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L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン…
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2021年1月の記事一覧

身体を柔らかくするトレーニング

ストレッチをしてもすぐに硬くなる。 そんな悩みから、ストレッチにより柔軟性を改善することを諦めている方は多いのではないでしょうか。 ストレッチの方法が不十分で柔軟性が改善しないケースもありますが、 柔軟性を改善したい筋肉に対して、なぜその筋肉が硬くなるのかを考える必要があります。 筋肉が硬くなる原因は以下の3つであると考えます。 1.他部位でかばい、その筋肉に負担がかかっている股関節を例にすると、足関節や上半身の動きの低下は股関節でかばうことになります。 そのため全身の

バレーで多い腰の痛みの予防①|構えの姿勢

バレー選手で多い腰の痛みの予防方法をご紹介していきます。 バレーボールで腰の痛みが発生しやすいのはレシーブ動作(構え)になります。 レシーブ動作での体の使い方が良くないと、 ✔︎動き始めが遅くなる ✔︎ボールの衝撃を吸収できない などのパフォーマンスの問題だけでなく、腰を曲げすぎることで腰痛が発生することもあります。 レシーブ動作は構えの姿勢となるため、股関節と腰、膝関節が連動することで一部に加わる負担を軽減させ、動き始めの改善などパフォーマンス向上にもつながります。

腰を反ると痛む | バスケットボールでの腰痛の原因と予防

バスケットボールではシュート、リバウンド、ターンなどの動作が繰り返され、脊柱(背中)が動くことにより行うことが可能になります。しかし脊柱を過剰に使いすぎることにより、負荷が集中した結果、腰痛を招くことは非常に多くあります。 腰痛のなかでも腰を反ると痛みが強くなる腰痛はこの反った場合に起きる腰痛は伸展型腰痛と呼ばれます。 腰を反る動作を脊柱の伸展と呼び、伸展型腰痛は背骨の中でも腰にあたる腰椎と呼ばれ骨に対して過剰な伸展が繰り返された結果、発生することが原因として指摘されてい

投球障害予防のための連動性−肩・体幹−

投球障害予防シリーズ第2弾! 「肩−体幹の連動性」について紹介していきます。 ■投球障害とは「投球障害とは」については前記事を参考に↓ 投球障害につながる要因として、 前回の記事では柔軟性について挙げましたが、今回は筋力・投球フォームについて考えていきます。 前記事で述べたように、 投球障害において柔軟性低下が原因となることが多いです。 しかし、柔軟性を獲得できたとしても、肩の安定性が低下していれば、投球障害につながってしまいます。 投球動作は瞬間的に大きな力を要し