何はともあれ、まず理解
本格的な夏の暑さになってきましたね。
昨日は「夏至」。「陽熱(ようねつ) 至極(しごく)し、又、日の長きのいたりたるをもってなり」(暦便覧)にあるように、一年のうちで最も昼が長い日です。
今日を境に、冬至へ向けて次第に日脚が短くなっていきます。
こんばんは、大野です。
少しずつですが、オンラインではなく、リアルでの研修の機会が増えてきました。
つい先日、日頃から大変お世話になっているMUNI京都様にて「第3回チーム力アップ研修」の機会をいただきました。
久々にメンバーが皆揃ってのリアルでの研修。
チームに必要なメンバーとして、お互いを理解し合い、チーム力アップに必要なコミュニケーションについて理解を深めることができました。
詳細については、また改めて記事にしてお知らせしたいと思います。
「何はともあれ、まず理解」
自分でやればできる。
でも、部下にやらせるとなると、途端に難しさを感じる。
そんなこと、ありませんか?
社内のスタープレーヤーのような社員が、マネジメント職になったら機能しなかった。
実によく見かける光景です。
私たちは、誰しも先輩から仕事の仕方は教わります。
しかし、教え方や育て方を教わる機会がないまま、指導する立場に立たされるのです。
だから、自分が育てられたように部下を育てようとする。
ある意味、当たり前の振る舞いをします。
この時、なぜか多くの人が当然のことを見落としてしまいます。
それは、部下は「自分とは違う」という自明のことです。
先日開催した、ベテラン管理職から新米リーダーまでを対象者とした「指導力向上セミナー」では、参加者からこのような声が挙がっていました。
「しっかり部下を育てたい、でも若手の考えていることが分からない」
「自分の伝えたいことが、きちんと伝わっているのか不安だ」
部下や状況に向き合いたい気持ちはあるものの、どうすれば良いのか分からなくて悩んでおられる方が少なくないようです。
今の若手は、自分たちとは、家庭環境、経済環境、教育方針も大きく異なる中で育ってきています。
前提が異なるのです。
だからこそ、上に立つ者が、様々な視点で自分との違いを認識し、相手を理解する必要があります。
理解しようとする姿勢を持ったうえで、上位者からこまめなコミュニケーション(挨拶に一言加える、名前を呼ぶ等)をとり続ける。
そうした積み重ねの結果、信頼感や安心感を得ることができ、良好な関係性が築けるのです。
つまり、実は大きく何かを変える必要はなく、日頃やっていることにプラスアルファするだけで良いのです。
ちなみに、セミナー参加者の皆さまには、
「若手が何を望んでいるのかがわかった」
「自分にできることがある」
「一度に全部は難しいが、できることから始めようと思う」
など、実際に明日からできることを持ち帰っていただくことができました。
大切なことは、まず相手を理解すること。
その後で自分にできる行動を起こす。
それが、良い変化をもたらす一番の早道なのです。
本日の問い
・最初に相手を理解しようとしていますか?
終わりに
このようなセミナーも企業様のご状況に応じて、柔軟に対応しております。
管理職の指導力に課題を感じていらっしゃる経営者の方、人事担当者の方、ぜひ遠慮なくご相談くださいませ。
https://lala-sunshine.com/contact/
本日のニュースレターはここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
笑顔と感謝で溢れた毎日を!
大野加奈
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