京都文学レジデンシー

京都文学レジデンシー実行委員会は、世界の作家・詩人・日本文学翻訳者が京都の街なかに長期…

京都文学レジデンシー

京都文学レジデンシー実行委員会は、世界の作家・詩人・日本文学翻訳者が京都の街なかに長期滞在して構想・執筆に専念できる環境と、読者を含めた文学の担い手たちとの交流の場づくりを目指して2021年5月に正式に発足しました。

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  • CAVA BOOKSより

    京都文学レジデンシー実行委員会メンバーでもある、出町座の本屋さん「CAVA BOOKS」によるお知らせ

最近の記事

第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑩トリスタン・ルドゥ(Tristan Ledoux)

あと数日で始まる第3回京都文学レジデンシ―。最後のご紹介は、小説家トリスタン・ルドゥさんです。最後の方にはトリスタンさんの短編集『金持ち強奪者』からの抜粋を掲載しています。翻訳は小柏裕俊さんです。原文と日本語の両方を載せています。ぜひご覧ください! There are only a few days left until the Kyoto Writers Residency begins! Finally, let us introduce Tristan Ledou

    • 第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑨ポリー・バートン(Polly Barton)

       本日のご紹介は、日英翻訳家・エッセイストのポリー・バートンさんです。記事の最後にはポリーさんの作品をお読みいただけます。日本語訳は吉田恭子さんです。日本語の擬音「ボー」と「ガラガラ」に思いを巡らす語り手。読者は普段から使っている擬音語をあらためて考える機会にもなります。英語原文と日本語訳の両方を載せています。ぜひご覧ください!  We are going to introduce our ninth writer, Polly Barton who is a Japanes

      • 第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑧パオロ・ティアウサス(Paolo Tiausas)

         8人目のご紹介は、フィリピンの詩人パオロ・ティアウサスさんです。ページの最後には、フィリピン語の原文とパオロさん本人による英訳が掲載されています。日本語訳は、澤田公伸さんです。ぜひご覧ください! We are pleased to present our eighth artist, Filipino poet Paolo Tiausas. At the end of this page, we post his example works, both in Fili

        • 第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑦今宿未悠(Mew Imashuku)

           7人目のご紹介は、日本の詩人今宿末悠さんです。現代美術のパフォーマンス作品にも出演されています。プロフィール紹介のあとには2編の詩「踊り子」と「焼ける」を掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください! Today, we present Mew Imashuku, a Japanese poet born in Tokyo, who will be participating in the residency. She also takes part inthe co

        第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑩トリスタン・ルドゥ(Tristan Ledoux)

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        • CAVA BOOKSより
          2本

        記事

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑥クリスティナ・ドンブロフスカ(Krystyna Dąbrowska)

           本日ご紹介するのは、ポーランドの詩人クリスティナ・ドンブロフスカさんです。ページの最後にクリスティナさんの詩を載せています。翻訳は、田中壮泰さんです。訳注もついておりますので、ぜひご覧ください! We introduce Krystyna Dąbrowska, a Polish poet, who will take part in the residency. We also post four poems by Ms Dąbrowska(Polish origin

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑥クリスティナ・ドンブロフスカ(Krystyna Dąbrowska)

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑤ダリオ・ヴォルトリーニ(Dario Voltolini)

           5人目のご紹介は、イタリアの作家ダリオ・ヴォルトリーニさんです。ページの後半に、ダリオさんの小説『寒気』の抜粋が掲載されています(イタリア語原文と日本語訳)。翻訳は、土肥秀行さんです。ぜひご覧ください! Our fifth writer is the Italian writer Dario Voltolini. We post an excerpt from his novel "Invernale" translated by Hideyuki Dohi (orig

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介⑤ダリオ・ヴォルトリーニ(Dario Voltolini)

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介④コリーン・マリア・レニハン(Colleen Maria Lenihan)

           4人目のご紹介は、コリーン・マリア・レニハンです。ページ最後には、コリーンさんのサンプル作品を掲載しています(『雲を味わう』より抜粋)。原文と日本語訳を載せておりますが、英語原文のほうでも日本語を思わせる単語が用いられています。ぜひご覧ください! The fourth writer invited to KWR 03, Colleen Maria Lenihan from New Zealand, is introduced. At the end of this p

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介④コリーン・マリア・レニハン(Colleen Maria Lenihan)

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介②オーシュラ・カジリューナイテ(Aušra Kaziliūnaitė)

           9月28日から10月27日までの一か月、国内外の小説家・詩人、翻訳家が京都に集います。お二人目のご紹介は、リトアニアの詩人オーシュラ・カジリューナイテさんです。  プロフィールや最近取り組んでいるプロジェクト、作品のご紹介のあとには、オーシュラさんのサンプル作品と木村文さんによる翻訳を掲載しています。ぜひご覧ください! Kyoto Writers Residency 03 will be held from 28 September. Today we present

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介②オーシュラ・カジリューナイテ(Aušra Kaziliūnaitė)

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介①アンバー・アダムズ(Amber Adams)

           9月28日から10月27日までの一か月、第3回京都文学レジデンシーが開催されます。今年は国内外の小説家・詩人・翻訳家10名が京都に集い、執筆活動に取り組みます。  この記事では、レジデンシ―の参加者をお一人ずつ紹介していきたいと思います。ページの最後には参加者の作品(詩・小説・エッセイ)もあわせて掲載していますので、ぜひお楽しみ下さい。  ひとりめのご紹介はアンバー・アダムズさんです。アンバーさんのプロフィールと現在取り組まれているプロジェクトについてご紹介しています。アン

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介①アンバー・アダムズ(Amber Adams)

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介③クレア・ウィグフォール(Clare Wigfall)

           9月28日から開催される京都文学レジデンシ―。本日のご紹介は、小説家クレア・ウィグフォールさんです。現在取り組んでいる作品やプロジェクトのご紹介のあとには、クレアさんの短編小説を掲載しています。翻訳は森慎一郎さんです。ぜひ原文と日本語訳をご覧ください!  Kyoto Writers Residency 03 will be held from 28 September. Today we introduce Clare Wigfall to you, a writer w

          第3回京都文学レジデンシ―参加者紹介③クレア・ウィグフォール(Clare Wigfall)

          第3回京都文学レジデンシ― オープニング・フォーラム「異物と創作」9月29日(日)開催

           9月28日から第3回京都文学レジデンシ―を開催します。国内外の作家・詩人・翻訳家10名を招待し、約一カ月間京都に滞在してもらいます。その第3回オープニング・フォーラム「異物と創作」が翻訳家・アメリカ文学研究者で京都文学レジデンシー実行委員会のメンバーでもある藤井光さんの司会で、9月29日(日)に開催されます。対面およびオンラインでご参加いただけます。ふるってご参加ください。そして本番当日までに、10名の参加者紹介の記事を投稿していきますので、ぜひこちらもご覧ください。 レ

          第3回京都文学レジデンシ― オープニング・フォーラム「異物と創作」9月29日(日)開催

          2023年度レジデンシー参加者の佐藤文香さんが第29回中原中也賞を受賞しました!

          2023年度レジデンシー参加者の佐藤文香さんが中原中也賞を取られました。受賞作の『渡す手』(思潮社)には、本レジデンシーがきっかけで、Corey Wakelingさん、小磯洋さんの英訳が使われています。また、サンプルワークとして提出された「森と酢漿」も収録されています。第29回中原中也賞の贈呈式は4月29日(祝日・月曜日)に山口市で催される予定です。 佐藤さんのプロフィールとサンプルワーク、またご活躍の様子を以下のリンクからご覧できます。 ・プロフィールとサンプルワーク

          2023年度レジデンシー参加者の佐藤文香さんが第29回中原中也賞を受賞しました!

          2024年度京都文学レジデンシー公募開始!Apply for Kyoto Writers Residency 2024!

          京都文学レジデンシーでは、異なる文化に触れることで新しい文学表現を生み出そうとする国内外の小説家や詩人など創作作家や翻訳家を支援するレジデンスプログラムを2022年から実施しています。 下記の動画は、オープニング・フォーラム「発酵する思考、表出することば」のアーカイヴ配信です。 本レジデンシーについては当note以外に以下をご参照ください。 ホームページ:https://kyotowriters.org/ コングラント:https://congrant.com/pro

          2024年度京都文学レジデンシー公募開始!Apply for Kyoto Writers Residency 2024!

          京都文学レジデンシーへの寄付をお願いします

           世界各国から、作家や詩人、翻訳家を招へいし、創作活動を行ってもらう文学レジデンシー。文学版アート・イン・レジデンスともいえるこの取り組みは、アイオワ大学のIWPプログラムをはじめ世界各国で広がっています。日本に文学レジデンシーを! 私たちはそんな思いから、京都での国際文学レジデンシーの実現・継続的な運営を目指して活動しています。皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。  京都文学レジデンシーの試みは、皆さまからのご支持があって、初めて成功と呼べるものになります。文学

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          第2回京都文学レジデンシー 無事におわりました【KWR02】

           10月21日(土)に催されたクロージング・イベント朗読会にお集まりいただいた皆さま、そして素敵な会場を提供いただいた真謡会館さま、本当にありがとうございました。皆さまのご清聴とご協力と共に、5名の作家と朗読者たちが、さまざまな言語やパフォーマンスを交えて、創造的で素晴らしい時間と空間をつくり上げてくれました。  クロージング・イベントの閉幕とともに、10月1日から約3週間にわたって開催された第2回京都文学レジデンシーを無事におえることができました。日頃よりご支援とご協力を

          第2回京都文学レジデンシー 無事におわりました【KWR02】

          【佐藤文香さん】翻車魚ウェブ:京都の日々 (のんべえ大学 秋の遠足Day2)

            佐藤文香さんが、俳句雑誌「翻車魚」のWebサイトにレジデンシー滞在についての記事を掲載してくださいました。レジデンシー参加者同士の和やかな交流や「のんべえ大学 秋の遠足」で恵文社一乗寺店や出町座「Cava books」を訪れたこと、糺の森・鴨川神社を散歩したことなどについて書かれています。ぜひご覧ください。 佐藤さんのご紹介記事は以下のリンクから読んでいただけます。俳句十句に加え、詩を書きおろしてくださいました。ぜひご覧ください。 ご支援のお願い 個人様からの寄付が

          【佐藤文香さん】翻車魚ウェブ:京都の日々 (のんべえ大学 秋の遠足Day2)