タシスムを確立したアーティスト ジョルジュ・マチュー
フランスのアーティスト ジョルジュ・マチュー(Georges Mathieu)を紹介します
この作家に興味をもったきっかけは東京のアーティゾン美術館で彼の作品を観たことでした
その作品がこちら
『10番街』
画面で見ると感じにくいかもしれませんが、実際に観ると迫力がスゴくてもう一瞬で引き込まれました
この作品に興味がある方は是非アーティゾン美術館で開催中の『見えてくる景色 コレクションの現在地』へ
まぁそんな訳で作者のジョルジュ・マチューに興味をもって、彼のバイオグラフィーや作品を調べたので紹介しようと思います
ジョルジュ・マチューの略歴
ジョルジュ・マチュー(Georges Mathieu 以下、マチュー)は1921年生まれ2012年没のフランスの画家
法律、哲学を学んだ後、独学で絵画を描き始める
カリグラフィックな描写で知名度を高め、世界各地でアクロバティックな即興製作を行った
タシスムという画風の代表的な作家といわれる
タシスム(Tachisme)って?
タシスムという言葉はフランス語で汚れ、染みを意味するタッシュに由来する
絵の具をチューブからキャンヴァスに直接塗布するドリッピングや速い筆運びにより製作の行為性や絵画の触覚性を強調するのが特徴
叙情的抽象として幾何的抽象との対立性が指摘された
創作のコンセプト
彼が叙情的抽象を描くにあたってコンセプトとしていたことは4つあります
その4つとは
・ 描く速さで意識の干渉に勝つ
・ 既存の形を描かない
・ 計画的に描かない
・ 感情を夢中に表現する
だそうです
(海外のサイトしかなかったので、本来の意図は理解できていないかもしれませんm(_ _)m まぁ日本のアーティストの意図だって理解しきれませんけどね笑)
作品紹介
『Torque』
『Ecartèlement de François Ravaillac, assassin du Roi de France Henri IV』
『Méru』
タイトルがフランス語なのはお許しください
抽象絵画ってタイトルでイメージ固定化してしまう恐れがあるので素人が和訳するのはちょっと怖いんです…
他にも作品が気になる人がいれば作品をみれるリンク貼っておくのでそちらをご覧ください
販売もされてるみたいですよ
お金持ちの方はいかがでしょうか
マチューの作品ってカリグラフィックって言われますけど、ちょっと書道っぽさあるので日本人との親和性かなり高いと思うんですよね
ちょっと気になる人が増えてくれれば嬉しいです!
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