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#7 世界は思ったよりもいい方向に向かっている【FACT FULNESS】

みなさんこんにちは、しるばです。お久しぶりです。

突然ですが、毎日noteを書く、というのは、とてつもなく労力がいることなのだと気づかされました。やってみないとわからないものですね。気を取り直しまして、はじめていこうと思います。

さて、購入したまま「積読本」となってしまっていたFACT FULNESSを満を辞して読んでみました。早速基本情報から紹介していこうと思います。

1. 基本情報

著者:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド

著書:FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

発行:2019年1月

ページ数:397ページ

世界100万部超の大ベストセラーとなっています。

ぱっと見、分厚い本なので躊躇してしまいますが、わかりやすい易しい文でとても読みやすいです。また、データに基づいた話ですが、数値を並べてああるわけではなくそれを図にしてあるので、視覚的にも入ってきやすくなっています。もっと早く読めばよかった...

個人的に、特に大事だと思ったところを要約にまとめました。

2. 要約

・ネガティブ本能を理解する

 人は、ネガティブな面により注目しやすい。飛行機の墜落事故や電車の脱線事故、男女の格差社会など、日々悪いニュースは流れている。

 では、飛行機が事故に遭うことなく目的地に到着したことはニュースになるのか?電車の脱線事故は毎年のように増え続けているのか?10年前と比較しても、男女の格差はなくなっていないのか?

 同僚のいい噂よりも悪い噂の方が、広まりやすいのと同じで、悪いニュースも注目されやすい。「悪い」と「良くなっている」は両立していることを忘れてはいけない。

 そのような視点でデータを見てみると、世界は思ったよりもいい方向に進んでいることがわかる。

・数値やデータで考える

 上に書いたように、ネガティブな面にばかり注目していると、データを見ずに「世界はどんどん悪くなっている」と感じるイメージばかりが大きくなる。「感じている」だけだと、「考えていない」のと同じ。

 「感じる」だけではなく、データを見て判断することを忘れないようにしなければいけない。

・知識はアップデートすること

 テクノロジーや社会、文化などは刻々と変わり続けている。アップデートしないと、間違った情報のまま人生を過ごすことになってしまう。

 日々、新しいデータをアップデートし、最新の情報を身につけよう。

・犯人ではなく、原因を探す

 私たちはよく、メディアやジャーナリストに対して真実を報道していないと怒っている。

 でも、本当に悪いのはメディアやジャーナリスト?彼らも、騙そうと思って騙しているわけではなく(フェイクニュースは除く)、私たちと同じでその分野について詳しく知らないだけなのかもしれない。

 犯人探しをしたところで、思考は止まってしまう。本当の原因はどこにあるのか探してみよう。

3. まとめ

この本の冒頭に、世界の動向に関するクイズがあるのですが、正解したのは10問中2問。私の知識も十数年の間アップデートがされていなかったのです。非常に驚きました。

真実を知るための術がないのが原因なのだとしたら、著者が設立した「ギャップマインダー財団」のホームページで過去から最新のデータを知ることができます。ぜひ活用したいと思います。

自分の本能で判断するのも時には大事なのかもしれませんが、データを見て、冷静に焦らず判断することの大事さを改めて学ことができました。

仕事上、何かを決める時(機器の寸法など)は、数値や規則ににたがって決定することが基本ですが、それを実生活で実践できていたかと言うと、そうではないことがたくさんありました(冷静になれない時もありますよね...)。

日々自分の知識をアップデートしながら、数値やデータを見ながら、感情と上手く付き合いながら、生活していきたいと思います。


ここまで読んでいただいてありがとうございました!おすすめの本などありましたら、コメント欄に書いていただけると大変嬉しいです。

それではまた、しるばでした!

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