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なぜ日本に痴漢が多いのか

本日はマガジン読者限定記事です。

痴漢の問題がTwitterをにぎわせています。
日本のこの手の問題ってとても根深いと思っています。率直に言って、男女差とかジェンダーとかそういう問題じゃない気がしてます。

本日はそんな私の仮説のご紹介です。

ポルノが表向きない国の暮らしとは

マレーシア人に痴漢の話をすると、まず驚かれます。
ゼロではありませんが、見ることも聞くことも稀です。

マレーシアではポルノが表向き一切禁止されています。水着姿の女性が広告に出てくることもありません。宗教的に厳しい東海岸地域では、イスラム原理主義が支配してまして、ビキニを禁止するかどうか議論になっているほどです(厳しすぎる、と言う議論もあります)。

ムスリムはもちろん、マレーシアに住んでいる華人にもよく言われるのが、「日本はどうしてあんなにポルノに寛容なのか」ということです。

例えば旅行で日本のホテルに家族で泊まっても、AVを見るための広告が堂々とテーブルに置いてある、と。マレーシアの子供たちはこうした広告を見ることがほとんどないので、びっくりすると。一体どうなっているのか、と。

マレーシアのペナンに住む友人の長塚さんは、お嬢さんを日本に送り出すに当たって、日本のセクハラについて教えてから、送り出したそうです。

機内だけではなく、日本国内で毎日発生している痴漢の事も嫌というほど話し、やはり防御策を伝えて送り出しました。せっかくの里帰りにこんな話はしたく無かったけれど、日本は
『痴漢など性犯罪への認識と罪が甘い国』
なのは事実...(悲)私自身、中高生〜社会人になっても幾度となく痴漢に遭い、撃退して警察送りにした経験もあります。その頃から異常だとは感じていたけれど、マレーシアの様な
『公共の場で性的描写が無い国』
で暮らすと、日本の異常さがさらに際立って見えてしまいます。

女性が商品にされる、ということがない国に暮らしていると、日本やフィリピンに行くとちょっとギョッとしてしまうんですね。

一方で、痴漢について怒っている女性が、その同じ口で男性に対して「ブサメン」だとか、「キモいオヤジ」だとか、暴言を吐いていたりするのにも、違和感を感じます。

日本で差別的に扱われているのは、別に女性だけじゃないんじゃないかなぁ。男性も同じように尊厳を踏みにじられながら生きているように感じます。

尊厳を認めてもらっていない。単に年齢や外見だけで判断されているという面において、根っこが同じ感じがするんですよね。

身体的な特徴を口にしてはいけない、と言う先生

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