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物書きと物読みは無駄ではない この時代に本を読む人へ

小説なんてものは書いても意味がない

まぁ、これに続いては今の時代に文章を書いても読まれないのだから意味はない
私は前にやっていたのだけどまったく読まれなかったからすぐに辞めてしまったよ、損切りも大事な人生の時間を守るために必要なことだからちゃんと自分のことを考えたほうがいいのでない?

「大きなお世話だ」 これが『僕』の心のなかの声であり、目の前の人間に対して漏らしてしまった言葉でもある。つまりは心の中で留まっていないのである、……まぁ、非常に申し訳ないという気持ちは微塵にも感じてはいる
まぁ、『僕』のためにと言ってくれた言葉なのだから

言葉を漏らした相手は『僕』よりも10歳少し歳上の人であり、まぁ歳上であるからしてはそれなりのお仕事をされてはいるのでしょう
しかし、いきなり否定から入る人間に『僕』は優しくはないのです。

まずはこころの声を漏らしてしまった相手の発言に対する『僕』の「大きなお世話だ」のあとに続く言葉を書き綴ってみたいと思うのです。

小説なんて書いても意味がないと言われましたが、『僕』の趣味の話なのでいちいち人様には関係のない文章を書くことが趣味なのです。
『僕』は言葉を本で読んだりしたり自分の考え、頭の中にあるものを言葉にして落とし込み書き留めることが好きなのです。
このときに微妙なそのニュアンスを捉えきれないときのストレスはありますが、良いストレスですから気にはしていません。
またその言葉を探すのも『僕』の楽しみのひとつでもあるのです。

幸いにも書き物の仕事をさせていただくことがございます。

上記のように書くことが好きな人間にとっては幸せなことであるなぁと思っています。文章を書いても読まれないというのはこの心の声を漏らしてしまった相手の問題に過ぎないのではないかと思うのです。

『僕』の場合は幸いにもこの頭の中の文章を書き綴ったものをnoteに書いてみれば一日に100人くらいは最低でも見てもらえますし、多ければ1000人を超えるのです。
この差はどうできるかはさておき、文章を読まない人が多いというのは主語が何として考えているのかはつっこんで聞きませんでしたが横暴なものだなと感じたものです。

このnoteに目を通していただいている方々のように少しは文章を読むということをする人たちを信じてもいいのではないかと思うのです。
これは書き手として立っている人間にしかわからない感覚かもしれません。

誰にでも評価されるような文章を書いてやろう、いい文章を書いてやろう
そりゃ書ければいいのですがこれがなかなか難しいものです。

そんなものを念頭において万年筆を握っても何も書き出せなくなってしまうのではないかと思っています。

しかし、こういうことを伝えたいという読者をひとり想像して書き出してみるとそうでもないのです。
そんな気負って書いては書けるものも書けませんから……

小説なんていうものは、いや本というものはたしかにこの御時世のエンタメとしては時代として優しくないかもしれません。
しかし、それはコスパ、タイパというものを人間の行動原理の最たるものとしての考えが土台としてあってのものではないでしょうか

動画でいいじゃないかという人もいますが、本を読んだ方が文字を自分で読み進めることができるため早く「情報を得ることだって」できるのですから
それに他人が本に引くラインとあなたが引くラインは異なるかもしれません。
自分に必要な言葉を自分で探すことができるのも本のいいところなのですから

また、要約された誰もが得やすい情報、知識に何の意味があるのでしょうか

それを得たからといって知識に転換するための方法は持ち合わせているのでしょうか。タイパ、コスパが最大化された効率のよい情報から何を得ようというのでしょうか。均質化されたものに価値がないことは誰もが知っていることではないでしょうか。
そんなものを自分の周りに置いていったときにあなたの人生には何が残るのでしょうか?
その人生の意味すら考えるのにコスパ、タイパを意識した知識と言葉しか持ち合わせていないときにあなたは答えを出すことができるのでしょうか

好きなことに夢中になれる
人からくだらない、意味がないと言われもずっと向き合えるもの
それはとても大事なものであります
他人は所詮他人ですからどうぞお気になさらず
この他人には親や兄弟、友達、先生も含まれています
他人に理解されるためだけに生きる時間というものはなんとも侘しいものですから

人生は儚く、人生はすべからく短い しかし、それに気づくことができるのは先がないことに気づいたときだけであります
どうぞ、ご自身の人生を大切に

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