九州バースセンター

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  • バースダイアリー ~九州バースセンター うばがふところ~

    妊娠中の方向けに、妊娠期間をできるだけ快適に、健康に過ごせるように作成しました。妊娠中だけでなく、出産後も使えるような内容にしましたので参考にされてくださいね。

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はじめに

ごあいさつ院長の齋藤です。 思えば、平成22年、産科医師の減少に伴い赤ちゃんを産む施設がなくなるという社会問題に対して「地域のお産を守るために」という信念に基づき、 「九州バースセンター “うばがふところ”」を立ち上げたことに始まり、 平成29年1月に体外受精、顕微授精、帝王切開も行える齋藤シーサイド・レディースクリニックを開業し、現在では九州バースセンターと共に不妊、不育、出産、産後までトータルにケアできる施設とし発展することができました。 患者様が少しでも安心して治療や

    •  1ヶ月健診を受けるママへ

      赤ちゃんが産まれて1ヶ月が経とうとしています。 子育てはだいぶ慣れましたか? あっという間に1ヶ月が経ってしまって 私、何してたんだろう…と思ってしまった方もいるかもしれません。 だけど、大丈夫です。 今、赤ちゃんが目の前にいるのは紛れもなく、ママのおかげです。 1ヶ月頑張った自分をまずは褒めましょう。 もしかしたら、自分はまだまだ…と思っているママもいるかもしれません。 だけど、それは違います。 ママは十分、頑張っています。 それは私たちが見ています。 自信を

      • これは陣痛?バースセンターに電話をするタイミング。

        そろそろ出産の準備は整ってきたでしょうか? 今から不安になってくることで患者様が口を揃えて言うのが… 私って陣痛わかりますか?とか 陣痛が来た時はどれくらいで電話したらいいですか? というご質問をいただくことが多いです。 と言うことで、今回は陣痛やお産の時に バースセンターに電話をするタイミングをお知らせしますね。 こんな時は電話しよう!! まずは下の図のような状況の時は、バースセンターに電話をしてください。 これは陣痛なの? 陣痛が始まった時って書いてあるけど

        • 赤ちゃん用品の準備

          8ヶ月に入ったら赤ちゃんを迎えるための準備を始めましょう。 赤ちゃんの準備品リスト 上のリストを参考にして赤ちゃん用品を準備しましょう。 体調がいい時に少しずつ準備することをお勧めします。 季節によって準備するものが変わってきますので、迷ったときはご相談ください。

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        • バースダイアリー ~九州バースセンター うばがふところ~
          23本

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          自分でできるお産のためのお灸

          お産のためのお灸【妊活のお灸・安産のお灸】1.お灸について 2.お産に効果があるお灸 3.お灸をするのに準備するもの 4.お灸の仕方(お灸のすえかた) お灸をすえる順序5.お産の前に免疫力を高めましょう 【1】妊活のお灸(不妊治療の補助療法として) 【2】妊娠中のお灸(妊娠初期~中期~後期) 【3】「安産のお灸」妊娠中期より始めます 【4] 出産時期のお灸【5】出産後のお灸 【6】その他の症状に効くお灸のツボ

          自分でできるお産のためのお灸

          お腹の赤ちゃんとコミュニケーションをとってみよう

          こんにちは。 お腹の赤ちゃんは5ヶ月くらいになると耳が聞こえるようになってきます。 なのでお母さんの声も聞こえるし、お母さんがいる環境音も聞こえるようになります。 もちろん、お父さんの声もちゃんと聞いていますよ〜。 そこで、8ヶ月くらいになると赤ちゃんとコミュニケーションが取れるようになってきます。 もちろん、お腹の赤ちゃんがおしゃべりしてくれるということはないのですが… ママやパパが聞いたことに対して、胎動でお返事してくれたりするようになります。 ここでちょっと

          お腹の赤ちゃんとコミュニケーションをとってみよう

          入院の準備

          8ヶ月をすぎたら、そろそろ入院準備を始めましょう。 陣痛が始まったら、慌ててしまって入院の準備どころではありません。 いざ、陣痛かも!!と言うときのためにすぐに荷物を持って出られるようにあらかじめ準備をして玄関に荷物をおいておきましょう。 入院のバッグに準備しておくもの入院のバッグには下のものを準備していただくと安心です。 ピンクの文字のものはお産の時に必要なものです。 別のバッグに準備をしておいてください。 その他の物は36週すぎたらバースセンターでお預かりいたしま

          おっぱい育児をするなら妊娠中のケアが大事!

          おっぱい育児をするなら妊娠中のケアが大事!妊娠中の乳房の手入れ 1-1 はじめに 出産をもうすぐにひかえ、赤ちゃんに会える日を心待ちにしているこの時期に・・脅すわけではありませんが! 出産がゴールとおもってがんばってきたのに・・すぐに育児におわれて睡眠もとれないし・・ おっぱいは痛いし!!授乳は母子ともに根気がいるし、こんな大変なことがまっているなんて~~~(泣き) と産後ママのほとんどの方が痛感すると思います。 しかし、おっぱいを一生懸命吸いつくわが子を見るととっても

          おっぱい育児をするなら妊娠中のケアが大事!

          つわりを乗り切る方法

          つわりがひどくて、どうしても思うように食事がと思いま摂れない方もいると思います。 お腹の赤ちゃんのためには栄養をとらないといけないし… 無理やり食べても吐いてしまってとてもきつい… そんな人は以下のような工夫で乗り切ってみましょう。 分割して少しずつ食べる とにかくちょっとずつ、「これならなんとか食べられるかも」と思うものを小分けにしてお腹にいれてみましょう。 栄養のよいものを取れればそれに越したことはありませんが、あまり難しく考えないでもOKです。 つわりを和らげ

          つわりを乗り切る方法

          妊娠中の食事

          妊娠中の食事についてよく「妊娠したら赤ちゃんの分まで食べなさい」などと言われますがこれは何も「量」のことを言っているのではありません。 むしろ、量を多く摂ってしまうと、カロリー過多になり・・・ ママの健康上も良くありません。 この言葉の真意は、 赤ちゃんがお腹の中で育つために必要な「栄養」をしっかり摂りなさい ということです。 赤ちゃんに必要な栄養とは… すなわち妊娠を健やかに継続するための栄養です。 大切にしたいのは、量ではなくて質。 妊娠中に食事に気をつける習慣を

          マタニティーフォト会してます

          マタニティーフォト会してます バースセンターではマタニティフォトを無料で撮影できます。 この子がお腹の中にいる期間はあっという間。 そしてその一瞬一瞬が宝物です。 ぜひこの瞬間を写真にのこしてみませんか? 毎週水曜日の11時から撮影会しています。 簡単な衣装や小物の準備もありますが、 思い出の小物やエコー写真、ぬいぐるみなどご自身で準備してもらっても構いません。 残念ながらプロのカメラマンがいるわけではありませんので ご自身のスマホで撮影していただくのみになります

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          退院後の事について

          赤ちゃんについて体温: 赤ちゃんの平熱は36.5~37.5です。 37.5℃以上の熱が続いてぐったりしている、おっぱいを飲まない嘔吐や下痢をしているときは小児科受診をお勧めします。 着せすぎたり、お部屋が暑かったりはしませんか? 赤ちゃんは、お熱の調節がまだ苦手なので涼しい環境を整えましょう 脱水でも発熱しますので、母乳orミルクをしっかり飲ませてください 嘔吐: お口から少し吐いている場合は心配ありません。 繰り返し嘔吐し、ぐったりしている、いつもと吐き方が違う。

          退院後の事について

          赤ちゃんのお世話

          抱っこの仕方 お風呂(沐浴)あかちゃんの新陳代謝はとっても活発。 汗っかきで湿疹もできてしまうので 季節にかかわらず毎日沐浴させてあげましょう。 まだやわらかい体つきの赤ちゃんを入浴させるのは不安なことも多いはず。 でも準備をしっかりして、洗い方をマスターすれば大丈夫です! 必要物品 しっかり準備を 沐浴の前後、あかちゃんを裸のままにしないようにあらかじめ準備を整えておくことが大切。 ベビーバスの近くには、あらかじめベビーシャンプーや石けん、ガーゼ、体を包むタオル、 お

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          帝王切開について

          帝王切開について日本では1980年代以降2000年代初めまで、適正な帝王切開の割合(15%以下)を保ちながら、世界トップの低い周産期死亡率(妊娠22週以後の死産+早期新生児死亡の割合)を実現してきました。 しかし、この10年ほどの間に急速に帝王切開が増加し、現在は20%を越えています。 帝王切開が増える理由として 高齢出産、不妊症治療後妊娠、妊娠高血圧、妊娠糖尿病、子宮筋腫 などのハイリスク妊娠が増えていることが指摘されます。 特にハイリスク妊娠の初産婦の方は緊急帝王切開

          帝王切開について

          妊娠中の太りすぎに注意

          妊娠中は赤ちゃんのために栄養をたっぷりとるのが理想。 けれど過剰に食べ過ぎてしまうと肥満になり、 次のようなリスクが高まります。 赤ちゃんの成長阻害: 心肺機能、循環機能が低下し、赤ちゃんへの血液供給量がダウン。 妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症): 胎盤機能が低下し、赤ちゃんにも母体にも悪影響が。 妊娠糖尿病: ホルモン異常がおこり、血糖値コントロールが不可に。 赤ちゃんの命にかかわる場合あり。 難産:循環器系の機能低下や産道に脂肪がついて!お産が大変に。 太りすぎ防

          妊娠中の太りすぎに注意

          妊娠ライフを快適に過ごすために気をつけることや知っておくべきこと

          妊娠5ヶ月は安定期と呼ばれる時期に入ります!!妊娠ライフを快適に過ごすために 気をつけることや知っておくべきことなど日本では、昔から妊娠5ヶ月に入った最初の「戌の日」に安産を願って腹帯を巻く風習があります。 「戌の日」にするのは、犬は極めてお産が軽く、一度にたくさんの子どもを産むことから、日本では犬を安産の守り神として愛されてきたため その戌の日に子宝に恵まれたことに感謝し、 また授かった子どもが健康に生まれてこられる様に祈祷をすると良いとされています。 下半身に負担をかけ

          妊娠ライフを快適に過ごすために気をつけることや知っておくべきこと