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記述式模試(二次型)と共通テスト模試の復習をしていた生徒(受験生)が漏らした感想

皆様お疲れ様です。

毎年高校3年生を担当していますが、5月のこの時期は、受験勉強をうまく始められている生徒とそうでない生徒の両方がいるように思います。

勉強時間自体は増えてきているものの、やることの多さに絶望したり、それでもやるしかなかったり、やり始めると少しずつ知識も繋がり始めたり‥と。

これの繰り返しで、螺旋状に知識が整理されたり、網目状に結びついたりしていくようにも思います。

そうはいっても、まだまだ抜けや漏れを補強している段階の生徒のほうが(特に現役生は)多いのではないでしょうか。

4月から5月にかけて、いくつか模擬試験もありました。

学校によって全校で受験するのかしないのかを選択していると思います。

また、模試によっては希望制にしている学校もあるでしょう。

生徒のレベルと模試のレベルと志望に合わせて。

あるいは個人で受験している生徒もいるかもしれません。

先日、記述式模試(二次試験型)と共通テスト模試の両方を受験した生徒が復習の仕方がわからないと放課後に相談に来ました。

生徒「なんか、共通テスト型のマーク模試って、掴みどころがないというか、復習がやりにくいんッスよねー。」

私「まぁ、最初はそうかもしれないね。どんな風にやりにくいの?」

生徒「なんていうんッスかねー。なんか、記述式の模試って問題に流れがあるじゃないッスかー。」

私「ふむふむ」

生徒「最初の(1)から、後半の(6)とか(7)とかにかけて難しくなっていったり、計算とか記述が増えたりとかすると思うんッスけど‥」

私「そうだね」

生徒「マーク模試って、なんか、全然繋がりなんかないッスよねー」

私「あー、なるほどねー」
私「うーん‥そうだなー」

私「さっきの君の話で例えると、共通テスト型の模試って言ってみれば大問が30個とか並んでて、全部(2)くらいの難易度って感じなんじゃない?」

生徒「それだ!!」

私「そこそこの難易度の問題を、たくさんのテーマから出題しているということだよね」

生徒「先生、その例え、メッチャわかりやすかったッス。なんか腑に落ちました。」

私「そりゃーよかった」

生徒「1つ1つのテーマについて深掘りするというよりも、色んなテーマがわかっているかを意識すればいいのか。」

私「そうだね」

生徒「なんとなくそんな感じはしてたッスけど、言われてみてなんかやり方を逆にちょっと思いついたような気がします!」

私「おー、がんばれー」

ということで。
ちょっとしたことでも、自分の中で腑に落ちると、突然見通しが立つことってあると思います。
受験の経験がない現役生はメンタルケアも大切と言われるのもわかる気がしました。
本当にちょっとしたことでも、何かのきっかけになるかもしれない。
そんなことを感じた瞬間でした。

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