【映画レビュー】『アートのお値段』
今日は『アートのお値段』という映画の紹介をします
みなさんはアートとお金の関係をどう思いますか?
作品の価値は値段によって決まるのでしょうか
そのような疑問を軸に人気アーティストやキュレーター、ギャラリスト、美術評論家、有名コレクターに密着するドキュメンタリー映画です
この映画かなり気になっていて、ついにオンラインで観れるようになったということで今日レンタルして観てみました
私自身アートギャラリーで働いている身として常に寄り添っている疑問です
特に最近のアート市場は完全にバブル状態ですから今知っておいて悪くはない内容の作品と言えるでしょう
私としては投資としてのアートという一般人にはなかなか知れない内容を知れたことがよかったです
また一流のアーティストが現状をどのように考えているかや現代美術が高騰するきっかけになったことなど勉強になることもたくさんありました
軸になっているアートとお金の話に関しては、まぁ賛否両論でどちらの言い分も理解できるものです
作家にとって、自分が数万円で売った作品が自分にお金が入らないなか数億円で取引されていたり、個人に買われることで一生その作品が日の目を見なくなることなんていうのは辛いことに違いありません
それを憂う声があるのも至極当然です
しかし、ビジネスとして資産運用として考えるならばそれが当然のことになります
それが資本主義ですからね
この作品はアートマーケットに関心がある人にとっては非常に面白いと思います
また、現代美術ではこのような資本主義、消費社会に対するカウンターカルチャー的な作品もあったりするので、その理解の手助けにもなるかもしれません
私個人的にはとても楽しめた作品でした
よかったらご覧になってみてください
それでは
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