高校教員になった教え子の大学受験生の指導法
ときどき出てくる私の教え子シリーズ。
高校教員になって数年ですが、無事に大学受験生の指導もしているようです。
大学入学共通テストの生物に関するお話
教え子の実践編
自分なりに生徒と関係性を構築し、自分なりに独自に対策を考え、自分なりに噛み砕いて授業を行うという、まさに教員の鑑のような半年間を送っていたようです。
お陰で、超超難化した共通テストの生物に関しては、担当したクラスの全員が全国平均を上回ったそうです。
やるなぁ‥
(そして若いっていいなぁ‥)
ちなみに、どうやって対策をしたのか聞いてみたところ、書店で市販の考察問題集を自費で購入して研究しまくったそうです。
(自腹とかの是非はともかくとして)
なお、教え子いわく、本当は生物って無限に考察問題が作れるんですよ!とのことでした。
共通テストの科目選択にまつわるあれこれ
共通テストの生物に関しては、物理との難易度差が話題になりました。先日得点調整の内訳も発表されましたが、最大で10点以上の加点になるようです。
高校1年生の段階で次年度以降の文理選択を迫られる学校が多いと思います。これにあわせて科目選択をする学校も多いと思います。
理系にいきたいが、どうしても物理は無理、生物だったら暗記も多いからいけるかも‥!という今までの常識が通用しなくなってきているのかもしれません。
上でも述べましたが、いくらでも考察問題を作れることができる(らしい)。
新課程になってさらに量が増えて知識事項だけでも負担増なのに、そこから活用まで含めると(本来的にはあるべき姿なのでしょうが)なかなかに厳しいのかもしれません。
科目選択の時点で勝負が決まってしまう/始まっているというコメントは多数みかけました。
ただ、物理は物理で、いくらでも難しくできてしまいそうなので、なかなか難しい(上に根が深い)問題になってしまいそうです。
共通テスト全体に関すること
文章が読めないならマンガから読め
教え子の実践に戻りますが、実際に生徒に伝えたことにはこんなこともあったようです。
共通テストの問題は、会話文形式や、複数の資料を見比べて判断するような内容の問題も増えています。
必然的に目を通さなければならない活字の量も多くなります。
そもそも情報量が多くて、正しく整理することから怪しい生徒も少なくないように思います。
意図を尋ねると、上記のような答えが帰ってきました。
その原因として、動画が世の中に溢れているからなんかね?と想像もしてみましたが、こればっかりは明確に言えそうな根拠もないのでなんとも言えません。
おわりに
なかなか物議を醸した2023年の大学入学共通テストも終わり、国立大学の出願、私立大学の試験などが続いていきます。
また、私立中学・高校の入試も始まってきており、世の中全体も入試モードになっているようにも思います。
子どもたちにとっては、人生の中での1つの大きな関門です。
貴重な成功体験(失敗体験)をする機会です。できる限りのことをして、最後の最後に自分の納得できる結果が出るといいですね!