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第一回京都文学レジデンシー開催(2022年10月1日~21日・参加者6名)

第一回京都文学レジデンシー開催

 世界の小説家・詩人・翻訳者らが京都に一定期間滞在して執筆やリサーチを行う文学レジデンシーを立ち上げようと、2021年5月に京都文学レジデンシー実行委員会が発足しました。日本と海外の作家と翻訳家が京都に滞在し、自由に執筆する、日本初の文学レジデンシーの試みとなります。
 実行委員会には、立命館大学、龍谷大学、京都芸術大学、京都大学の文学者を中心に、京都市、文化イベント企画運営事務所MUZ ART PRODUCE、書店CAVA BOOKS関係者らが務め、運営に当たります。
 2021年度からの開催を目指していた京都文学レジデンシーですが、世界的な新型コロナウイルス感染症の流行により2021年度の開催は延期とし、代わりに「紙上レジデンシー」として雑誌『TRIVIUMU トリヴィウム』(編集:江南亜美子)を2022年3月に刊行しました。
 そして今年度、2022年10月1日(土)から10月21日(金)にかけて、第1回京都文学レジデンシーを対面で開催する運びとなりました。国内外から招聘した6名の詩人・小説家・翻訳者が京都に滞在し、創作活動を行うほか、オープニング・フォーラムをはじめとしたイベントを実施します。

対面・オンラインでの参加申込はこちらから
https://bit.ly/3U8tf3Z




オープニング・フォーラム「裂け目と文学」(10月2日)

 第1回京都文学レジデンシーの参加作家6名を交えたオープニング・フォーラムを下記の通り開催します。それぞれの作家活動、京都での予定について話してもらい、参加者からの質問も受けます。

<第1回京都文学レジデンシー オープニング・フォーラム>
開催日:2022 年 10 月 2 日(日)
時間:午後3時から午後5時まで(開場 午後2時30分)
場所:香老舗 松栄堂・薫習館(京都市中京区烏丸通二条上ル東側)
定員:会場参加50名 ※オンライン視聴も可能です。
参加費:無料
申込方法:下記URLから9月30日(金)までにお申込みください(会場参加、オンライン視聴ともに要事前申込↓↓)。

主催:京都文学レジデンシー実行委員会
共催:立命館大学国際言語文化研究所/龍谷大学国際社会文化研究所八幡プロジェクト/京都芸術大学
協賛:香老舗 松栄堂/DMG森精機株式会社/ワコールスタディホール京都
助成:ベルギー王国フランス語共同政府国際交流振興庁
後援:京都市/文化庁
共同プロデュース:MUZ ART PRODUCE/CAVA BOOKS
  

レジデンシー参加作家(6名)について

大前粟生(小説家 日本)
著書に『きみだからさびしい』『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』など。このほか短歌、絵本も。23年に『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』が映画化予定。

大前粟生さん



アンナ・ツィマ Anna Cima(小説家・翻訳家 チェコ)
デビュー作『シブヤで目覚めて』が各国語に翻訳。日本では河出書房新社から刊行。高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』などをチェコ語に翻訳(イゴール・ツィマとの共訳)。

アンナ・ツィマさん

 
アルフィアン・サアット Alfian Sa'at(劇作家・小説家・詩人 シンガポール)
詩集「激しいひと時」「記憶喪失の歴史」、「透明な原稿」のほか、短編小説集『サヤン、シンガポール』、『マレー素描集』など。戯曲集もある。 

アルフィアン・サアットさん


エミリ・バリストレーリ Emily Balistrieri(日英文芸翻訳者 米国)
英訳に森見登美彦『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』、角野栄子『魔女の宅急便』など。現在は大阪に拠点を置く。 

エミリ・バリストレーリさん


ポーラ・モリスPaula Morris(小説家・エッセイスト ニュージーランド)
オークランド出身のマオリ作家。作品で世界中の都市における人種、ディアスポラ、移動の問題を取りあげている。オークランド大学准教授。 

ポーラ・モリスさん


ユベール・アントワンヌHubert Antoine(小説家・詩人 ベルギー)
詩集5編、随筆集、短編小説集、ガリマール社から長編小説2編を出版している。26年間のメキシコ暮らしの後、2022年にベルギーに帰国。 

ユベール・アントワンヌさん


 
そのほか、レジデンシー開催期間中のイベントなどはウェブサイト(http:kyotowriters.org/kwr01)やnoteにて随時公開予定です。

noteでは今後、参加者のくわしい紹介やレジデンシーの様子なども公開していく予定です。ぜひフォローください。

【京都文学レジデンシー事業の支援に関するお願い→こちら

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