墓地と古代ジェンダー秩序・・・【新人読書日記/毎日20頁を】(46)
「中国ジェンダー史研究入門」、41〜60頁、読了です。
墓地の男女の副葬品を比較すると性差による分業は、先秦時代にはもう定着していることがわかりました。いわゆる「男耕女織」。七夕の「牽牛織女」伝説に登場する主人公が代表的です。しかし、古代に広い墓地や良い副葬品を持つのは大体貴族や王と王后であるため、そこから全体のジェンダー秩序を論じるのは、一般庶民にとって若干「不公平」な気がします。やはり、どんな時代であっても、まずは階級、次は男女だと思いました。