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『書く仕事がしたい』で気がつけた、料理の可能性と面白さ @yukie_toasty422

みなさま、おはようございます。
ラブソルの福利厚生的存在である「ラブソルご飯」を作っている、通称「マカナイスト」ゆきえです。

ラブソルnoteには、久々の登場です。

普段、読書はしているものの、アウトプットする機会を特に設けていません。

ただ読んで終わりにするより、アウトプットした方が良い。わかっているのに、一人だとつい後回しになってしまいます。

今回はちょうど良い機会だと思い、参加させてもらいました。

今週のラブソルnoteは、テーマウィーク。佐藤友美さん(以下:さとゆみさん)の新刊『書く仕事がしたい』を読んで思ったことを各自綴っていきます。

さとゆみさんの新刊は、書くことに限らず、働く人には必ず響く箇所があります。響く箇所を挙げだすと、多すぎてキリがないくらいです。

その中から、今回選んだのは、

「面白い」文章を書くための切り口の作り方ー視点と視座

この箇所を読んで、感じたことを書いてみます。

原稿も料理も「面白い」の数は、組み合わせ次第

視点と視座、どちらかまたは両方が面白ければ、面白い原稿になるのではないか。

そして、視点と視座の数だけものの見方が生まれるのであれば、いろんなパターンの切り口を作れるのではないか。

といった、さとゆみさんによる仮説が出てきます。

ここでいう「視点」と「視座」とは、以下の通りです。

視点:ものごとの「どこを見るか」
視座:ものごとを「どこから見るか」

なるほど。確かに「どこを見るか」や「どこから見るか」で同じものごとでも、様々な見方を知ることができ、その数だけ面白さが楽しめそうです。

組み合わせ次第というのは、料理にも言えると思います。

ある食材を調理するとき、焼く、煮る、蒸す、茹でる、揚げる、炒める、そのままなど、複数の調理方法があります。

ここで、食材をどう調理するかを「視点」とします。

例えば、卵。
焼くのか、茹でるのか、炒めるのかで随分印象が変わります。

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しかも、同じ焼くでも卵を溶いてから焼くのか、そのまま焼くのか、調理過程次第でも料理の印象が大きく違ってきます

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次に、調味料を「視座」と考えてみましょう。

調味料の組み合わせによって、同じ料理のように見えて味わいが違った料理になることもしばしば。

例えば、鳥手羽の梅酢煮と言っても、梅干しと穀物酢を使うのか、梅干しを作った際にできる梅酢を使うのかで仕上がりが違ってきます。

それ以外にも、砂糖をどれくらい入れるのか、みりんを入れるのかなどでも味が変わります。

視点としては、同じ「煮る」であるにも関わらず、好みの分かれる可能性があるくらい「視座」によって味が変わります。

料理という日常的なことを通じて、多様な組み合わせによる、多くの美味しさ(文章でいう面白さ)が生み出されることを、みなさんすでに体感しているのです。

同じものなようで、同じではない

ラブソルご飯を昼夜作るとき、昼の残ったものをリメイクすることがあります。

このとき、お昼で食べたものと同じものとすぐ気づかれない、意外なリメイクだと、とても喜んでもらえます。

元は同じものでありながら、取り扱い方を変えることで、違うものを作り出す

文章でも料理でも、すでに知ってるものをそのまま出されても、そこに感動は生まれにくいですよね。

何かしら新しいものを感じられるとき、作り手・受け手双方の気分が上がるように思います。

徹底した分析、そして継続

料理の話に置き換えて、印象に残った一部分について書き綴ってみましたが、もっと読んでほしい箇所がたくさんあります。

『書くことを仕事にしたい』を通じて知った、さとゆみさんの取り組むと決めた時の分析量と継続し続ける姿勢は、ただただ尊敬するばかり。

仕事とは、自分で作るもの。それを可能にするのは、圧倒的で能動的な作業量というベースがあってこそ

アイディアを思いつきレベルで終わらせず、仕事として実現するために必要な作業があります。

作業を意味のあるものにするレベルまで徹底できていなかったなと、自分の仕事のことを振り返り反省しきりでした。

他にも、締め切りのことなど耳の痛い話がたくさんありました。

それなのに、読後はできなかったことの反省で終わるのではなく、今後自分が何を心がけたらいいかが見えてくる一冊なんです。

師走の足音が聞こえてくる季節。今年を振り返りながら、来年の目標を立てる方も多いかと思います。

仕事に関して振り返る際に、この本を読んでから振り返りをすると良いかもしれません。自分だけでは気づかなかったことに出会え、きっと来年の仕事が待ち遠しくなるはず

少なくとも、私自身この本のおかげで「マカナイスト」としての一面を、もっと幅を広げていけるのではないかと思えました。今からすでに、来年が楽しみです。

<ラブソルメンバーによるテーマウィークnote>


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小川 友希栄▶︎SNS…Twitter/Instagram/note

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