後世に残る事業に携わりたい【キュンな転職ビフォーアフター 〜タイミー 大城祐二さん編〜】
車の整備士からキャリアをスタートし、さまざまな規模、業種の企業での経験を積み上げてきたという大城祐二さん。
地元である沖縄県への貢献、家族と共に暮らす福岡県内での活躍など、土地との関わりを大切にしながら、自身のあるべき姿を考える意思は、大城さんならではのものだと感じられます。
これまでのキャリア、生き方を振り返りながら、大城さんが次なる活躍の場として見つけたのは、スキマバイトアプリ「Timee(タイミー)」を提供する株式会社タイミー。その出会いは、「Kyun Agent」をご利用いただいたなかで生まれたものでした。
では、大城さんはご自身のキャリアをどのように見つめ、人生を歩んできたのか。今回は、キャリアを変遷をお伺いしながら、彼自身が抱く人生観について触れていきます。
大切にしてきたのは、その瞬間のワクワク感
── まずは、今までのキャリアについて教えてください。
沖縄県出身で、長崎県の短期大学で英語を学びました。
当時は将来について漠然とした考えしかありませんでしたが、学生時代にアルバイト先で車好きの先輩と出会ったことで、自動車業界に興味を持つようになったんです。
卒業後、地元で車の整備士として働き始めました。
その後、サイエンス企業に転職し、研究者向けの営業職に。次に車の買い取り事業会社で営業職として全国2位の実績を上げ、最後に医療系ポータルサイト運営会社で病院向け営業をしていました。
常に「とにかく楽しむこと」を重視してきたキャリアですね。
── 大きな変化を伴う転職のようにも感じられますが、大城さんはとてもフットワーク軽く、次への道筋を考えられていらっしゃいますね。今までの経験で、特に印象に残っているものはありますか?
サイエンス企業での日本初の研究者向け研究資材ストアの立ち上げが特に印象深いです。
リーダーとして研究者のニーズに応じたサービス設計を行い、大きなやりがいを感じました。10人程度の小規模組織で事業を創る経験ができ、非常にやりがいがありましたね。
今回、転職を検討したのも、再び当時のように小さな組織で働きたいという意思が大きかったからなんです。具体的には、10人程度の小さな組織で働きたいと思っていました。
かつ、社会人生活の途中でスティーブ・ジョブズに出会って、彼の考え方や生き方に心酔していて……。
イノベーティブな発想力と、世界を変える革新的なサービスを生み出し続ける姿勢など、ジョブズへの尊敬の念が生まれていたので、IT業界で働きたいという気持ちもありました。
「Kyun Agent」との出会いが、自分の人生の“軸”を見つける転機に
── 「Kyun Agent」とはどうやって出会ったのでしょうか?
大手転職エージェントにも登録しているなかで届いた、奥本さんからのスカウトメッセージがキッカケでした。
最初は、「東京のIT企業からの採用オファーか」と思いましたが、よく見ると「Kyun Agentを使ってみませんか?」という、エージェントサービスの紹介で、新しいなと(笑)。
正直、「Kyun Agent」のことはまったく知りませんでした。でも、奥本さんのメッセージを読んで、なんとなく引かれるものを感じたんです。
下調べをしてみたところ、「Kyun Agent」は志の高い人材と企業をつなぐサービスだということがわかりましたし、代表の奥本さんの熱い想いも伝わってきました。
インタビュー記事やYouTubeの動画も拝見して、この人なら信頼できるという直感も得られて。しかも、奥本さんご自身もIT業界の出身でいらっしゃるので、心強い味方になってくれそうだと期待が膨らんだんです。
── そういっていただけて何よりです。ご自身の想いを伝えるなかで、見えてきたことはありましたか?
奥本さんは、とにかく親身になって私の話を聞いてくれました。将来なりたい人物像や、チャレンジしたいことなど、抽象的な想いをたくさん語ったのを覚えています。
毎回の面談で1時間以上も時間を割いてくれたり、夜分まで付き合ってくれることもあり、私のことを深く理解しようとする姿勢に感銘を受けました。
特に印象に残っているのは、「人生で大切にしている価値観」を問いかけられたこと。
20代のころは、そんなことを深く考えたことがありませんでした。でも奥本さんとの対話のなかで、「世の中に喜ばれるようなサービスや仕組みを、後世に残し続けたい」という想いに気づくことができたんです。
スティーブ・ジョブズが、亡くなった後もApple製品で世界中の人々の生活を豊かにし続けているように、私もそんな生き方をしたいと思ったんです。
── そういった対話を経て、実際、どんな企業の紹介があったのでしょうか?
実は、最初に紹介してもらったのは、タイミーだけでした。奥本さんから「大城さんの志向性とバックグラウンドを踏まえると、今のタイミーさんは非常にマッチする会社だと思う」と。
タイミーなら、事業を通じて社会に貢献したいという私の想いを実現できる。そういう背景でのレコメンドだったのだと思います。
実際、その提案はとても的確で、紹介してもらってからはタイミーへの興味がどんどん湧いていきました。当時から企業名やサービスは知っていましたが、都内近郊のサービスだとばかり思っていたので、まさか福岡在住ながら働けるとも思わず……。
これまでの自分の経験を生かしながらも、新しいフィールドでチャレンジができる環境だとも感じられました。
── では、タイミーさんへの転職は、比較的スムーズなものだったのでしょうか?
う〜ん、会社への興味関心は高まっていましたが、面接に至るまでのプロセスで本当に苦労しましたね。
というのも、ITベンチャーにおける面接って、ロジカルシンキングや自身の考えを言語化する能力がとても求められるんです。けれどもそれは、私のこれまでの人生で経験のないことだったのですごく難しくて。
面接の練習に付き合っていただくたび、奥本さんから「大城さん、それじゃ伝わらない!」ってたくさん怒られましたからね(笑)。
何度か「もう面接練習はいやだ……」と思ったほどでしたが、いただいたフィードバックをもとに改善を重ねたことで、考えていることを言葉にする力と、それを人に伝える力が随分と向上したと思っています。
おかげで面接も通過できましたし、そこで教えていただいたことが現職においても生きているので、改めてありがたいなと奥本さんに感謝の念を抱いています。
「1年半が数年に感じるほど」タイミーで過ごす、挑戦にあふれた日々
── 実際に入社されて約1年半。働いてみていかがですか?
タイミーでの日々は、本当にめまぐるしいですね。短い期間の中でまるで数年分の経験を積んだような濃密な時間を過ごしています。
入社直後は、既存顧客のカスタマーサクセスマネージャーからスタートしました。利用企業様のサービス活用状況をヒアリングし、成果を最大化するためのフォローを行うポジションです。
でも、わずか2〜3カ月で組織改編があり、今度は沖縄営業所の立ち上げを託されることに。事業の成長スピードの速さを身をもって体感しましたね。
立ち上げでは、わずか数名の少人数チームでのスタートでした。営業はもちろん、オフィスの環境作りなどあらゆる業務を担当しました。
ベンチャーならではの働き方だとワクワクし、地元沖縄の企業回りに奔走する日々。並行して、行政や経済団体、有力企業のトップなど、地域の有力者とのリレーション構築にも力を入れました。
おかげさまで、立ち上げからわずか半年で新規受注を大きく伸ばすことができ、社内表彰までいただけました。
新聞やラジオなどのメディア掲載も数多くありました。過酷な環境でしたが、困難を乗り越えた達成感は何物にも代えがたいですね。
今はまた福岡に戻り、今度は九州全体を見据えた事業開拓を担当しています。人口減少や人材不足に悩む地方の課題解決に、タイミーのサービスを役立てられたら。そんな想いで、日々地域に飛び込んでいます。
── プライベート面での変化は何かありましたか?
今まで以上に、家族との時間を大切にするようになりました。
妻と3人の子どもがいるのですが、沖縄営業所の立ち上げがあったため、一時的な単身赴任を経験していて。会社のサポートもあり、月に数回は家族のもとに帰れていましたが、なかなかゆっくりとした時間を共にすることができない期間もあったので、
今はその分、家族の支えに感謝しながら濃いひとときを過ごしています。
とはいえ、仕事を全力で頑張るという自分自身の人生もとっても好きなので、そのバランスは今後も含めて考えていきたいところですね。
「何歳になってもワクワクした気持ちで仕事を楽しんでいるお父さんでありたい」という気持ちで、日々奔走しています。
自分自身の本音と向き合う時間を大切にしてほしい
── 転職活動を検討している方に何かアドバイスをするとしたら、どういったものが考えられますか?
自分自身と向き合う時間を作ってほしいですね。 具体的には、まずは2〜3時間でいいので、自分の過去を振り返ってみてください。
生まれてから現在に至るまでの人生の節目を書き出し、その時々で自分が何を大切にし、どんな想いを抱いていたのかを言語化するんです。
例えば、学生時代に打ち込んだことや、就職してから嬉しかった出来事、転機になった出会いなど、自分史を紐解いていくイメージですね。
そうやって自分自身と向き合うことで、人生のテーマのようなものが見えてくるはずです。
「お客様の笑顔を生み出す仕事がしたい」とか、「世の中をより良くする商品を生み出したい」とか、自分の根幹にある想いに気づけるのではないでしょうか。
その気づきを軸に、自分に合う企業を探していけば、きっと納得感のある転職ができるはずです。
ひとりで悩んで前に進めなくなったときには、信頼できる人に相談してほしいですね。まだまだ転職は考えていないですが、私も近々また奥本さんに自分の考えの壁打ちをお願いしようと思っているくらいです。
── この先、タイミーで実現したい、あるいは大城さんの人生で実現したい夢はありますか?
タイミーを通じて、社会課題のひとつである人材課題や地域活性化に携わり、後世に残るサービス作りの一助になりたいと考えています。
タイミーに入社したことで、さまざまな地域にある人材不足、経済力低下などの課題が見えてきたので、それらを解決できる取り組みに従事していきたいですね。
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Interview & Text/詩乃 Design/ハヨン Edit/篠原泰之
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