読書メモ 「MOps マーケティングオペレーションの教科書」

概要

マーケティングのプロセス管理とITを切り出し専門家したMOpsについて紹介する本。序盤が非常にどうでもいい内容だったが中盤から、組織内でのマーケティングプロセス管理をイメージできる話がつづき、そこはちょっとおもしろかった。ただ、30ページぐらいですむような話を引き延ばしている感があり、おすすめはできない。

読書メモ

マーケティングでの施策管理をチケット管理している。また、施策を実施する際は、フォームなどで施策概要のフォーマットを埋め、上司承認をとる。このフォーマットで試作に統一感をもたせることで、のちの分析を円滑にする。フォームの内容をMOpsがチェックし、過去の似た施策から得たベストプラクティスをフィードバックする。
チケット管理でタスクを管理することで工数実績等をためる。

マーケティングの計画は緻密に立てる。目標に従って必要なリード数などを求め、その計画を立てる。最低でも半年先、もしくは1年先までのマーケティングカレンダーが決まっているべき。

ターゲット層の分析では、SPEEDAやuSonarなどのツールを使えばターゲット層の大きさを把握できる。
競合分析ではSemrushやAhrefsを使うと、競合の広告出稿状況など観測できる。
サードパーティーインテントデータを使うと、自社のウェブサイトにたどり着いていない顧客の関心を持つトピックがわかる。BomboraとかIntentData.ioがあるらしい。(B2Bの購買データをもっているっぽい)。日本だとユーザベース社のFORCASがある。

顧客獲得は顧客の段階を管理していく。MQL(Marketing Qualified Lead)はマーケターと営業の間で定めた基準をクリアした有望なリード、らしい。このような段階を定めるのはよさそう。リードがMQLであったことはインサイドセールスが判定する。インサイドセールスはセールス側の組織で受け渡しに責任をもつ。
MQLは定義を明確にすべき。顧客属性や顧客の客観的行動で判定基準を作る。基準は営業と合意して決めること。

顧客獲得はいろいろなチャネルがある。新たなマーケットへ挑戦する場合は、序盤はフロー型、徐々にストック型の施策に移行する。


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