見出し画像

薬機法ライターによる考察(8)DHC ボリュームトップ

こんにちは。薬機法ライターのらはです。

薬機法に抵触しない広告表現のことばかり考えていると、世の中のあらゆる健康食品の広告を素直に受け取れなくて困ります…。

さて、今回はいわゆる育毛サプリをとり上げてみようと思います。DHCの「ボリュームトップ」というサプリです。

「これを飲めば(頭の)トップにボリュームが出るんだろうな」と思わせられる商品名&パッケージですね。

商品紹介ページでは、直接的な「髪の毛」や「頭皮」といったフレーズは使わずに、「“フサフサ・黒々”をサポート」「加齢とともにさびしくなりがちな部分に積極的にアプローチ」などといった表現が使われています。男女の頭の画像があることから、頭のことを指してるんだなあというのは一目瞭然ですが…。

DHCさんの話ではありませんが、健康食品の広告を眺めていると「直接的な部位名を使わなければ何言ってもOK」「注釈付きであれば何言ってもOK」という認識で作ってるんだろうな…と思われるものに出くわすことがあります。たとえば「寂しかったのがすっかりフサフサになりました」とか「このサプリを飲んで、黒々が手に入りました ※あくまで個人の感想です」といったようなもの。何が、とは明言していないものの、前後の流れから髪の毛のことだとわかるだろうし、結果身体の変化を謳っていることになるのでNGなんじゃないかなあ…という認識なんですが、どうなんでしょうか。

だからこそDHCさんも紹介ページでは、あくまで「ハリ・コシ ボリュームにアプローチ」「フサフサ・黒々をめざす」という、身体の変化とは受け取られないような表現にとどめているのではないかと思います。

では、今日のところはこの辺で!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?