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眞葛焼、そして陶を探究していく

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眞葛焼をはじめとして、陶磁器に魅入られた方々の素敵な記事をまとめています。
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#うつわ

「尊敬する人が愛用した茶碗でお茶を戴くと、その人の人生の一部を戴いている、そんな気持ちにもなれる」

「尊敬する人が愛用した茶碗でお茶を戴くと、その人の人生の一部を戴いている、そんな気持ちにもなれる」

                  【インタビュイー】田原陶兵衛さん

秀吉が持ち帰った大陸の技術と、日本の柔らかな土が出会って生まれた萩の茶碗。江戸時代、茶人達に長く愛され、その美意識を体現した器は、今もなお登り窯が並ぶ小さな谷で営々と形づくられている。
400余年に渡りその火を守り続ける窯元の一つ、田原陶兵衛家。13代目となる現当主が大切にしてきた物作りの心とは何か。そして今、萩焼を襲う過去

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伝統を受け継ぎながら新しい作品を生み出す

伝統を受け継ぎながら新しい作品を生み出す

         【インタビュイー】六兵衞窯・八代目 清水六兵衞さん

京都の五条坂に開窯したのが始まりで、250年続く六兵衞窯の八代目清水六兵衞さん。
大学では建築を学び、作品は図面にあわせて正確に土の板を切り、結合させて作られる。焼成によるゆがみやへたりを意図的に造形に取り入れて、造形性を持った器物を中心に作品を生み出す。
作品づくりでは空間を意識しているという清水さんに、作品へのこだわりや今

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