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岩手のLAC遠野で、忘れられない“出会う旅”をしてきました。

こんにちは。日本全国を旅してまわっている、ちぇりーです。

最近、観光地を巡るだけの旅に飽きてしまったのですが、ふと風の噂で「拠点に滞在しながら現地の人と交流したり、一緒に何かを創ったりできるサービスがある」と耳にしました。

それが、LivingAnywhere Commons(以下LAC)です。

月額2.5万円で日本各地にある活動拠点に宿泊することができ、現地メンバーや地域の方とも繋がることができるサービスとのこと。

そんなLACを利用し、今までとは一味違う旅をしてきたのでレポートしたいと思います!

やってきたのは岩手県遠野市!初めての東北旅です。

四国からの長旅でしたが、遠野に着く直前の車窓からの風景が美しいこと~。

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これからの出会いに心躍らせながら電車を降りました。

岩手県遠野市は、四方を山に囲まれた、田園風景が広がる自然豊かな街。遠野の昔話や言い伝えを集めた柳田國男の『遠野物語』で全国的に知名度が高く、今でも多くの民話が語り伝えられています。昔ながらの暮らしや文化が色濃く残っていることから、「永遠の日本のふるさと」とも言われ、日本の原風景が残る集落もあります。

LAC遠野の拠点は、JR遠野駅から歩いて約5分、田園風景からは少し離れた商店街の中にありました。

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コミュニティスペースとレジデンススペースを兼ね備えた『小上がりと裏庭と道具 U』、カフェ兼コワーキングスペースとして利用できる『Commons Space』の2施設があります。

それでは、詳しく拠点を紹介していきましょう!

コミュニティスペースとレジデンススペース 『小上がりと裏庭と道具 U』

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小上がりと裏庭と道具 U』の1階は、誰でも自由に使うことができるコミュニティスペースです。「次世代公民館」として、地域の子どもたちやお年寄りにも開かれている場所です。

私が滞在中にも、中学生の男の子たちがゲームやパソコンをしたり、女の子たちがおしゃべりしたりしに来ている姿を見ました。

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本やおもちゃ、ギター、パソコンも置いていて自由に使用することができます。ドライバーやドリル、丸ノコなどの道具も揃っており、物を作ることもできるそう。ここに来ると何でもできちゃう!という感じですね。

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2階は、レジデンススペースです。

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LAC会員の方はここに宿泊することになります。部屋はセミダブルの部屋が2室と、ツインの部屋が1室。全部で3室あります。

私はセミダブルの部屋に泊まらせていただきました。

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個室で、ベッドも広くて快適~!

この部屋には机もあるので、仕事をしたい方もWi-Fiを繋いで集中して作業することができます。鍵つきの部屋なので、セキュリテイ面も安心です。

共有リビングルームはこんな感じ。

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キッチン、冷蔵庫、電子レンジなども自由に利用できます。食器もたくさんありました。

洗面所、お風呂もとても綺麗です。シャンプー、リンス、ボディソープは備え付けがありますよ。

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滞在中は満室でしたが、私を入れて3人だったので特に時間帯が重なることもなく、自分のペースで過ごすことが出来ました。

(ちなみに、同時期に滞在していたお二人とは、一緒にご飯を食べに行って、いろんな話で盛り上がってとても楽しい時間を過ごしました!)

洗濯は別の建物になりますが、スタッフの方に言えば、洗濯機200円、乾燥機100円で使わせてもらえます。

これだけ整っているので、何日でも気持ちよく滞在することができますよ!

カフェ兼コワーキングスペース 『Commons Space』

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『小上がりと裏庭と道具 U』の隣にあるのが、『Commons Space』。

岩手県の食材を活かした料理が食べられる、落ち着いたカフェです。宿泊している場所の隣にカフェがあるなんて最高!と初日からランチに行きました。

注文したのは、「季節のサンドイッチ(秋)」と「なすと玉ねぎのポタージュ」。

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サンドイッチには、南瓜とクミンのサラダ、焼きピーマンのバルサミコマリネ、遠野産亜麻豚のタイムマリネ、スライス塩たまねぎが挟まれていました。こんなにいろいろ入った美味しいサンドイッチを食べるのは初めてだったかも。どちらも優しいホッとする味で、ゆっくりと食事を楽しむことができました。

『Commons Space』は無料Wi-Fiが完備されており、電源もあって、コワーキングスペースとして利用することもできます。お洒落な空間で、仕事が捗ること間違いなしです!

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また、遠野でつくられた様々なグッズも販売されています。あまり目にすることのない、面白い商品が並んでいましたよ。

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一通り拠点を見てきたところで、次は滞在中に参加させていただいた『つくる大学』について紹介したいと思います。

誰でも先生、誰でも生徒に。それぞれのスキルに挑戦する場『つくる大学』

つくる大学とは…
講師・学生がともに教え、学び合うインタラクティブスクール(双方向の学びの場)です。様々なカテゴリの講座、サークル活動やイベントを開催します。
つくる大学での学びや交流を通して、所属や地域の垣根を越えた出会いが生まれ、人それぞれのスキルや特性が発揮される場づくりを目指します。 (つくる大学公式noteより)

つくる大学のキャンパスがLAC遠野拠点で、ほとんどの講座やワークショップは、『小上がりと裏庭と道具 U』で開講されています。

しかし今回は、LAC遠野の事務局の方々が遠野市立遠野小学校に出張講座に行くということで、一緒に同行させていただきました。

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遠野小学校には、全校生徒で「遠野の里の物語」という1つの舞台をつくる、表現活動の授業があります。高岡良樹という方が、柳田邦夫の「遠野物語」をイメージして昭和55年に作った「歌物語"遠野物語"」の曲が元になっており、学習発表会はなんと今年で39回目を迎えるそうです。

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発表会に向けて、全校生徒一丸となって練習を重ねる中での今回の講座。毎年同じストーリーだけど、自分たちの表現で、自分たちだからできる「遠野の里の物語」をつくってほしい。
そのためには物語に登場する人たちの気持ちを考え、理解することが必要で、今回はそれを高学年生と一緒に勉強する講座でした。

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私も遠野物語の内容は全く知らなかったので、一緒に講座を受けさせていただけて、物語の一部を理解することができました。遠野を旅する上では欠かせない遠野物語を、小学生たちと一緒に学び、考えるなんて、普通の旅じゃできませんよね。

子どもたちへの教育、文化の継承、地域での仕事…という面でも、とても勉強になる講座でした。

つくる大学では他にも様々な講座が開講されています。詳しくはこちらから。

https://note.com/tsukuru_univ

ふるさと観光ガイドでもあるLAC遠野チーフマネージャーの多田さんに聞いたオススメスポット

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LAC遠野チーフマネージャーの多田さんはふるさと観光ガイドもされている方です。限りある日程で出来る限り満喫しようと思うと、地元ガイドさんにオススメを聞くのが一番ですよね!「遠野に来たなら、ここはマストで!」というオススメスポットを教えていただきました。

①遠野の暮らしを学ぶなら『遠野市立博物館

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遠野の歴史や文化、風土にフォーカスした日本初の民俗専門博物館。「遠野物語が生まれた背景や、遠野の全体を知るのに一番良い場所」ということだったので、私も遠野を知るために行ってきました!

10年前にリニューアルしたらしく、まだ新しい感じがしました。最初のシアタールームでは、ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるがつくったアニメーション「水木しげるの遠野物語」を楽しめます。「町」「里」「山」それぞれの独自の文化を紹介した展示室は、とても見ごたえがありました。

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遠野の成り立ちから始まり、遠野の衣食住、生業、祭り、信仰など、遠野の暮らしの姿を垣間見ることができました。

気づけばあっという間に3時間。大昔の、イメージでしか掴めない暮らしではなく、今自分がいる場所の、ここの人たちの暮らしを紹介している博物館だからこその面白さがありました。こんなに興味を持って見れる博物館は今まであった?と思うくらい好奇心がくすぐられる展示でした。

②ホップの聖地遠野のクラフトビールを楽しむなら『遠野醸造

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遠野は、ビールの苦みや香りの原料「ホップ」の栽培面積が日本一の街。遠野醸造は、ここでしかつくれないビールをつくり、発信し、ビールによる町づくりでも注目を浴びているとか。

しかし一大産地である遠野も、ホップ農家は年々減少しているという危機に直面していたそうです。この課題をなんとかしよう立ち上がったのは、もともと醸造に関わりがなかった人たち。多田さんも「ローカルベンチャーで2年目で起業してお店を出していて、本当にすごいスピード感。働いている人たちもパワフルで面白い。」と仰っていました。

私は残念ながらビールが飲めないのですが、なんだかんだ滞在期間中に2回もお邪魔しました(笑)。ノンアルコールですがホップトニック、遠野のおつまみの新定番という、ししとうの仲間のパドロンを一緒に注文しました。

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パドロンは最近人気沸騰中でなかなか置いている場所がないそうですよ!お料理もとても美味しかったです。

ビールの感想をお伝えできず申し訳ないのですが、みなさん、ぜひ飲みに来てここだけの味をお楽しみください(笑)!

③遠野の郷土料理を食べるなら『伝承園

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遠野の郷土料理の定番といえば、ひっつみ。小麦粉をこねて薄く伸ばしたものをちぎり、野菜と一緒にだしで煮込んだ料理です。「商店街でも食べられるお店はありますが、ぜひ食べてほしいのが伝承園のひっつみ」と多田さん。コクのある鶏ガラスープが美味しいのだそう。

伝承園は、曲がり家、水車、養蚕、昔話など遠野の生活文化を伝える施設です。

LAC遠野の拠点からは自転車で30分ほどの場所にあります。遠野駅前の「旅の蔵遠野(遠野市観光交流センター)」で電動自転車がレンタルできるので、それを利用するのがベターだと思います。

多田さんがされている遠野ふるさと観光ガイドは、土日にワンコインガイドと言って、500円で街中を案内するツアーもしているそうです。

遠野物語は読んだことない人がほとんど。何が面白いかというと、架空の話ではなく、今行こうと思っても辿れるような物語の舞台があること。一見ただの石とか、ただの川に見えるかもしれないけど、そこに物語があるから面白くて、ガイドとしてその面白さを伝えたいです。」と多田さん。

ガイドさんと一緒に回ると、見えてこなかった遠野を再発見できそうですよね!

忘れられない旅、私はまた遠野に戻って来る

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当初5日間滞在の予定でしたが、延長して8日間も滞在してしまいました。もっともっと遠野を知りたくなって、8日間いても足りなかったくらいです(笑)。

文化や歴史を大切に語り継ぐ遠野の地域性、ローカルベンチャーで地域を盛り上げようと新しいプロジェクトをガンガンつくっている若い人たち、商店街の美味しいお店や田園風景広がる景観、本当に魅力ばかりの街でした。

このレポートだけでは伝えきれない部分があるので、このあと掲載予定のLAC遠野のチーフマネージャー多田さんへのインタビュー記事もぜひ読んでみてくださいね。

一人でふら~っと回るだけでは全然違う旅だっただろうな~。LAC遠野を利用したからこそ、図らずも面白い人や場所に出会う8日間を過ごせたのだと思います。ここで出会った人たちが大好きになったので、私はまた遠野に会いに行くことでしょう。これまでにない新しい旅、忘れられない旅になりました。

ザ・観光地ではない、ローカルな旅をしたい人、現地の人と「出会う旅」をしたい人に、自信を持ってLAC遠野をオススメします!


《ライター・知恵里(ちぇりー)


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