婚活パーティで心がけていること~変わろうとする力~
僕はライフコーチをメインの活動にしていますが、その他にも色々と参画させてもらっている事業があります。
その1つが、今回お話する婚活パーティのスタッフです。
栃木県の那須を拠点にしている那須婚活チームで、結成して数か月なのですが様々な業種の方と一緒になって、お客様の幸せをカタチにすることは非常にやりがいを感じています。この点は、ライフコーチで取り組んでいるクライアントさんの気づき~目標設定~行動変容と似てたりします。
ただ婚活パーティといっても、最終的に何を得たいかは、実は様々だったりします。全て結婚の為じゃないの?って思っていましたが、これは対人支援者として、というか僕自身の中で一般化してフィルタリングしていた考えだったんです。
そうなの?って思われるかもしれませんが、
【婚活パーティ=結婚】だけではないんです。
もちろん、そういうカタチを描いて来られる方もいらっしゃいますよ。
それだけじゃないよって話ですね。
色んな形態の類似パーティがありますし、僕はその一部しかまだ体験していませんので、あくまで僕の体験談になります。ただ、どのイベントでもお話をしてお互いの関係性を築くのは同じだと思います。
つまり結婚が目標だとしても、その前には相手との関係性構築がとってもとっても大切になるんです。そりゃそうだろって思うかもしれませんが、これが出来るか出来ないかで、その先に繋がっていきます。もし僕が参加者だとしたら、きっと緊張するし前のめりに自分をアピールしちゃうだろうなぁって思います。客観的にスタッフとして携わらせて頂いているから、自分が席に座ってグイグイアピールする姿が想像出来るんです。でも、アピールする為に積極的に話すのは、あまり重要じゃなかったりします。
これは僕のセッションでも言えることですが、僕とクライアントさんのセッションで話す比率でいうと、4:6もしくは3:7くらいです。
意外に思われるかもしれませんが、僕(ライフコーチ)は聞く方が多いんです。いかにクライアントさんの想いを引き出させてもらうかは、傾聴による力が大切なんですね。
僕がセッションで反省することの多くに、ついつい話の主導権を僕が握ってしまった。なんてことはありました。(最初の頃は特に多かったなぁ)
これは、焦りからくるものもありました。そうなるとクライアントさんも聞き手に回ってしまうので、クライアントさんの想いが聞けないんですね。
これは婚活パーティでも同じことが言えると思っています。
自分を必死にアピールしてマシンガントークをしても、相手が受け取るの印象としては
「おはなし好きな人」に留まるか、
「頑張ってるなぁ」「ちょっとチャラい」と思われてしまう。
この空回りにはもどかしさを感じてしまいます。
実はこの現象、以前参加させてもらった婚活パーティで起こっていました。
一見、話が盛り上がっているように思われますが、一方的に男性がお話をしてそれを聞く女性。その後、マッチングされたかは個人情報になるので分かりません。ただ、女性には笑みはなく終始硬い表情でした。
そんな経験もあって、今回頂いたセミナーの時間で
【コミュニケーションで大事なことは?】ということについてお話させてもらいました。
細かい内容は端折りますが、一番伝えたかったことが対話で大切なのは傾聴・聞くことだという事です。脳心理学についてとか、専門用語を多用してしまったことは僕が持ち帰る宿題になりました。30分の限られた時間だったことや、緊張した雰囲気を変えられなかった事も反省点ですが、それでも数名の方は僕の話を頷いたりメモをとってくれていました。有難い話です。
30分で関係性を築くのは、並大抵なことではありません。
表情には見せませんが、若干僕の心はしょぼくれていました笑。
ただね。その後少し時間があって、1人の参加者が話しかけてくれたんです。実はその方、僕がセミナーさせてもらって印象的な方のお一人でした。
「難しい話だっけど、すごく自分には興味深い内容でした」
そう言って、少しづつご自身についてお話してくれました。
実は話すのが苦手・職業柄楽しい話はあまりしない。
自信なさそうに言ってくれましたが、僕にはこの人にはパワーがあると感じさせてもらったんです。
それが話を聞く姿勢にありました。
ご自身が言うように、お話が上手かといえばそうではないかもしれません。
でも、初対面の僕のセミナーを終始興味を持って聞いてくれていました。
そりゃ平等に関わらせてもらったとしても、僕も人間ですから。好印象だったわけです。
「話せるようになるのに、何かアドバイスはありますか?」
そう質問してくれたので、僕は言ったんです。
「話すことが苦手と言うことは、その分人の話を聞くことが出来る方なんじゃないでしょうか。僕のセミナーも最後まで聞いてもらいありがとうございます。」
するとその方の表情が、少し柔らかくなったのはマスク越しにも十分伝わってきました。言いませんでしたが、初対面でモヒカンの僕に話しかけてくれたんですよ。僕らには何かしらの信頼関係が生まれていました。
語弊恐れずに言いますが、婚活パーティって参加しただけじゃ繋がりにくいのに、どうしてもその責任を主催側に求めてしまうんです。確かに、パーティの内容や時間管理、食事のタイミングなどは主催側が向き合う点です。でも、いかに参加者の方々に幸せになってもらうかを試行錯誤しています。
僕らスタッフは、その幸せのおすそ分けを頂ければそんな嬉しいことはありません。その為に出来る事が、あくまでサポートしか出来なんです。
「参加したけど、何も繋がらなかったじゃない」
その気持ちも理解出来ます。
お金も時間もかかっていますから。
ここは歯がゆいんですよね。
でも、僕らは魔法使いでも未来を自在に操れるわけではないので、最終的には【いかに行動するか】の本人意思が先の行動変容に繋がります。
そして、
【変わりたいのに変われない】【どうしたらいいか分からない】
この状態のまま自分だけの力で変わろうとする。
これも苦しいものです。
だって変わろうとしているんですから。現実に向き合っているんです。
婚活パーティの話で言えば、
意地でも自分ひとりで突破口を開こうとして、自己アピール一貫の空回り。
それに気づいていないとしたら、未来を見ているようでも「今・この瞬間の自分と向き合っている?」ここを大事に捉えているか?
じゃあひたすらに行動すれば変われる!
そんなことも言えませんし、僕はがむしゃらに行動して心をぶっ壊した経験があります。
そこで得たのが【頼る勇気】でした。
今回のパーティにも、様々な方がいらっしゃいました。
普段の生活とは違った緊張感が生まれますし、本来お話が上手な人でも言葉に詰まることもあります。
でも、やっぱり対話で大切なことは、聞く力だと思うんです。
相手の事が知りたい、気に入った人と繋がりたいなら尚更です。
その為に、変わりたい自分に向き合って現状と向き合い、誰かに頼る選択を持ったとき、その想いは行動に変わっていくんです。
頼ることは弱い事でも、依存でもありません。
むしろ自立して変わっていく為には、依存って言葉使ってもネガティブにはなりません。
いつもの癖で、少し熱くなってきちゃいました!失礼しました!
何が言いたかったかと言うと、僕に話しかけてくれて自分はおはなしが苦手と仰っていた方。
その方の変わろうとする意思を伝えてもらえて、心から嬉しかったです。
話すことが苦手でも、話しかけてくれた勇気、変わろうとする勇気。
きっと自分と向き合う準備が出来ているんだなぁと思ったし、僕が背中を押された気分にさせてもらっています。
出来ることなら、もっとお話を聞いてみたい。
僕がその方のファンになっています。
見えないけれど、信頼関係は生まれていると思っています。
聞く力、頼る勇気、自分に向き合う勇気。
これを持っていれば、大丈夫。
僕を必要としてくれるなら、いつでも関わらせてもらう準備運動はしています!
婚活だけじゃないけど、
コミュニケーションが苦手だったり、自分の意思が相手に伝わらない。
そんな方は、一度おはなししてみませんか?
その勇気に、僕は全力で向き合わせてもらいたいんです!
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読んでくれてありがとうございます。
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