見出し画像

障害者のリアルに迫る京大ゼミ2020、の自己紹介。

皆さんこんにちは。障害者のリアルに迫る京大ゼミ2020運営チームです。これが初めての投稿になります。まずは何より、この文章に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。今回は初めての投稿ということで、このゼミのことを御紹介したいと思います。

障害者のリアルに迫る京大ゼミ、の自己紹介。

障害者のリアルに迫るゼミは、障害というタブー視されがちな話題を自由に語り合い、率直に議論できる場を作りたいとの願いから、2013年に東京大学で始まりました。

昨年度からこのゼミを全国に広げる取り組みがスタートし、京大ゼミが関西では唯一のリアルゼミとなっています。運営メンバーは8人、京大生だけでなく京都府立大や関西学院大にも仲間がいて、それぞれの学部や回生も様々。

障害当事者、兄弟姉妹が障害を持っているといういわゆるきょうだい児、これまで障害とは関わりの薄かった人まで、本当に個性あふれるメンバーが集まっています。

昨年度は1年目だったということもあり、全てが手探りで講義の運営にいっぱいいっぱいになってしまい、運営メンバーの「リアル」をお見せすることがほとんどできていませんでしたが、今年度はこのnoteを使って、それぞれの自己紹介も更新していく予定です。お楽しみに!

いままでの京大ゼミ。

ゼミでは毎回様々な障害やマイノリティーの当事者やその家族、支援に関わる人などを講師にお呼びし、生の声を語って頂いています。昨年度の秋学期は各週で全8回の講義を行い、毎回その人からしか聞けないようなお話を頂きました。参考までにここで、その8回の講義テーマを御紹介したいと思います。

NOTE画像2

(敬称略)
第1回 村田淳(京都大学学生総合支援センター)
「『障害』を考えるってどういうこと?」

第2回 熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター) 
「脳性麻痺」

第3回 加藤真一/笠嶋敏(京都DARK)
「薬物依存とその支援」

第4回 木村晴美(国立リハビリテーションセンター)
 「ろう」

第5回 
「自閉症」

第6回 赤﨑正和(映画監督・障害者のきょうだい)/ 池谷薫(映画監督・甲南女子大学教授)
 「障害と映画(きょうだい児)」

第7回 
「セクシャル・マイノリティ」

第8回 
「優生思想 - ディスカッション」

単位が出ないゼミにも関わらず、毎回10から30人ほどが受講してくださり、リアクションペーパー(ゼミで感じたことや考えたことなどを書いてもらう用紙)も、とても充実していました。受講生の皆さんに何か考えるきっかけを提供できていたなら、運営した者としてうれしく思います。

改めて、講師として御登壇くださった方、運営に御協力くださった京大の関係者の方々・東大リアルゼミの皆様、受講してくださった方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

NOTE画像1

これからの京大ゼミ!

ゼミではもちろん障害のことをメインに話は進んでいきますが、自分自身や社会を見つめ直す機会にもなります。当然その場で答えが出ないこともよくあります。でも、それで大丈夫なんです。「もやもや大歓迎!」、「無理しなくて大丈夫!」がこのゼミの特色です。


昨年度は講師の方のお話を聞く時間がほとんどという会も多かったのですが、今年度はもっと自分一人で考えてみたり、受講生同士で語り合ったりする時間もゆっくり取りたいと思い、準備を進めておりました。ところが御存じの通りのこの御時世で、当面はゼミを開催できないことになってしまいました。

このぽっかり空いた時間をどう活用するかということになり、昨年度はあまりできていなかったこれまでのゼミの振り返りや、運営メンバー同士の語り合いの時間を作り、このゼミや自分たち自身を見つめ直す時間を取っています。

「自分にとって障害って何なんだろう?なんで自分はこのゼミに関わっているんだろう?」

そんな疑問にじっくりと向き合っています。

また、Zoomを使って、東大のリアルゼミが出版した書籍を題材に読書会をしてみたり、こうやってnoteへの投稿を初めてみたり、今後に繋がる何かをできたらいいなと思っています。

これから運営メンバーの自己紹介に始まり、色々発信していきたいと思っておりますので、これからもどうかお付き合いください。

記事が面白いと思ったら、無理のない範囲でのご寄付をいただけると幸いです。いただいたご寄付は今後の運営のため大切に使わせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。