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読書メモ Applied Geospatial Data Science with Python: Leverage geospatial data analysis and modeling to find unique solutions to environmental problems

概要地理空間情報のデータ分析に関する広範なトピックを扱った本。ひとつひとつのトピックはかなり浅い扱いだが、知らないことが多く、へーとなる瞬間が多かった。 さまざまなライブラリを紹介しているのが特徴的。GeoPandasってこんなことできたのかー、とかこんなライブラリあるんだーといった学びがあった。 一方で電子書籍版は数式がちゃんと表示されなかった点はちょっと残念。 もうちょっとソースコードを減らして、理論面を増やしてくれた方が好みだけど、初学者がここからたどるにはよさそう。こ

    • 読書メモ 「MOps マーケティングオペレーションの教科書」

      概要マーケティングのプロセス管理とITを切り出し専門家したMOpsについて紹介する本。序盤が非常にどうでもいい内容だったが中盤から、組織内でのマーケティングプロセス管理をイメージできる話がつづき、そこはちょっとおもしろかった。ただ、30ページぐらいですむような話を引き延ばしている感があり、おすすめはできない。 読書メモマーケティングでの施策管理をチケット管理している。また、施策を実施する際は、フォームなどで施策概要のフォーマットを埋め、上司承認をとる。このフォーマットで試作

      • 読書メモ 「確率思考の戦略論」

        概要 USJでのマーケティングで有名な森岡さんと今西さんのマーケティング本。 今西さんの需要予測パートが具体的でおもしろかった。新製品の需要予測という無理っぽい問題に対して、どのようにデータを収集し、判断を下すかというのが細かく書かれており参考になった。 森岡さんパートも冗長に感じるものの、エッセイとしてもおもしろくさくっと読める一冊。 読書メモ市場構造の本質 消費者の好み(プレファレンス)は主にブランドエクイティー、価格、製品パフォーマンスの3つで決まる。 確率分布に

        • 読書メモ 「データ・ドリブン・マーケティング: 最低限知っておくべき15の指標」

          読んだ目的と概要マーケティングのイメージアップがしたくて読んだ。 本書のメッセージは一貫して明解で、測定して改善しろを色々な形で言っている感じなのだが、持ってくる具体例が良くて楽しく読めた。 最初の課題提示が秀逸で、日々のマーケティングの悩みを良く表現できているので、熱心に読むことができた。 小さい成功事例を作れ、といったメッセージも繰り返し述べられており、筆者にとって重要な事項が伝わりやすい良い本。 読書メモマーケティング格差 ベストバイにおいて、消費者セグメントを抽出

        読書メモ Applied Geospatial Data Science with Python: Leverage geospatial data analysis and modeling to find unique solutions to environmental problems

        • 読書メモ 「MOps マーケティングオペレーションの教科書」

        • 読書メモ 「確率思考の戦略論」

        • 読書メモ 「データ・ドリブン・マーケティング: 最低限知っておくべき15の指標」

          読書メモ 「グロービズ MBA マーケティング」

          読書目的と書籍概要マーケティングの基礎を知りたいということで読んだ。 マーケティングまわりの流れと用語の概要が触れられており、マーケティングチームの資料を読んだり会話するにはいい資料になりそう。そのまま実施するにはちょっと浅く広くすぎる感がある。 読書メモマーケティングの意義とプロセス 以下の流れを説明している。 環境分析 マーケティング課題の特定 セグメンテーション・ターゲティング ポジショニング マーケティングミックス 実行計画の策定 マーケティング課題

          読書メモ 「グロービズ MBA マーケティング」

          読書メモ 「デジタルマーケティングの教科書」

          概要 従来のマーケティングを軸として、デジタルマーケティングとは何かを論じている。従来のマーケティングをまったく知らなかったので大変参考になった。マーケティングが「環境分析」「戦略立案」「戦略実行」「戦略管理」のプロセスを踏み、その中にSWOT分析等が含まれるとか。新人研修でフレームワークを習ったが全く身につかなかったので、こういう流れの中で説明してくれていてよい。 作者の思想はちょっと強めで、少し多めに含まれる未来予想はそこまで腑に落ちない(ただ、大胆な未来予想を描くのが

          読書メモ 「デジタルマーケティングの教科書」

          読書メモ 「プログラマー脳 ~優れたプログラマーになるための認知科学に基づくアプローチ」

          概要プログラミングのさまざまなプロセスの認知科学にもとづいた良いやり方を模索する本。重量級リーダブルコードという感じ。 切り口がかなり斬新。わかりやすいのは、フラッシュカードで曖昧な文法や関数を覚えることで、割り込みを減らそうという提案。また、オンボーディングでは、改修よりも新機能理解のためのドキュメンテーションをやらせる方が身につく、とかもある。 提案は斬新なものの、根拠となる論文を積み上げているため納得感がある。めんどうすぎてやらないよ、というものもあるが取り入れたい考え

          読書メモ 「プログラマー脳 ~優れたプログラマーになるための認知科学に基づくアプローチ」

          読書メモ 「ビジネスダッシュボード 設計・実装ガイド」

          読んだ目的ダッシュボードを作る業務に携わっているが、メンバーによってダッシュボードの品質が大きく異なると感じる。よい本を使ってダッシュボードのプロセスを標準化し、品質の底上げを行いたい。 書籍の概要使われるダッシュボードを作るためのプロセスを丁寧に述べた書籍。ダッシュボードの受託開発を生業にしているだけあり、各プロセスが明確に定義されており、成果物のドキュメントがはっきりしている。SIerっぽい空気感がある。 特に力を入れている事項として、要件定義の重要性や、運用の重要性に

          読書メモ 「ビジネスダッシュボード 設計・実装ガイド」

          読書メモ 「エンジニアのためのマネジメント入門」

          読んだ目的マネジメント領域の業務が増えてきたが、体系だててマネジメントを学んでいないため、もっと良いやり方を知りたい。 書籍の概要マネジメントの各領域について、基礎知識を紹介していた。 対話 (コーチングやメンタリングなど) チーム (リーダーシップのタイプや良いチームの条件) 組織 (組織構造と特性) 戦略 (戦略策定と目標管理) 人材 (採用と評価) 技術戦略 セルフマネジメント 各章、手短にまとめられており、基礎知識を効率よく得ることができた。自分の明

          読書メモ 「エンジニアのためのマネジメント入門」