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初心者のビジネスパーソンがファイナンスを学ぶのにおすすめ本4冊

ファイナンスとは何でしょうか?一言で表すと「企業の価値を最大化するために行う活動」です。

過去の利益を扱う「会計」と比較されることが多い。ファイナンスは「未来」を扱います。

個の時代となったいま、じつはファイナンスの重要度が増しています。なぜならファイナンスはビジネスを長期的に考える視点が身に付くから

VUCAと呼ばれる「決まった正解のない時代」を生きるビジネスパーソンにとってファイナンス思考は武器になります。

というのも、Twitterトレンド2022によれば、お金・ファイナンスの話に関する“会話・発信”が前年比で220%増えています。

いわばSNS時代こそファイナンス思考が効いてきます。

今回は、初学者のビジネスパーソンが手始めに読みたいファイナンスが学べる4冊をご紹介します。

📚ファイナンスそもそもの理解を深める
📚個の時代に活かす方法論を学べる

前置きが長くなりました。さっそくまいりましょう!

①私はいくら? |野口真人

本書はファイナンスの思考を使って、ビジネスにおける「必要とされる人」について解説する一冊。

本書の主張は「これからの時代はファイナンスの視点に基づいて自分を磨き、価値の高い人材になるべき」です。

中長期的に企業価値を高める評価手法であるファイナンス。

じつは不確実性の高い現代では企業だけでなく"私たちがサバイブするため"にも大事なスキルなのです。

まず本書からファイナンスの思考・考え方の基礎を学びましょう。

②ファイナンス思考|朝倉祐介

上場企業に勤め人の方へ。

目先の売上や利益を重要視するPL脳に違和感を覚えませんか?

本書のユニークさはPL脳の対の存在としてファイナンス思考(中長期で企業価値を最大化させる考え方)を置くところ

目線を変えて眺めると、会社でのすべての業務はファイナンスに紐づいているとわかります。

読み終わると、景色が変わるかもしれません。ちなみに本書はAudibleでも聴けます。

③実況!ビジネス力養成講義ファイナンス|石野雄一

会計とファイナンスの違いがわかったら実例を知った方が知識がいい。

著者はあの『ざっくり分かるファイナンス』の石野雄一氏。

本書は、講義形式で学びやすく演習問題付き。なによりGAFAや日系大手企業の実例が豊富です。

著者も元々はファイナンスが苦手。ゆえに初学者のビジネスパーソンに目配せが効いた一冊。

④会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語|田中靖浩

本書はいってみれば「会計」の本です。ですが、歴史をなぞる流れでファイナンスが登場します。

イギリス・アメリカ・グローバル時代となり「決算書を読む会計」→「未来を描くファイナンス」への流れ

というのも、ファイナンスってここ数十年のお話なんですね。

ファイナンス思考の重要性がダイレクトに出た実例は、ビートルズの楽曲権利のエピソード。オノ・ヨーコさんが出てきます。

このように本書はエンターテインメント性が通底しています。学べるのに読んで面白い、間違いなく名著です。

まとめ:おすすめ本からファイナンスを楽しく学ぼう!

今回は、以下の4冊を紹介しました。

①私はいくら? |野口真人
②ファイナンス思考|朝倉祐介
③実況!ビジネス力養成講義ファイナンス|石野雄一
④会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語|田中靖浩

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それではよい一日を!

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