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ドイツ ベルリン・フランクフルトへの旅③~ベルリン動物園とペルガモン博物館~

書かずにはいられないくらい面白く、興味深かったベルリンの場所を紹介したい。

1.ベルリン動物園

海外旅行に来てまで動物園に行こうと思う方は、少ないのかもしれない。
・・・が、私も大学生の息子も動物を見るのが好き。

とりわけ、この動物がいるとならば、気合も入るというもの。
まずは、園内のこちらの門をくぐると・・・


「熊猫」の字が

おお、初めまして!

おいしそうにササを食べるパンダたち。
パンダが見られるのは、ドイツではここだけ。やはり、パンダは世界中でも愛されキャラのようで、多くの人々が見学。

正直言って、日本ではここまで間近にパンダを見たことがなかった。しかし、こちらでは、かなり近い距離で見ることができる。これは、思ってもみなかったことで、本当にラッキーだった。

母の「夢夢」(モンモン)と双子の兄「夢想」(モンシャン)・弟「夢円」(モンユアン)

パンダが飼育されているところは、中華風のつくりになっている上に、BGMも中華風。なんだか、ここだけ中国にいる感じがした。

このベルリン動物園は広々していて、とてもゆったりできる。それに、パンダのように、それぞれのキャラクターに合わせた飼育環境を整備しているように思う。

例えば、キリン。
なんかアラビア風の宮殿かお城に見える。
住まいは、コンクリートの檻や鉄の柵だけだと思っていたら、こんなにもおしゃれなところに住むキリンたちもいるんだなあ・・・(飼育されているというよりも、もはや「住んでいる」と言いたくなる。)

優雅なキリン

こういう個性的な「住まい」なら、動物たちも嬉しいだろうし、見ている私たちも楽しい気分になる。

それに園内は、平日にもかかわらず、幼い我が子と共に見学するお父さんの姿も、とても多かった。

また、飼育員さんたちによる子どもたち対象のレクチャーが行われていた。私たちがパンダを見ているときにも、クイズ形式で楽しくパンダについて説明していたし、ここでも、にこやかに話していた。(でも、ドイツ語が分からないから、何の説明か不明・・・)
このように、幼いうちから動物たちに興味を持ってもらえるように、飼育員さんたちもいろいろと工夫されていて、素晴らしいと思った。

皆、真剣に聞いている

心からリラックスできた動物園散策。ベルリンのシンボル「バディー・ベア」の動物園バージョンもユニーク!

バディーベア

2.ペルガモン博物館

古代ギリシアやバビロニアなどの遺跡が、圧倒的な存在感のペルガモン博物館。
ただ一部閉鎖中で、有名な『ゼウスの大祭壇』は見られず残念!
しかし『イシュタール門』や『ミトレスの市場門』は、しっかり見られ、その精巧さと美しさに立ちすくんでしまったほどだ。

ペルガモン博物館入口
古代バビロニアの『イシュタール門』

『イシュタール門』は、青いれんがを組み合わせて造られているのだが、この青色が何種類にも及ぶ。よくぞここまで濃淡が表せたものだと感嘆する。だから、見ていると平面でありながら立体的に感じられ、この門自体が一つの芸術作品のように見える。
この博物館の中で、一番のお気に入りの場所だ。


『イシュタール門』から続く『行列通り』の壁画


『ミトレスの市場門』

あまりうまく撮影できなかったので、全体像がわかりにくいかもしれないけれど、高さ17メートル、幅29メートルほどあるらしい。
紀元前120年ほど前に、古代都市ミトレス(現在のトルコ)にあったとのこと。遥か昔、ここでも人々が普通に生活していたのか…と思うと、不思議であり、ロマンも感じる。


色彩豊かな美術品

中近東のヘレニズム美術品や、イスラム美術品の展示も多くあり、見ていてとても楽しかった。当時の彩色技術や造形センスには、驚くばかり。
その土地で、人々が日々の生活を楽しみつつも、あるときは悩み、驚き、考えながら人生を送っていたのだろうと思うと、今の私たちと同じで、脈々と受け継がれているものもあるかな・・・なんて、遥か古代に思いをはせた貴重なひとときだった。


前回の記事は、こちら。






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