新卒で就活をするあなたと、転職を考えている君へ。

社会人になって、社外の友達から転職相談を受けることが多い。
「そろそろ転職をしようと思うんだけど・・」

うんうん、と聞きながら、
こうしたらいいんじゃないなんてお節介にもアドバイスなんてしながら
「あれ？これって新卒の就職活動と似ているな？」と思う。

そう、就職活動も転職活動も結局全部一緒なのだ。

すごくシンプルにすると、自分の人生をどう行きたいかを考えて、そのための箱（ = 会社 ）を選んでいく。自分の人生を考えた末に、箱を選ばずに自分で箱を作る方がいいなと思うな、と思うならその道を選ぶのも自由だ。
大切なのは「自分はどういう人生にしたいのか」を先に考えるということ。
会社のために人生があるわけでも、友達や自分の両親のために人生があるわけでもない。

親がここに行ったらいいというからとか、ここに行った方が友達からかっこいいと思われそうとか、そんなことはマジで関係ないのだ、と社会人になって強く思う。本当にマジで関係ないのだ。（大事なことなので二回言いました。）

だって、良くも悪くも人間関係は変わっていく。
大学時代に付き合っていた友人とだけ付き合っていくわけではないし（逆に大学時代までにあまり関わりがなかった人と急に仲良くなったりすることもあるからこれまた面白い）、両親が自分の人生を決め続けてくれるわけでもない。
自分の人生は結局、自分で責任を取るしかない。

大企業に行った方が安定するとか、ベンチャーに行った方が成長ができるとか、そんなことはなくて、大企業に行こうがベンチャーに行こうが安定するときはするし、成長するときはする。っていうか、会社に頼るな。自分で掴め。そして、大企業なんてものもベンチャーなんてものも、一般的な定義などない。

結局、どこに入るかなんてさほど重要じゃなくて
「なぜそこに意思決定をしたのか」の方が数百億倍大事なのだ。
自分がどういう人生を選びたくてそこを選択したのか、その自分なりの解の方がよほど尊い。

だから、自分の人生を考えた結果、「自分はやっぱり周りからかっこいいと思われる会社に入ることが大事だな」と思って会社を選ぶのであれば、それはその人にとっては正解になるのだろう。

新卒の就活の時にここをしっかりと考えきっている人は、就職した後もいきいきと働いている印象を覚えるし、転職するとしても自分で意思を持って外の環境を選んでいるように思う。

逆に、転職で「どうしよう・・」と悩んでいる人は、就活時代にここにしっかり向き合えずに就活を終えてしまったのだろうと思う。
何かを始めるのに遅すぎることはないので、「考えきれてなかったな」と思うのなら今からしっかり考えればいいんじゃないと思う。

偉そうなことを言ってみましたが、要するに新卒も既卒も同じような枠組みだと思うし、新卒でどれだけ会社選び（引いては自分の人生の選択）にきちんと向き合えるかは今後の人生を大きく左右するので、これを読んでいる就活生のみなさまには逃げずに自分に向き合うことをオススメします。