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女先生のたばこ格好いい/遠野雑記帳

先生が教室で喫煙(05年4月25日) 父のたばこをよく買いに行った。煙管をきれいに洗うのも私の仕事。たばこは男性が吸うものだと思っていた。当時、女性で吸う人は近所のおばあちゃんくらいだった。

小学2年の10月、産休の先生の代わりに若い女性の先生がやって来た。ある時、先生はテスト用紙を配り終えると、やおら椅子に座りたばこをくゆらせた。私はしばらく「格好いいなぁ」と見惚れていた。

先生はテスト中、3~4本吸った。吸殻は薪ストーブの中に捨てた。今なら先生が教室でたばこを吸っていていいのか、と言われそう。喫煙室とか禁煙席とか騒がれる前の話で、特に問題にならなかった。

私がたばこを吸ったのは20歳過ぎ。アルバイトで小さい会社の宿直をしていたときに覚えた。応接室に接客用のたばこが置いてあった。本数が少なくなると女性社員が補充。いつもそこから失敬していた。

たばこ銭で苦労したことはない。禁煙をしようとしたこともあるが、こりもせず約40年吸い続けている。

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