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世界の始まりの蓮
宇宙がまだ混沌としていた頃。
原初の水の中。
ヴュシュヌは、大蛇を寝台として眠っていた。
四千ユガの眠りの後、ヴュシュヌは創造の志を起こした。
その意志はハスの形となり、彼の臍(へそ)から成長し、
やがでハスが開花するとそこにブラフマー・・梵天が生じた。
梵天は蓮のうてなに座し、天地万物を造化した。
世界の始まりのその蓮を、世界蓮・・カーロ・パドマと言う。
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蓮は生命発生や世界創生に深い関わりをもつ花。
「生命」「誕生」「生成」「(命を育む)子宮」「魂」
「心」や「宇宙」の象徴とされる。
ユガは宇宙世紀の単位。
四千ユガって、どのくらいの長さなんだろう。
と、神話を読んで遥かの時に思いを馳せた、あの日。
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