マガジンのカバー画像

ベースボールまみれ

76
プロ野球(千葉ロッテ)を中心にアマチュア野球まで色々と書いてます。
運営しているクリエイター

#BASEBALLTALK

澤村が一から拓く、新時代

”読売ジャイアンツ 第1回選択希望選手 澤村拓一 22歳 投手 中央大学” 2010年10月にその指名アナウンスを見届けてから10年の月日が経つ。 巨人の澤村がロッテの澤村に。 まさか”あの”澤村が千葉ロッテのユニフォームを着て投げ込むことになるなんで誰が想像できただろう? 「佑ちゃん世代、成り上がりの星」の如く現れた中央大学ドラ1候補投手はそれはそれはキラキラと、いやギラギラと訝しく輝いていたと記憶してる。 佐野日大から中央大学へ入学。高校時代は無名ながら

点か線か、どちらが大切?という話。

ようやく野球がスタジアムで観れるようになりました。 長い時間かかってようやく。 無観客のスタジアムに響く硬球を木製バットで弾く音もなかなか風情があって個人的には大好きだ。しかしながらそれに輪をかけて、観客というアシストが加わると臨場感が更に増し、これまた胸高まることしきりであります。 さて、東京といえばまたしてもコロナウイルスの感染が拡大傾向に。 つい最近までは、緊急事態宣言から約2ヶ月くらいの”全国民総巣篭もり生活”を余儀なくされ、とにかく”出るな!篭れや!”の大合唱だ

”お待たせしすぎた”かもしれません。

世の中が緊急事態宣言に入り、軒並みイベントは自粛。 「プロ野球はエンターテイメントではなくて、もはや”酸素”。」 かの有名な人物ではなく、ただの独り言だ。 言わずもがな酸素は人間に必要不可欠なもの。 そして、”吸わなければ”死んでしまう・・・。 いやいや、野球が無いくらいで大げさな、それは流石に言い過ぎでしょ? コロナという歴史上稀にみる人類の危機下においてどこの誰が 「木の棒で硬いボールを打ち返し合う」ゲームを観たいんだ?と。 そんなものを観に行くなんてまさに”不要不急

人から盗んで”褒められる”話

ついにプロ野球が開幕しました。 初めて”無観客”という条件のなかでの開幕。選手のモチベーションコントロールは容易ではなかったはず。 しかしながら、始まってみれば各地で素晴らしい試合が繰り広げられ、コロナ禍においてなお自己研鑽を積んできた選手たちには改めて”プロフェッショナル”を見た気がします。 振り返ればこれまで当たり前に過ごしてきた毎日が突如として”自粛”という見えない鎖に繋がれながら過ごした約3ヶ月。 これまで”便利になること”に一辺倒だった世界から、”出来ることを

新エース・種市篤暉の進化

新しい時代がくると必然的に”新しいヒーロー”が生まれるもの。 その座を種市篤暉は射止めることができるのか? 涌井が楽天移籍したあと新背番号16を背負った若きエースは二木康太と並んでマリーンズの新エース候補の最右翼の一人であることに疑いの余地はない。 あとは昨年の”ブレイク前夜”から”本格的なブレイク”を見せつけられるか。 そこに期待していた初登板。 一番、目を引いたのは”ストレートの質の向上” バッターのスイングする軌道の”上”をボールが通過している。 つまりはバッタ

新生マリーンズ、未来の形が”うっすら”と

2020年6月24日、オリックスバファローズ戦。 その無骨な若者がバットを振り抜いた瞬間、センター前にあっという間にボールは転がっていったのだ。 それは彼にとっては2020年シーズン”初ヒット”。 この1本が出るまで10数打席。 なかなかピッチャーとタイミングが合わずに苦しむ打席が多かった。 不甲斐ない打席を積み重ねてきたものだが、それもまたスター候補ゆえの試練。 彼の名は、安田尚憲。 千葉ロッテマリーンズ期待の和製大砲候補。 昨シーズンの2軍本塁打、打点王である。 こ

甲子園は”夢へのリトマス試験紙”であり”良き兄貴分”的存在

ついに夏の高校野球も中止となってしまった。 これは「しょうがない」という一言では片付けられないほどのインパクトがある。自分自身も小学3年生くらいの時にテレビで見た高校球児の甲子園でプレーする姿に憧れ、高校までプレーを継続した。「一生でこの時期にしかチャレンジできない事」という希少性もあって、甲子園というものは目指せば目指すほどその魅力は増していくことを知っている。 ”高校入学してからの2年半だけ”ではない。 それが「しょうがない」で片付けにくい理由だ。 夢への物差しとなる

平沢大河を”哲学”する

自分のライバルは自分自身です、という言葉。 まさにそうなのかもしれないと感じた話。 ”好きという気持ち”はだんだんと自らの感情をも惑わすことがある。 「平沢大河という野球選手が好きなのか?」 それとも、 「ロッテにいる平沢大河が好きなのか?」 結論としては、そもそも両方の軸である”平沢大河”が好きなのは変わらないが、これはなかなか哲学的な問いである。 ロッテには入団5年目を迎える平沢大河という有望選手がいる。 仙台育英高校で甲子園出場。高校生にしては柔らかい打撃に甘いマ

リモートMtgという”擬似対戦”

「プロ野球、6月19日に向けて、開幕へ!」という文字を見つけてテンションが上がっている今日この頃。無事このまま収束の傾向が持続し、例え試合数が少なくなろうとも”2020年というシーズン”を早く味わいたい。 「スポーツは世の中が平和であってこそできるものだと学んでほしい」 by 桑田真澄 スポーツを楽しめるということは、世の中が平和である証拠。 春の選抜が中止となった時、高校球児に向けた桑田の言葉を反芻してる。 さて、私たち会社員はというとリモートワークという手段でもって

野球という”ドキュメンタリー作品”

野球というのは”間(ま)”のあるスポーツである。 この切り口で語られる場合、往々として野球というスポーツの試合進行を指し示すことが多い。1つのプレーが投手から始まりそのボールと対峙する打者が対応をしていく。その一つ一つのプレーが積み重なっていき、様々な結果を繰り返すことで”スポーツ”として成立していく。 そして、その1プレーと1プレーに”観客はそのプレーをどう感じ取るのか?”という時間が産まれる。これが野球の観客に対するサービス提供価値の一つであり、まさしくそれは”間(ま

”気持ち良い”くらいに不公平

あれはもう”半年も”前になるのか。 秋にプロ野球シーズンが終了を迎えて、ドラフト会議で最高のラインナップを引き当てる。 これは「2020年のシーズンは相当楽しくなるじゃんよ!」って思っていた2019年の秋。 時は流れていま現在。 ご存知の通り、コロナウイルスという”新戦力”によって、プロ野球の開幕日は完全”抑え込まれている”という現状。 野球を観れる日常はいつ戻ってくるのだろう? 神様はなんて無残なことをするものかと。 野球の神様、なんとかしてくれよーとか嘆き節を思いな

ポストコロナで”野球”は再興する

4月7日の政府の緊急事態宣言を受けてから早いもんで3週間が経ちました。 多くの人々が自宅中心とした自粛生活を余儀無くされている中で、スポーツもやっぱり平和の上に成り立っていたのだなぁ、と当たり前のことに気づかされている今日この頃であります。 ”3拍子揃った選手”を楽しみにこの2020年の球春到来を楽しみにしていた訳でありますが、まさか”3つの密(ミツ)”なる特徴を持った得体の知れない【外国産のプレーヤー】によって、その球春がお預けを食らうなんて思っていませんでした。 自粛

野球って本当に”よく”できてる。

さて、自粛生活ももう間も無く解禁!といきたいところですが昨今の状況を見るとそうもいかず、もうしばらくはこの状況が続きそうです。 なんだかストレスは蓄積されてきます。 本当は普段通り会社に行って、仕事をして、、 本当は帰りに軽く呑みに行ったりして、、 とか。 リモートワークはそれはそれで推進されていくことは将来的には良いこと。 わかってはいるけど、順応するまでには一定の時間もかかるし、上手くいかないことも多い、と。 自分が思った通りに物事が進まないのは辛いですね。 思い通