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やっと帰省できて見られた両親の笑顔

先日、やっと帰省することができた。

コロナ禍で移動もままならず、高齢の両親と会うのは本当に久しぶり。とにかく顔が見られて、普通に食事をし、とりとめない話ができるこのありがたさ。そして、安心感。

離れていても、パソコンやスマホで簡単に交流できる現代だけど、両親はデジタル難民。だから、ネットで交流もできず。電話やファックスだけが連絡手段という、完全に時代の波から取り残されたところにいる二人。(何回もパソコンやスマホへの挑戦を勧めても、首を横に振るばかり。かなり抵抗があるらしい・・・)

仕方がないので、帰省した今回、やれることをやることにした。まずは、掃除。週1回、ヘルパーさんが来てくれているけれど、目の届かないところを重点的に攻めた。照明器具のほこり拭き、本棚の上、ベッドの下など、大量のほこり発見。体脂肪、ごみの他に、ため込んで嬉しくないものベストスリーに入る(←勝手に私が決めている)ほこりと徹底抗戦。掃除機で吸う→ぞうきんがけをひたすら繰り返す。

次に大物洗濯。シーツ、布団カバー、枕カバー、座布団カバーなど家にあるカバー類を次々に洗濯機に放り込み、干す。その間に布団も干す。洗う→干すの繰り返し。

3つ目に、小さな庭の雑草抜き。猫の額ほどの庭なのに、雑草だらけ。これも見つけ次第、抜く→捨てるをエンドレス。しゃがんでいる姿勢は、疲れるが、きれいになった部分を見ると、ムクムクと達成感を感じ、やる気アップ。無心でやれるところが、雑草抜きのメリットか?

ということで、数日間で実家はそれなりにきれいになり、両親の笑顔がはじけた。これも一つの親孝行かな?私も素直に嬉しかった。でも、いつまでこんな時間が共有できるんだろう?ふと、私の心の片隅に、ポトリと墨汁を一滴落としたような不安が広がる。もしも叶うなら、これからも、ずっとずっとこの両親の笑顔を見ていたい。おいしいと言って楽しく食事をしたい。たわいのない話で、笑いたい。変わることなく、ずっと・・・

それでも、しっかりと私の心に刻まれた両親の笑顔。

忘れない・・・








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