遠野しろみ

なんでもないことを短歌にしているなんでもない人|甘いもの好き

遠野しろみ

なんでもないことを短歌にしているなんでもない人|甘いもの好き

マガジン

記事一覧

固定された記事

しばらくの間、のんびり更新になります。
真のリア充になろうかと思って!(嘘よ。笑)


コメント欄は伝言や雑談など、ご自由にお使いくださいませ^^

18

死に方を検索すればするほどに死からは遠ざかつてゆくわがこころ
SNSをいつたん休むどれくらい経てば忘れられるかを試す

16

駐車場|短歌

鳥のこゑエンジンのおと吹くかぜを駐車場にて感じてをりぬ 時をりに警報機鳴る踏切に姿の見えぬ電車が通る 抱いた児に日傘の過半差しかけて背に昼光を浴びる母親 梅雨晴…

17

報告会

すっっかりご無沙汰しております。しろみです。 春に密かに応募していた明治記念綜合歌会、 佳作に選んでいただきました。 海からは遠き山ぎは紅梅と廃船支へ合つて苔む…

22

歯医者さんで作ってもらってたナイトガード(マウスピース)が先週出来上がりました。そこまで違和感はなく快適に使えてます^^心なしかよく眠れるようになった気がします~。

15

この一週間パソコンから離れてましたよ。

12

半年点検|短歌

古着屋でさへも迷子になるわれを怒るいつでも多分本気で 枕木に手が届くほど簡単なアンダーパスより列車を感ず 桜味のサーティーワンをさくらばな降り敷く街に食べつつゆ…

21

桜並木|短歌

自動車道の桜並木を過ぐときに四十七本まで数へたり * 今日は詠みたいことがたくさんあったのですが、もう寝る時間!早いなぁ。 とても簡易なアンダーパス(と言えるの…

22

カレーライス|短歌

何度めの鬼平だとか言ひながら昼のカレーをむずむずと待つ 二日目のカレーは甘い夫の皿にガラムマサラを思ひ切り振る ナツメグの匂ひ凄いと適当を言ふナツメグは入つてを…

23

にじいろカルテ|短歌

絶対に悪化はさせぬとふ思ひうちにもありて虹滲みゆく * 「にじいろカルテ」。もう終わっちゃいましたが、1月期のドラマで唯一見ていました。 私も膠原病なんですよ~。…

16

母|短歌

車道より桜並木を過ぐのみを花見花見と喜んでをり 勘違ひするたび平易に言ひ換ふる美容師と母の交換機として ケータイを腹に挟んで着信に気付かぬゆゑに私に掛かる 魚貰…

22

いつかのアパート|短歌

風呂上りすぐにタバコに火をつける濡れ髪嗅げばいつかのアパート 夫婦とふ感覚薄き汝と我のシェアハウスに似た同居のありき 擦れ違ひの重さを知らずお互ひに仕事ばかりの…

20

歯医者|短歌

歯医者へとけふも行きたり四ヶ月経てどいまだに終はらぬ治療 ユニットの上に足先冷えてゆくそのまま二時間ほどを過ごしぬ 開けてください噛んでくださいくまさんが言ひた…

24

チャルメラ|短歌

チャルメラに飽きたか夫は六食分見えないらしく他の麺買ふ チャルメラをひとりの昼に食べてをり賞味期限のカウントダウン 唐突に飽きて食べなくなる夫よけふもけふとてレ…

20

風|短歌

春嵐にゆれる欅のてつぺんにゐる照明のあかるき部屋で カーテンを閉め切つたまま風の音と隣の部屋のユーチューブ聴く 情報を入れ続けねば生きられぬ病あるべしニュースに…

27

短歌を詠むようになるまでは、リラックマの絵本が愛読書でした。ほんのつぶやきのような言葉しか読めなかったんです。今は時々は長い小説も読めるようになりました。でも理解という面では、リラックマの絵本を読んでいた頃と何も変わっていないような気がします。言葉たち外の世界から入っておいでよ。

25

しばらくの間、のんびり更新になります。
真のリア充になろうかと思って!(嘘よ。笑)


コメント欄は伝言や雑談など、ご自由にお使いくださいませ^^

死に方を検索すればするほどに死からは遠ざかつてゆくわがこころ
SNSをいつたん休むどれくらい経てば忘れられるかを試す

駐車場|短歌

駐車場|短歌

鳥のこゑエンジンのおと吹くかぜを駐車場にて感じてをりぬ

時をりに警報機鳴る踏切に姿の見えぬ電車が通る

抱いた児に日傘の過半差しかけて背に昼光を浴びる母親

梅雨晴れを五月晴れとも言ふらしい窓開け放つ車内にも風

*

久しぶりに短歌ー!

報告会

報告会

すっっかりご無沙汰しております。しろみです。

春に密かに応募していた明治記念綜合歌会、
佳作に選んでいただきました。

海からは遠き山ぎは紅梅と廃船支へ合つて苔むす

嬉しいです。
歌会にお誘いくださった先生と
この歌に評をくださったサークルの皆さまに感謝です。

献詠作品集も送られてきました。
地元紙の文芸欄で、「この人いいな~」と
心を寄せている方が載っていてさらに嬉しい! ってなってます。

もっとみる

歯医者さんで作ってもらってたナイトガード(マウスピース)が先週出来上がりました。そこまで違和感はなく快適に使えてます^^心なしかよく眠れるようになった気がします~。

この一週間パソコンから離れてましたよ。

半年点検|短歌

半年点検|短歌

古着屋でさへも迷子になるわれを怒るいつでも多分本気で

枕木に手が届くほど簡単なアンダーパスより列車を感ず

桜味のサーティーワンをさくらばな降り敷く街に食べつつゆけり

異常なしでしたと担当者は言へりスーパーキャリイの半年点検

*

月曜日のおでかけ。

*

今日は歯医者に行ってきました。左上の治療が終わりました。あとは歯茎の治療後、様子見にしていた右上。歯が動いていて、腫れも見られるのです

もっとみる
桜並木|短歌

桜並木|短歌

自動車道の桜並木を過ぐときに四十七本まで数へたり

*

今日は詠みたいことがたくさんあったのですが、もう寝る時間!早いなぁ。

とても簡易なアンダーパス(と言えるのか?)の隙間から電車を見ました。
頭上すぐを走っていく電車はすごい迫力。夫が動画を撮ったので、何度も見返して楽しんでいます。

カレーライス|短歌

カレーライス|短歌

何度めの鬼平だとか言ひながら昼のカレーをむずむずと待つ

二日目のカレーは甘い夫の皿にガラムマサラを思ひ切り振る

ナツメグの匂ひ凄いと適当を言ふナツメグは入つてをらぬ

吾のために最後のカレーを取つておく決まりになりぬいつの間にやら

*

カレー大好きです笑

*

カレーはさておき、エソフレークをご近所さんにお裾分けすると朝から出掛けた母、蕗をもらって帰って来ました。

この辺では、こういう

もっとみる
にじいろカルテ|短歌

にじいろカルテ|短歌

絶対に悪化はさせぬとふ思ひうちにもありて虹滲みゆく

*

「にじいろカルテ」。もう終わっちゃいましたが、1月期のドラマで唯一見ていました。
私も膠原病なんですよ~。病名は違うんですけど、主人公の罹っている多発性筋炎・皮膚筋炎のような症状が出る場合もあります。

悪化させない、再燃させないという思いはうちにもあって、なんだかしみじみ。他のエピソードでもけっこう泣いたかも。

ほのぼのとした医療ドラ

もっとみる
母|短歌

母|短歌

車道より桜並木を過ぐのみを花見花見と喜んでをり

勘違ひするたび平易に言ひ換ふる美容師と母の交換機として

ケータイを腹に挟んで着信に気付かぬゆゑに私に掛かる

魚貰ひ突然しやんとする母の作りたるエソ味噌の味はひ

*

母、面白い(気持ちの余裕)

*

今日はたくさんエソをいただいたので、小さなものは刺身、大きなものはエソフレークにしました(母が)。今回、私はサポートです^^

お魚のフレーク

もっとみる

いつかのアパート|短歌

風呂上りすぐにタバコに火をつける濡れ髪嗅げばいつかのアパート

夫婦とふ感覚薄き汝と我のシェアハウスに似た同居のありき

擦れ違ひの重さを知らずお互ひに仕事ばかりの日々を送りぬ

離婚など考へしこと後になり何でもないことのやうに言ふ

*

そんな時代もあったねと

*

今日は美容室に行ってきました。

5カ月ぶり…。

歳を取ったせいか、髪の扱いが難しくなってしまって、
ここ数年は縮毛矯正をか

もっとみる
歯医者|短歌

歯医者|短歌

歯医者へとけふも行きたり四ヶ月経てどいまだに終はらぬ治療

ユニットの上に足先冷えてゆくそのまま二時間ほどを過ごしぬ

開けてください噛んでくださいくまさんが言ひたり次にりすも言ひたり

しかけ絵本の最後のページを閉づやうに歯医者のドアを出る正午過ぎ

*

初めは外れた銀歯をつけに行っただけなのですが。
歯周病で引っかかり、虫歯で引っかかりして4ヶ月も通っています。

歯みがき指導もしていただき

もっとみる
チャルメラ|短歌

チャルメラ|短歌

チャルメラに飽きたか夫は六食分見えないらしく他の麺買ふ

チャルメラをひとりの昼に食べてをり賞味期限のカウントダウン

唐突に飽きて食べなくなる夫よけふもけふとてレシピを探す

チャルメラの新商品の辛麺を朝つぱらから作る日曜

*

辛麺=からめん。
チャルメラ宮崎辛麺(インスタントラーメン)のことです。

*

夫は飽きると突然食べなくなります。普段の食事でもそうなのですが、最近ではインスタント

もっとみる

風|短歌

春嵐にゆれる欅のてつぺんにゐる照明のあかるき部屋で

カーテンを閉め切つたまま風の音と隣の部屋のユーチューブ聴く

情報を入れ続けねば生きられぬ病あるべしニュースにウィキに

一匹と一人の無事を願ひつつロキソプロフェン飲んで眠りぬ

*

横になっている時に膝を立てたり、抱えたりする癖があります。夜、寝ている時も。腰の負担を和らげるためか、足の筋力が弱いためか。なんとなく聞きかじった情報から、そう

もっとみる

短歌を詠むようになるまでは、リラックマの絵本が愛読書でした。ほんのつぶやきのような言葉しか読めなかったんです。今は時々は長い小説も読めるようになりました。でも理解という面では、リラックマの絵本を読んでいた頃と何も変わっていないような気がします。言葉たち外の世界から入っておいでよ。