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「新しい働き方フェス2019」まとめレポート

「新しい働き方」に特化した日本初のイベント・新しい働き方フェスが2019年9月23日、東京晴海で開催されました。働き方改革の推進、価値観の多様化、産業寿命の短命化など、様々な社会背景もあり、フリーランスや副業、複業など、自分らしい働き方が広がっています。一方で、副業を始め方が分からない…、人に誇れるスキルがない…、といった声も少なくありません。

今回のフェスのコンセプトは、自分の新たな可能性と出会う1日。「誰でも何か特徴を持っています。それはつまりタレント(才能)と言い換えてもいいかもしれません。多様なワークスタイルを知る機会を提供することで、”自分もやってみよう”、”自分もできそうだ”、少しでもそう思ってもらいたい」とは、新しい働き方フェス実行委員長の藤原卓志さん。

実は今回、企画・運営は、全国フリーランス共創コミュニティ「新しい働き方LAB」の公式コミュニティマネージャーたちを中心とした、有志のユーザー98名で推進されました。800名規模の大型イベントだが、主催のランサーズ社は数名が多少関与するのみ。ユーザー共創をテーマのひとつに掲げ、これからの時代の「外部プロ人材の活用(≒共創)」を率先推奨する企業としてのチャレンジでもありました。

多様なコンテンツで「気づき」を。

新しい働き方フェスは、来場者がまる一日楽しみながら学びを得るきっかけとなるよう、さまざまなコンテンツやブースを用意しました。

概要
日時:2019年9月23日(月/祝) 12:00~19:00
場所:CROSS DOCK HARUMI(東京都中央区晴海4-7-4)
交通:勝どき駅A3b出口徒歩13分
対象:フリーランス、会社員、学生等、新しい働き方に興味のある方すべて
その他:入退場自由、託児キッズスペース、大交流会あり
公式ページ:https://hosting.lancers.jp/lp/fes2019/

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①メインステージ
スペシャルゲストによる、多様な働き方ショー、フリーランスLive
②スキルのフリマ(ブース)
個人のタレント(才能)をその場で発揮!
③リアル座談会
フリーランス、副業会社員のネットじゃ聞けないリアルな話を!
④職業体験ワークショップ
エンジニアやライター、女性の働き方やチームの働き方のワークショップ
⑤クリエイター体験ブース
写真の加工や編集など、初めてのクリエイター体験。ワークショップ
⑥新しい働き方応援企業コーナー
ワーケーション、確定申告、健康関連など、新しい働き方応援サービス紹介
⑦スキルのフリマ(ギャラリー)
イラストや写真など、個人の作品を展示!気に入ったらその場で購入も!
⑧交流スペース
働き方に関する書籍や雑誌をみながら、ゆったり、ひと息
⑨託児サービス
お子様が一緒でも安心。家族全員が楽しめる!
⑩飲食・休憩コーナー
キッチンカーにて食事や飲み物を購入可!

盛りだくさんなコンテンツを少し紹介していきます。

オープニング:多様な働き方ショー

メインステージで最初に実施されたのは、多様な働き方ショー。ライター×ファッションクリエーター、編集×ムエタイ選手×主婦、ゲストハウスオーナー×農業×獅子舞など、一人で二つ以上の顔を持つパラレルワーカーたち6名が実際に仕事をするときの恰好で登場。トークセッションも行なわれました。



調査によると、フリーランス的な働き方をしているのは、すでに1000万人を超えています。国内労働人口の20%。データ上、一社専業というワークスタイルが崩壊し始めているのは事実です。

にも関わらず、「そんなことは現実的なのか」、「一部のスーパーな人だけの特権的なワークスタイルではないのか」、周囲にそういった働き方の実践者がいないと、どうしてもピンと来ないし、仮に望んだとしてもどうしていいか分からない。

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登壇された6名は、決して世界的な有名人ではありません(将来はそうなるかもしれませんが)。職種も住んでいる場所もバラバラですが、共通しているのは、自分らしい生き方をしているということ。そんな生き方ムリ、という先入観を持たずに実行していること。もちろん苦労もゼロではないので、メリット・デメリット、良かったこと・大変だったことなど、等身大の話を赤裸々に語ってくれました。

ショーをみた来場者からは、「働き方のイベントでショーってどういうこと?と思ってみていたが、気づきと学びがありました」「超一流スポーツ選手などの著名人の話だと、どうしても別世界に感じてしまいがちですが、努力とやり方次第で、自分も目指せると思えました」と言った声が上がりました。

教育改革実践家・藤原氏による基調講演

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立ち見で通路がふさがるほどの人気を博した基調講演。元リクルート社フェロー、中学校・高校の校長を経て、現在教育改革実践家として新しいキャリアの作り方を提唱している藤原和博氏の話に、来場者は惹きつけられていました。誰でも100万人に1人の存在になれる!それだけ聞くとムリだと思ってしまうところですが、藤原氏の考え方を聞くと「たしかに、それなら目指せそう」そんな気にさせてくれます。多くの人にとって、良い気づきのあった講演でした。

藤原氏の著書が多数出版されています。ご興味のある方はぜひ読んでみてください。amazonはこちら

年俸0円Jリーガー安彦考真氏とランサーズ創業者・秋好陽介の特別対談

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年俸0円のJリーガーをご存知でしょうか?40歳にしてJリーガーとしてデビューした安彦氏と、ランサーズ創業者の秋好陽介による対談のテーマは「自分らしい働き方への挑戦 ~自分勝手をポジティブワードに~」でした。職業は手段であるだけ。自分は自分を生きることが目的。という言葉をはじめ、数々のハッとするワードが飛び交い、安彦さんから気づきを得て行動してみようと思った人は多かったのではないでしょうか。対談を聞いた来場者のツイートも掲載するのでご覧ください。

フリーランスライブ 

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フリーランスの2人組音楽ユニット「parallelleap」によるライブが行われました。通常の音楽ライブとは違い、なぜミュージシャンになったのか、どんな苦労があるのか、などのトークショーからスタートしました。その上で、歌詞をみながら歌を聴く。背景やストーリーがわかるので、単純に音楽を聴くのとは違った印象や気づきがありました。parallelleapの音楽を、ぜひみなさんにも聞いていただきたいので、よかったらこちらをご覧ください。

スキルのフリマ

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いわゆるフリーマーケットのカタチで、モノではなく、出展者ならではのスキルを販売するコーナーです。遠方にお住まいで来場できなかったフリーランスは、作品を展示し、QRコードからコンタクトをとれる形をとりました。

得意なイラストデザインや手作りグッズを販売したり、フリーランスとしての自己PR方法のアドバイスをしたり、ランサーズを使いこなすノウハウを伝授したりと、さまざまなスキルが並んでいました。

出展者は作品やサービスを提供するだけでなく、なぜこの仕事をしているのか、なぜこのような働き方をしているのか、など、パーソナリティやバックグラウンドがわかる立て札も用意いただきました。だからこそ、気に入ったサービスを受けたり、その人の作品を購入したりと楽しみながらも、多様な働き方について来場者が学べる機会となりました。

多彩なワークショップ

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クリエーター、プログラミング、ライターにチャレンジするワークショップや、女性の働き方、チームでの働き方といったワーク・ライフスタイルに関するワークショップが開催されました。いずれの会も事前予約制だったのですが、即完売となるほどの人気でした。

「クリエーターになりたい」「エンジニアに興味がある」そういった秘めた想いを持つ人は多数いらっしゃいますが、きっかけがなかなかありません。独学で手掛けても、慣れないことに対する難しさから断念してしまうことも多いでしょう。今回のワークショップは、あくまできっかけですが、この小さな一歩が、次につながったのではないでしょうか。

ちなみに、テレビ東京の人気ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」にて、クリエーターの必須ツール「Adobe CC」を提供するアドビシステムズによるクリエーター体験コーナーを中心に、新しい働き方フェスを特集していただきました!体験された来場者は、はじめてのクリエイティブにワクワクしていただきました!

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新しい働き方実践者によるリアル座談会

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駆け出しフリーランス、副業会社員、フリーランスから法人化を対象とした座談会は、想像以上の人気を博しました。45名が着席できる場に、100名以上がいらっしゃるほど。(立ち見でもみえづらい混雑ぶりだったのは次回の反省点として受けて止めております)

書籍などからHOWTOを学ぶのももちろん勉強になりますが、やっぱり実践者のリアルには敵いません。しかも座談会だからこそ、ネットでは言えない話もしやすい。良いことだけでなく、リスクも含めて、”真実”を知る機会となったのではないでしょうか。

後日談ですが、登壇いただいた認定ランサーさんのお二人からは「あまりにも人が来てくれてビックリしました。少しでも役に立つ話ができたらいいなと思って頑張りました」と。

新しい働き方応援コーナー

個人の新しい働き方を応援するコーナーでは、ワーケーション、確定申告、パソコン、健康促進型保険などを提供する企業の方々にご協力いただきました。いずれもフリーランス・副業などの個人事業主にとって有益なサービスです。

itoma
会員制旅行サービス「itoma(イトマ)」。テーマのひとつであるワーケーションを軸に、全く新しい旅行のカタチを社会に提案します。テクノロジーの進化により、ワークとバケーションの境界線は曖昧さが増すばかり。土日の混雑時に旅行にいくのは本当にバケーションなのか?と誰もが一度は思ったことがあるであろう課題に対して、ワーケーションをお得な価格で提供するので、ご興味のある方はぜひ、こちらをご覧ください。

確定申告
個人事業主は避けては通れない一方で、詳しくないので苦労する確定申告。税理士に依頼すると高額になりがちなところを、ランサーズの会員向けにリーズナブルなプランが用意されていますので、ぜひこちらをご覧ください。
なお、サービス提供元のビスカスでは、顧問税理士の紹介なども行なっているので、あわせてチェックしてみてください。

健康増進型保険 vitality
何かあったときの保険。ですが、予防して何もないに越したことはありません。ケガや病気の際の医療保険ですが、運動をすることで保険料が安くなる、新しいカタチの保険です。健康になるための運動をすると特典もあります。健康になって、特典をもらって、いざというときの保険料が安くなる。一石二鳥?三鳥?のサービス、ぜひこちらをご覧ください。

レノボプロ(PCなどの支援)
レノボプロは、無料で登録しておくと、PCの購入や修理、その他関連サービスをお得に受けることができます。インターネットが普及し、誰でもいつでもどこでも仕事ができるようになりました。言い方をかえると、インターネット、パソコンやスマホは必需品です。個人事業主の味方となる、絶対に欠かせないツールの支援サービス、ぜひこちらをご覧ください。

締めくくりは、大交流会

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丸一日、多彩なコンテンツで盛り上がったフェスの最後は、来場者も出展者も登壇者もスタッフも含めた、大交流会を行ないました。AB-InBev様のスポンサードで、約1000本のビールを飲みながら、立場や職種、雇用形態など一切関係なく、今日偶然この場で出会った多様な個人が、気軽に打ち解け合うことができました。なお、お酒が飲めない方向け、日中の水分補給に、伊藤園様から「お~いお茶」の提供もしていただきました。ありがとうございました!

まとめ

今回のフェスは、開催2日前までの天気予報によると台風直撃でした。心配しても仕方ないのですが、当日は、風は強かったものの、汗をかくほどの晴天となりました。SNSを見る限り、来場いただいた方にも好評だったと思います。そして、できる範囲で明日から行動を変えてみよう、そう感じていただけたのなら何よりです。

また、多くの方にブログも書いていただきました。一部ですがご紹介させてください。また、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。


また、このエントリーの冒頭に記載しましたが、今回のイベントは、主催のランサーズ社は数名しか関与していません。企画・運営は、新しい働き方LABのコミュニティマネージャーを中心に、有志のユーザーさんを含めた総勢98名によって実行されました。台風の進路を変えるほど⁉のパワーで、来場者に楽しく学んでいただけたコンテンツがつくれたのも、98名の力があってこそです。あらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。(次回もよろしくね^^)

ランサーズは「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる」ために、これからも、ランサーの皆様と共創し、全国の個人が「つながり・気づき・学び」のきっかけを増やしていきたいと考えています。

これからも一緒に。 

どうぞよろしくお願いいたします。

↓ 運営メンバー(の一部)、後片付け後の集合写真

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