるのは11名のみちくさの案内図。彼らの想起の筆運をたどる時、あなたはどんな風景と出会うのだろう。編者書籍 みちくさの地図 路上における人類の非直線的な歩行運動を記述する方法11 ways to lead to your Michikusa memories主催 犬山ふるまちミュージアム実行委員会企画 Landschaft、みんなのアーカイブ企画・編集 AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]発行 Landschaft 発行日:2024年 2 月 29 日 第一刷B5版20頁*本冊子は、犬山フルまちミュージアム2023のために制作されました
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    語りの種2 つなぐ。

    語りの種2 つなぐ。特集 犬山 下本町商店街のこれまでとこれから犬山城から南にのびるメインストリート本町通り。今では犬山駅から西に伸びる道(六間道路)と交差するところで終わっていますが、ひと昔前までは、その賑わいは、さらに南に下り、下本町をすぎ、外町、出来町をこえ、犬山口駅まで続いていました。この通りは稲置街道(いなぎかいどう)とも呼ばれます。できたのは江戸時代のこと。名古屋城下と中山道伏見宿(現・岐阜県可児郡御嵩町)を結ぶ木曽街道(上街道)が整備されたのち、二代犬山城主成瀬正虎は、木曽街道の楽田追分から犬山城下まで稲置街道をひらきました。その街道が犬山口駅から犬山城までのルートと重なります。往時は店が立ち並び、人の往来も盛んでした。犬山の観光といえば、犬山城と城下町の町並みが残る本町通りに集約されがちですが、こうした街道や川の道を含め、本当は歴史的にも空間的にも多岐にわたる広がりがあります。本書では、一時期は銀座とも呼ばれた下本町商店街に焦点をあてるとともに、故きよき犬山のまちをフルに楽しもうと、アートや文化に焦点をあてた「犬山フルまちミュージアム2023」の試みをアーカイブします。主な会場は下本町商店街や木之下城伝承館・堀部邸。本町通りからさらに南に下る一帯です。犬山の昔を知る人の知恵、記憶をつなげることは、過去を知ることにとどまらず、犬山の未来を考える上での豊かな文化資源となるはずです。ここで撒かれた種は、どういった未来につながっていくでしょうか。【目次】はじめに1 下本町商店街  下本町商店街が栄えていた頃   話し手:大鹿剛巨さん×大倉茂紀さん  コラム1 まちで店をやるということ 柴田憲一  コラム2 歴史と文化が地続きにつながるまち 戸田祐希利  下本町防災建築街区    2 犬山城下町50年の移り変わり 服部敦空中写真でみる城下町の変化犬山の店舗地図3 すみっこの記憶 楠本亜紀  犬山の8ミリ映像  東京大学生態水文学研究所アーカイブズより4 犬山フルまちミュージアム2023   Hiphopミュージックフェス  TOMASON 作品制作  クラフトワークショップ  ショートムービーワークショップ  AHA! すみっことわすれもの  フルまちアーカイブ展示  みんなの記憶地図♦︎ みんなのアーカイブ ♦︎地域の過去、現在、未来に関心を寄せ、取材し、記録、保存、活用しようとする人のための草の根型コミュニティ・アーカイブ。写真や映像、語りをもとに、地域の、歴史、記憶をとどめ、未来に向けて発信するためのプラットフォームを作る活動を行います。https://www.archive4everyone.org_______________________________書籍 語りの種2 つむぐ。   特集 犬山 下本町商店街のこれまでとこれから制作 犬山ふるまちミュージアム実行委員会企画・編集・構成 みんなのアーカイブ 楠本亜紀アートディレクション CUUDESIGN(クウデザイン)発行 Landschaft Press発行日:2024年 2 月 29 日 第一刷本体 1,500円+税100頁/A5版/右開き
    ¥1,650
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    語りの種 犬山の生活史ー聴く、綴る、編む

    はじめに犬山の昔について教えてください。五感に残る記憶を教えてください。そんな突然のお願いに、五人の方がお話を聞かせてくださいました。芸妓さんのいる置屋が軒を連ね、三味線や唄が聴こえるまちの音。プロペラ船が往復し、近郊からの観光客がひっきりなしにやってきた桃太郎神社。赤岩の中に綺麗な水があってキラッキラと光る小魚が泳いでいた木曽川。尼僧さんが町を歩き、保育所に関わっていた日常の風景。手作りの演劇やコーラスの舞台に、大勢の観客が詰めかけた戦後犬山の文化活動。この本ではそんな語りが繰り広げられます。「犬山の生活史」プロジェクトは、今では過ぎ去ってしまった犬山での暮らしの細部を留めおこうとする試みです。犬山の昔を知る人の知恵、記憶をつなげることは、過去を知ることにとどまらず、犬山の未来を考える上での豊かな文化資源となるはずです。書き起こしにあたっては、一人ひとりの生の声をできるだけ伝えたく、通常の編集では省かれることの多い方言や口調、間合いなどもそのまま留め置かせていただきました。また、これらの語りはすべて回想に基づくもので、曖昧さを含みます。本書では史実の正確さよりも、揺れも含めた語りをそのまま留めることの方に重きを置きました。わかる範囲での確認、補足はしておりますが、内容はあくまでその時点の話者と、聞き手の関係性の中で生まれた語りの応酬となっています。多方向に伸びる枝葉をあえて捨象せずに残しておくことで、大きく育っていく文化の種がある。みんなのアーカイブでは、そうした種を育てていきたいと思います。みなさんもその声にゆっくり耳を傾けてみてください。そして、いつかまたお話を語り継いでいただければと思います。【目次】はじめに1 芸妓置屋が軒を連ねていた頃 山田隆さん“その師匠なんか、洗濯は必ず水が流れるから高下駄でやってるんだよね。途中で石鹸がなくなると買いに行くんだけど、高下駄でカランカランカランって姉さん被りに襷かけて石鹸買いに行くときの浴衣なんかね、そりゃあもう全然違う”花柳界のピークの頃図師の由来義太夫師匠の美声花柳界のなかの素人の家小学校で邦楽教育をはじめる花柳界から赤線へ名古屋の奥座敷赤線の時代川沿いに立ち並ぶ料理屋芸妓さんを「仕上げる」芸妓さんの兵隊稽古化粧品の匂いとうどんの味歴史に残らない町の記憶楽器が文化を語る2 桃太郎神社と栗栖の観光地化 川治桃光さん“犬山から桃太郎まで大勢の人でね、ほんと、嘘のようでね、自転車に乗れなんだ。”桃太郎神社(御祭神大神実命)のできるまで桃太郎屋敷と野猿公苑栗栖の街道と渡し舟松茸山があった頃桃太郎にちなんだ地名と桃太郎音頭吉田初三郎さんと稲垣満一郎さんの想い出栗栖小学校の頃観光地の賑わいプロペラ船から車時代へ車が珍しかった頃のガソリンの匂い3 ダムがなかった頃の木曽川 江口真一さん“目に浮かぶのは赤岩の中にきれーいな水があって、こんな小魚が、あれは鮎だったんだろうな、キラッキラ キラッキラしてさあ”蛍が舞う川ダムで川がダメになる石の絶対的な役目鮎の遡上川に関わる仕事に就く木曽川の魚たち砂利が流れる川の道川の商売天然プールのあった頃城下町の想い出、五感の記憶4 尼僧さんがはじめた保育園 三輪宮子さん“母はね、一緒には寝なかったんですよ、絶対。すごくプロ意識が高いというか。一緒に寝て風邪をうつすとか、熟睡できないとかがあると保育園の仕事に差支えがあるからって、絶対一緒に寝なかったの。”尼僧さんと尼僧学林保育園のできはじめ熊野町に住んでいた頃五感に残る記憶5 犬山戦後の文化サークル活動「白い城の会」 田中一夫さん“兵隊から帰ってくるとね、私は呉の方から帰ってきたもんで、名鉄じゃなしに高山線で乗り換えだもんで、そうすると最初に目に入ってくるのが白い城の壁が見えるわけよ。そしたらポロポロっと私自身もそこで涙ぐんだわけです。汽車の中から。そういう想い出が犬山城にある。”白い城の会のはじまり様々な文化活動―演劇、人形劇、コーラスろうそくを灯しながらの演劇活動娯楽に飢えた時代記憶に残る風景木曽川の河童予科練のこと名もなき風景の声をとどめる   楠本亜紀_______________________________書籍 語りの種 犬山の生活史ー聴く、綴る、編む編著 楠本亜紀(みんなのアーカイブ) 装丁・デザイン・編集 cuu design ヤマダクミコ撮影 南谷洋策 楠本亜紀発行 みんなのアーカイブ/Landschaft Press(私家版)本体 1,500円+税140頁/A5版/右開き
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記事一覧

こどもと大人のてつがくじかん

意味がばらばらに解体される。 今までそうだと思っていたことの違う側面が見えてくる。 こどもと大人がともに考え、聴き、語ることを通じて、新しい世界に踏み出していく冒…

Landschaft
3年前
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校正刷りが届きました

実際に使う紙に印刷してもらって、写真の割付の確認や文字校正を行います。8ページが一枚になって印刷されていて、トンボに沿って切って折って、組み合わせます。片面印刷…

Landschaft
3年前
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こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか?

ラントシャフトの出版第一号『こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか?』の発売日が7月31日に決定しました。 書籍の内容 “みんなのいる意味を感…

Landschaft
3年前
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Landschaftについて

小さな出版社とオルタナティブスペース Landschaft(ラントシャフト)は木曽川の畔、愛知県犬山市を拠点に2020年1月から活動をはじめた小さな出版社と、もう一つの場所のあ…

Landschaft
3年前
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こどもと大人のてつがくじかん

こどもと大人のてつがくじかん

意味がばらばらに解体される。
今までそうだと思っていたことの違う側面が見えてくる。
こどもと大人がともに考え、聴き、語ることを通じて、新しい世界に踏み出していく冒険のみちゆきをとらえたドキュメンタリー。
『こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか?』
ようやく刊行されました。

校正刷りが届きました

校正刷りが届きました

実際に使う紙に印刷してもらって、写真の割付の確認や文字校正を行います。8ページが一枚になって印刷されていて、トンボに沿って切って折って、組み合わせます。片面印刷なので分厚い束の出来上がり。

カバーをとると、表紙には宇宙が広がっています。

できあがるまであともう少し、もう少し。

こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか?

ラントシャフトの出版第一号『こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか?』の発売日が7月31日に決定しました。

書籍の内容
“みんなのいる意味を感じるところ。 新しい世界に踏み出せる場所。”
(小5の参加者の声)

こどもと大人が一緒に対話し、紡いできたてつがくじかん。
愛知と岐阜の県境、悠々と流れる木曽川のほとりにある犬山で生まれた「犬てつ」の、宝物のような3年間のドキュメ

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Landschaftについて

Landschaftについて

小さな出版社とオルタナティブスペース
Landschaft(ラントシャフト)は木曽川の畔、愛知県犬山市を拠点に2020年1月から活動をはじめた小さな出版社と、もう一つの場所のあり方を探ろうとするオルタナティブスペースです。

Landschaftは「地域、風景」を意味するドイツ語です。英語のLandscapeよりも語源が古く、Landscapeがもつ人の視線から発する視覚的な「風景」の意味にもまし

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