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結果的にうそつきとなる正直者の部下を持ったらどうするか

嘘偽りのない澄んだ目で
もう二度と遅刻しません!と言い切り、
次の日遅刻する人がいたとします。
こういう人は嘘発見器にかけても引っかかりません。なぜならその「瞬間」は本気だからです。

そして失敗はまた繰り返されます。

そのような人は私生活ではたいてい裏表のない良い人であり良き隣人であることが多いです。

問題はその瞬間本気になったとしても、解決する手段が考えられず、実行に移せないことにあります。「気をつける」だけで行動しないからまた繰り返すのです。
あいつはいくら言っても良くならない。言っても無駄、あんなやつ要らない、辞めさせろ。
その人の取り巻く環境は、次第に針のむしろになっていきます。しまいには心の病になってしまうかもしれません。

我々民間企業は、たとえそういう人がいたとしても、成果を出して食って行かなければ滅びてしまいます。

遅刻を居眠りや仕事の失敗に置き換えても良いです。

では我々管理職はどうするか?

問題は、結果であって人ではない。
人と一緒に、寄り添って、問題に相対するイメージを共有する。
今よりマシになる方法を「一緒に」考える。
一緒に考えたことを人が行動する。
結果を省みる。
良くなったら一緒に笑う。
だめならもっとマシになる方法を一緒に考える。

こうして一歩ずつ進んで行けば
少なくとも前よりはマシになっていきます。

怒鳴ったって叱ったって罰を与えたって、当人が解決する手段をイメージできないなら同じことです。
むしろ萎縮して前より悪くなってしまうかもしれません。

誰しも灯台下暗し。自分だけでは気づかないことって意外と多いものです。
役職などの上下の立場関係なく支えあえれば良いですね。

そうして次の世代へ継がれていけば。


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