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良い質問とNGな質問

こんにちは。
心に火を燈す経営パートナー、共燈コーチルタントです。

コーチングやコンサルティングをしていていつも仕事の質を左右すると感じさせるのが、「質問」です。
質問の重要性は多くの人が名言を残されていますが、自分も切に思います。

「質問する力」こそが人生やビジネスにとって最大の武器になる

大前研一

答えよりも、どんな質問をするかによって、その人を判断せよ

ヴォルテール

シンプルでセンスの良い質問される方は、尊敬します。
では、どんな質問が「良い質問」で、「NGな質問」でしょうか?
自分なりの経験と主観で考えてみようと思います。

良い質問

①視点が変わる質問

ある時、目標を立てることに熱心になっていました。
いつまでにこれを達成しよう。ではそのためには短期的にまずこれとこれをこの日までにやって・・・・
その時コーチに、「それが達成されたら、どんな良いことがありますか?」と聞かれたのです。
もちろん目的があって目標を立ててるわけですが、この質問をされたことで「何のために」のイメージが、具体的にパッと浮かびました。
自分主体だった目標が、一緒にやる仲間や目標の対象になる相手の表情と感情までがイメージできたので、そこから生まれた行動はより効果が高いものになりました。
視点が変わることで、行動の質が変わった質問です。

②価値観を問う質問

ある時、嫌な気分になる出来事がありました。
どうも思い出してはムカムカするので、たまたま読んでた「リフレクション」の本を元に内省をやってみようと思い立ちました。

【嫌な気分になるのは、その奥に大事にしている価値観があるから。
大事な価値観が損なわれたから、ムカムカしている。
では、その価値観とは、何ですか?

自分の価値観が言語化できた時、自分は納得感、すっきり感、自己肯定感、が得られました。
リフレクション(内省)は、自分の価値観を言語化する訓練になります。
質問により自己理解が深まり、人生と人間関係の質が向上しました。

③具体的な行動を問う質問

ある時、やりたいことがありました。
ですがやったことがない未知の内容で、何から始めればいいのか、本当にできるのか分からず、頭で考えるばかりで身動き出来ませんでした。

その時先輩に「まず24時間以内にできるのは、何?」と聞かれました。

未知の内容だったものが急に行動レベルまで細分化されて、自分の目の前に降りてきた感覚になりました。

さらに、自分が実感しているのは、良い質問は、質問される方だけでなく、質問する方にも、気づきがある、ということです。

NGな質問

Why+notな質問

「なんで分かってくれないの?」
「どうしてこんなこともできないんだ?」
「なぜ(分かってるのに)やらないのですか?」

意識していないと、思わず使ってしまう質問ですね。
特に、身近な人(家族、部下、後輩など)には無意識に言ってることがあります。
悪気はなくても、言われた方は責められた気持ちになります。
自分だったら、カチンときて余計やらなかったり、落ち込んでしまったり、言い訳したり、してしまうでしょう。

思わずWhy+notな質問が出そうになったら、
ちょっと言い換えるだけで、
同じ内容でも受け止められ方が変わります


「わかりにくくしているのは、どこの部分だろう?」
「どこが難しく感じている?」
「やることを止めているのは、何だろう?」

素直に答えたくなりませんか?(笑)

まとめ

質問のスキルは、たくさんの本が出ていて、セミナーなどでも学ぶことができます。
テクニックを磨くことはもちろん大事ですが、
自分は、良い質問は、相手の成長を本気で願いながら、本質(音)を聴こうとする姿勢・心構えから生まれると思います。

そうすることで、「なぜか、この人に質問されると、成長できる」と思ってもらえるコーチルタントになりたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※表紙はMohamed HassanによるPixabayからのイラストでした。

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