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古文との闘い

最近、古文と闘っている。

ことのきっかけは、プライベートレッスンから。

それは、以前こちらにも書いている。

すでに入学から1か月以上がたち、学校生活にも少しずつ慣れ、楽しくやっている様子のYさん。まずは、一安心。

でも現代文と古文、とりわけ古文の授業は、やはり彼女にとって難関。まるで高い壁が、目の前にそびえているかのようだ。彼女は万里の長城のある国から来た人だけど、こんなにまで延々と難しさが続くと、まずい!

それで教える以前に、私も徹底的に古文に取り組むことにした。私は大学では日本文学を学んだけど、専攻は近・現代文学。在学中も、さらりとしか古文に触れていなかった。だから恥ずかしい話、古文は苦手。Yさんとのレッスンでも、「うわっ、質問きたらどうしよう?」などと、心の中ではハラハラドキドキしまくっているのだ。

これでは、Yさんにも失礼。そのためにも、古文基礎から戻った方がいいと考え、自宅に子どもたちが高校生だったときの問題集があったので、やってみることに。

それが・・・見事にできない。完璧に忘れている。知識は忘却のかなたまで沈んでいたのだった・・・ショック・・・

でも。ここで、負けたらダメ。めげたら、あかん!

自分を叱咤激励して、へろへろ状態で毎日数ページやる。この様子が、何か不真面目な受験生みたい。(本当の受験生なら数ページくらいで、フーフー言わないだろうし・・・)

四段、上二段、ラ行変格活用・・・活用の種類の見分け方は?ん?ねんず、おこなふ、あはれなり、かたはらいたし?

頭の中は、古文単語、古文文法がぐるぐる混ざって回ってる。

でも、「継続は力なり」と昔の人はうまくいったもので、昨日あたりから、すこ~しわかるようになってきたのだ!

お、古文が読める、わかる。文章の中の昔の人が、私に話しかけてくれてる!

私にとっても「万里の長城」だった古文が、壁の表面が少し削れた?(穴も開かず、ましてや壁は崩れてはいないけど)

まあ、壁を崩すまでにはさらに長い時間がかかるだろうが、やっていかなければね。Yさんに、よりわかってもらう授業をするには。

お互い、がんばろうね!Yさん!






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