自信がないのは経験が足りないからか?
クライアントさんには、自信がなく不安になって心の整理整頓を求めるケースがあります。
「自分なんて」
「何にも出来ることはない」
このように言う方は、決して少ない事ではありません。
経験の棚卸をすることもあれば、その時の想いを聞かせてもらうのですが、そんな時に僕はつい個人的な感情を出してしまいそうになるんです。
「立派な経験値だよ」と。
立派かどうかは、相手が捉えること。なのでこの言葉をコーチの僕が発言していいものか考えたりするけど、僕はそう思っているんです。
そしてこれは今まで言っていなかったことですが、僕はクライアントさんを通して僕自身を映してもらっている気持ちにもなるんです。
それが僕の「英語力」についてです。
語学留学を含めて、約3年間海外で生活をしていたのに、あまり自分から話せる事を伝えていませんでした。
何かの話の流れ上、「実は話せるんだ」と言うくらいでした。
一応、前職で英語を活用して仕事をしてきているんです。
でも、でもですよ。独立してから、ほとんど自分からそれに触れてきませんでした。
会社員の時には、率先して担当していた通訳や翻訳の仕事。なのにフリーランスになって急に英語という刀をヒョイっとしまってしまったんです。
こういう心の葛藤、というか揺れは、対人支援者側にも起こっているんです。人は鏡と言うように、クライアントさんとのセッションを通して、まるで自分を見ているようになることがあるんです。
僕が英語を前面に出さなかったのは、様々な想いが働いていたように思います。思い当たるだけ挙げてみると・・・
パッと挙げるだけでも、これだけ出てきます。
もちろん、これらの想いに至るまでの心理的な背景は存在します。(クライアントさんとはここをグーっと深ぼって話します)
ですが今回あえて総称すると、
これが付きまとっていたんだと思うんです。
独立してこれまでに、ありがたいことにいくつか通訳の仕事を頂いています。もちろん、ご依頼頂いたお仕事は全力で取り組みますよ。ここで言う不安は、自分で「英語を話せます」ってアピールをする事に対する不安です。
心のどこかには、いつかまた英語を活用した仕事をしたいな。それくらいの想いはあったんですね。
「いつかまた」って・・・いつよ。
めちゃくちゃ曖昧過ぎる願望笑。
そして語学力ってのは、使い続けないと衰えていくんですよね。
厳密には、使わないと不安になるんです。
この不安な状態って、脳科学心理で過度なストレス状態だと、脳の言語中枢へ流れる血流の低下によって言語能力に影響を及ぼすそうです。
すると、英語への壁や恐れが高まっていき、話せないかもという状態に陥る。
日本語でも同じですが、過剰な緊張感を感じると、言いたい事もいえなくなったり言葉が出てこないことがあると思います。
普段なら言えることも、まるで自分の言葉じゃなくなってしまうみたいに。
ちょっと実験的に、仲の良い海外の友人に疑似プレゼンをやってみたんですね。
自己紹介~事業説明~質疑応答など。
友達の感想はこうでした。
「普通に会話出来てるよ」
あぁ、やっぱりそうか。と思いました。
友達だからとか、お試しプレゼンだったので、過度な緊張は感じていませんでした。それに一番大きかったのは、失敗してもいいと捉えて望んでいたこと。
英語だって会話のツールなわけですから。日常会話が終始、学校で習ったような文法通りでまとまることはまずありません。
日本語でも、「腹減ったなー」と思って「私はお腹が空いています」っていう人いないでしょ。ずっとこれじゃ会話成立しないよね。
この辺りで、失敗しないように・綺麗にまとめようとし過ぎていたんです。
それが英語に対する不安や、自分から発信するのを控えることに繋がっていったんです。
「いつかまた」ではチャンスは掴めないと思うし、自分の経験や武器を忘れさせてしまっていたのは自分自身。
不安な状態にさせていたのも、自分自身。
経験がないから・・・
私なんて・・・
そういう想いは、僕も経験上共感なんです。
でも、一つ前に進めるとしたら、その不安の要因を根っこから掘り出してみる事。経験は積み上げていけばいいし、持っている経験にアプローチをかける。
そんな心の棚卸って、コーチだって必要だから。
これを読んでくれているあなたも、頑張るんじゃなく、自分に向き合う時間を作ってみてほしいな。そう思っています。
忘れていた感情や経験に触れて、不安の要因を掴みにいきましょう。
読んでくれてありがとうございます。
ちなみに僕は、これを機に通訳や英語のレッスンなどをアピールしていっちゃおうと思ってます!
一緒に進みましょー。
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