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BOOK MARKET 2024

少し前の週末。浅草の近くに位置する東京都立産業貿易センター台東館で開催された、本好きのための本の夏祭り「BOOK MARKET 2024」に行ってきたのよ。初参戦。昨年、紙博にボランティアとして参加した時もこの貿易センターだったので、ほぼ1年ぶりの再会。BOOK MARKETはフロア半分のスペースを使っているので、紙博の規模(ワンフロア3階ぶんくらい)よりこじんまりしているけど、私にはこれくらいがちょうどいい。

過去最大の74社さんが出展しており、本はもちろん、雑貨に野菜にリトルプレスに…みっちりびっしり。蔵前のFrobergue、暮らしの手帖社、天然生活編集部、書肆スーベニア、Readin' Writin' BOOKSTORE、夏葉社、G.B. そしてこのBOOK MARKETを主催しているアノニマ・スタジオなどなどなど。

ピンと来る本屋、出版社、作品との出会いを大切に、会場中を見て回る。言葉を交わしたり、推し本を力説してもらったり、気になったことを質問をしてみたり。みんな、目がキラキラしている。私はその前日に、悩みや心配や不安が止まらなくて、泣いて泣いて泣きまくっていてね、精神的にベストな状態ではなかったから、余計になんか、いいな、羨ましいな、私もキラキラしたい、といつの間にか指くわえてた。がんばれ、自分。肩の力、もうちょっと抜きなはれ。


一番初めに手に取ったのは、フィルムアート社「US ムービーホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド」(グッチーズ・フリースクール=編著)。本の大きさといい、ひねりの効いたイラストといい、1冊に詰められすぎだよという情報量の多さといい、ズキューン。好きです、付き合って下さい、のレベル。表紙も内容も自分好みの雑誌にたまたま出会った時みたいに嬉しい。1週間は安泰だ。

この作品は2020年に出版されているのだけど、「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト」という2024年に出た、女性たちと映画をめぐるガイドブックもあって、すごく気になってる。

家に帰って来て、本棚を眺めてたら、フィルムアート社の本がいっぱい並んでることに気づいた。高校生の頃、演劇や映画について詳しくなりたくて、本屋さんに行く機会があると、そういう関連ばかり漁ってたからかな。


アノニマ・スタジオの出展のところでは、小津夜景「ロゴスと巻貝」が積み上げてあり、すいーtご吸い寄せられる。美しい。noteで読んでいる人を見かけてからというもの、ずっと欲しいなと思ってた。

私がゲットしたのは「ロゴスと巻貝」のエシカルブックバージョン。(カタカナいっぱい)

アノニマ・スタジオの〈エシカルブック〉とは・・・
流通の過程でキズがついてしまったり、カバーがない本など、少しワケがあるけれど、読者のみなさまとの出逢いを待っている本たちのことです。

本との出会いは一期一会。だから、愛おしい。


百万年書房のブースでは、堀静香「せいいっぱいの悪口」を。これまたnoteで見かけてから、気になっていた1冊。(でも、気になり始めてから、多分、1年くらい経ってる。ながいよ、さすがに)

「せいいっぱいの悪口」。ひらがなを使いこなせるセンスを私にも下さい。


最後には、汀書房で「野球曇」を購入。いいですねぇ、私。染まってますねぇ、野球に。(誰ですか。あぁ、だめだ、暑すぎて、頭まわらない)

いや、でもね、野球は本当におもしろい。スポーツに興味を一切持ってこなかった私だけど、もう、とりこです。最近は、野球の方面から、英語を勉強し直している。好きなものと好きなものの融合。知らないことがまだまだいっぱい。


可能性と出逢いに溢れていたBOOK MARKET。私が好きなこと、昔からの憧れ、私の癖、性格。忘れていたことを思い出させてくれた。これを糧にして、また前を向いて、人生を楽しむ。

あ、そうそう。BOOK MAKET 2025は、来年7月19日と20日に開催するみたいですよ。本好きの方!一度は是非。

500円以上の商品を3点購入でもらえるエコバッグ。
かわいいのう。
偶然にも、着て行った服と同じ色合い。
(アノニマ・スタジオの方に褒められて、
泣きそうになった。
ありがとうございました。)

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