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どうやって専門性をつけるのですか? に答えました


ライターをやってる方から質問です。

最近ライターを始めました。ライターには専門性が必要と聞きました。専門性がありません。興味がある分野はあるのですが、どうやって専門性をつけたらいいですか?

ありがとうございます!

結論から言います。ある分野の専門ライターになりたい場合は、まずその分野で10人取材してみてください。それを100人に広げていきます。そしたら専門を作ることができます。

詳しくお話しします。

なぜ取材が重要なのか

先にお伝えしておくと、私は90年代から雑誌編集者を20年弱やっていました。そのため、認識がちょっと古いかもしれません。

ライターの基本は取材です。
オリジナルの一次情報を集めようと思ったら、現場にいる人、詳しい人に話を聞くのが一番早いです。

・自分に専門分野がないかどうか、洗ってみよう

もともと専門分野がある場合、それを生かすのがおすすめです。看護婦や教師、起業したなどの経験があるなら生かしましょう。
大きな差別化ポイントになります。

よく「私にはなんの経験もないのです」と言う人がいます。
聞いてみると、コールセンターをやってたり、コンビニなどで客商売をしてたりしてます。コールセンター勤務経験なんて、人間観察のプロじゃないでしょうか。

「怒るお客さんの特徴」「難しい人にどう対処するか」「コールセンターの職員は仕事のストレスをどう解消するか」なんてネタでもう記事ができそう。

・経験がないなら取材しよう

一方で、「経験はまったく書けません」って人もいると思う。その場合はやっぱり取材です。

もし、「北海道のホテルの専門家になりたい」なら、ホテル事業者、従業員などに話を聞きにいきます。

私はマレーシアの教育分野を取材し始めたとき、知り合いの親たち、子どもたちからはじめ、次に現地くもんの社長、塾経営者、ローカル塾講師に話を聞き、インターの先生たちや経営者に移行しました。現地のイベントに行くと、一気に20人くらいに話が聞けます。

100人くらい取材すると、だんだん輪郭が見えてきます。

どうやって取材相手に信用してもらうか

そうは言っても、「小さいブログなので、いきなり取材は難しい」とおっしゃるかもしれません。

でしたら、「聞きやすい人たち」、10人にまず聞いて書けばいいのです。

先のホテルの例なら、ホテルに実際に宿泊して、スタッフやオーナーに話を聞くのでも構いません。「書いていいですか」と許可をとってみましょう。

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