自分は無力だ。そう思ってしまうとしても…
こんにちは。
栃木県でライフコーチをしている、けーじろです。
対人支援の仕事をしていると、
丁寧にクライアントさんの話を聞く、つまり「傾聴」に徹することは多々あります。
クライアントさんの中には、辛い当時の話をしたりその時の感情を思い出して感情的になる方もいます。
そんなセッションの終わりには、「聴いてくれてありがとう」と言ってくれることがあります。クライアントさんの中で溜め込んでいた想いが、言語化され身体から表れたとき、「こちらこそ話しくれてありがとう」と伝えるんです。
それは心からの感謝であり、信頼関係が無ければ過去の経験が感情と連動されることはないんだと思います。
一方で、事実として当時の辛かった出来事を変えることは出来ません。変わったのは、振り返った時にその時の記憶が和らげられたり、自称に対する捉え方です。
答えはクライアントさんの中にある、そんな言葉を対人支援の場ではよく耳にしますし、学びでもそう教わった人は多いんじゃないでしょうか?問題を客観的に捉えることが出来たり、”外在化”することは大切なことです。
そのベースにあるのが、「傾聴」でありクライアントさんに語ってもらうこと。ここは欠かすことができないです。
クライアントさんとのセッションでなくても、「この人は人の話をしっかり聞く人だなぁ」という方にお会いすることがあります。そんな人との会話は、心地よさを感じることがあります。
でもね、「ただ聴くだけ?」「誰だって出来るじゃん」と言われることも、時々あるんです。これには、僕の支援内容や商品提案力に課題があるとは思います。
そして実際のセッションでも、聴くに徹するというより「聴くことしかできない」と思ってしまうことがあるんです。
そんな時、「自分は無力だな・・・」と感じてしまうこと、正直あるんです。
何とかしてあげたい、と気持ちが前のめりになるとかえって聴くことが疎かになったり、感情に向き合うことが出来なくなってしまいます。もちろん、僕自身がもっと聴き方に磨きをかける必要はあります。
一般的に対人支援は、対話という無形商品を扱うことが多いので、有形商品を買ってもらうように目に見える形での成果は表れにくいです。そんな時に、無力感を感じてしまうのです。
でも、先日とあるクライアントさんに言ってもらった言葉ではっとしたんです。
その方は、最初の頃はあまり口数も多い方ではありませんでした。それが何度かセッションを重ねていくうちに、少しずつご自身の経験や思いを話してくれるようになっていきました。
僕への信頼を、強く持ってもらえているのを感じて嬉しさがありながらも、僕は何か出来ないものかという想いを持っていました。そんな時、クライアントさんから
「聴いてもらえて、新たな視点を得ることができました」
そう言ってもらったんですね。
そしてクライアントさんは、こんなこと言ったら否定されるんじゃないかという、言いにくさもあったみたいなんです。それが聴いてもらえた安心感や、僕の視点を伝えさせてもらったことで「内心に向き合えた」と言ってくれました。
この瞬間に、ただの「聴くだけ」から「聴くこと」に意味が出来たんです。聴くしかできないと思っていたのは、僕だけの想いでした。
形に見えないし、感情は日々変わっていきますから無力感を感じやすいんだけどね。でも、この「聴くこと」には意味があって、感情や心情を引き出せるのって、尊いなぁって思うんです。
クライアントさんやお相手があって成立するのが対人支援。
ただの会話のようだけど、「聴くだけ」だけではない。
感情や内面を引き出して「聴ける」のは、決して無力なんかじゃない。
そう思って、引き締めていきたいと思うんです。
読んでくれてありがとう。
↑クリックすると、僕の公式LINEに飛びます♪
登録してメッセージか絵文字など頂けたら、僕から返信させてもらいます。
初回無料セッション、お待ちしています。
(押し売りとか苦手なので、そんなのしないからご安心を♪)
【ライフコーチけーじろについて】
*上記以外はおはなしできない、ということではありません😁
ご連絡お待ちしていますね♪
良かったら別な記事も読んでね🐰
<SNSとその他連絡先>
こちらでも繋がりましょう😄
★ラジオ配信(日々の気づきを配信)
★note
★インスタ
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?