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「穴があれば入りたい!」と真剣に思ったこと

今まで授業での失敗は、数えきれないほどある。

今日は久しぶりに、日本語上級クラスでドジを踏んだ。

漢字の時間でのこと。初めての試みとして、出てきた漢字を使った四字熟語を当てるクイズをやってみた。こちらが意味を言い、それを学生たちがスマホなどで探し、チャットで送ってもらうというものだ。

そこで、「苦しさに耐えながら仕事・勉強に励むこと」と伝え、待つこと数分。でも全く誰からも返信なし。(勤務先では学生は、Zoomと来校のハイブリッド授業)何、何、どうした?反応なし?

「じゃ、ヒントね~」と言った私は、『克○○○』と板書。

待つこと、数分。やはり反応なし。皆、きちんと取り組んでいる?と思った矢先、教室のTさんから

「先生、『刻○○○』では?」と鋭い指摘。

驚いた私は、あわてて手持ちの電子辞書で検索。まさに指摘通り。

刻苦勉励(こっくべんれい)

静かに辞書に存在していた。明らかに、私のミス!

探してもなかったから、誰も答えなかったんだね。ごめん!みんな!私は書きなおして謝罪。そして、皆に正解を示した。

きっと、学生達は「先生、ドンくさ~。しっかりしてね~」と半ばあきらめモードだったのかも。

ここで得た教訓。「まずは、必ず調べよ!知っていることでも」である。完璧だと思うことでも、必ず確認する必要あり!思いこみから大丈夫と思い、調べなかった私が悪い。あー、恥ずかしい!穴があったら入りたい・・・

これからは気をつけよう。密かに私は決意した。


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