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【Jリーグ】第20節終了時点のJ1.J2のゴール&アシスト数
今回はタイトルにある通り、20節を終えた時点での数字を見て行きます。
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まずは、ゴール・アシスト数についてです。
ゴール数については、第10節終了時点ではJ1が245でJ2が246と差がなかったものの、その後の10節を通して45点も差が開く結果となりました。それに伴い、1試合平均ゴール数も2,45-46%だったのが、2,6%へ伸びたJ1と2,46%と変わらなかったJ2という結果。つまり、J2が減ったというのではなくJ1の得点数が伸びたことが要因でした。
ワンタッチゴール数・3タッチ以上ゴール数・アシスト率に関しては、第10節時点より総数は増えているものの、パーセンテージとしてはほぼ変わらずという結果でした。
これまで20節を経て、J1,J2合わせて400試合を終えても割合が変わらないという結果を見ると、これ以上の変動はないと思われます。
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続いては、ゴールの地点についてです。
J1は521ゴールのうち、266ゴールがA2からのゴールで112ゴールがA1からのゴール、その次に46ゴールのB1からのゴール。約8割のゴールがA1.2からのゴールでした。
J2は476ゴールのうち、240ゴールがA2からのゴールで124ゴールがA2からのゴール、その次に33ゴールのB1という結果。数に差はあるものの、どこからのゴールが多いのかという事実に違いはありませんでした。
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ビエルサライン通りの結果です。
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続いてはアシスト地点についてです。
J1.J2ともにアシスト率は変わらず65%です。ということは、ゴールの4割がセットプレーからのゴール及びこぼれなどの詰めから生まれるゴールということになります。個人的には勝敗を分けるゴールは、この4割のゴールな気がします。
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J1のアシスト数が1番多かった場所はA3。338本中67本がA3からのアシスト。次いで多いのが52本のA2。PA外ではA4で47本中32本がCKからのアシストなのでA4の約7割がCKからのアシストです。
興味深いのは、Bエリアでは中央ではなく外のB3の方がアシスト数が多いということです。そしてA5よりもアシストが多いのも興味深いです。
中央より外の方が角度があるので、マークを外しやすく、フィニッシュへの角度が作りやすいのでアシスト率が高まるという原理と中央から優先的に守る守備の原則通りの結果でしょうか。
A5よりもB3の方がアシスト数が多いというのは、DFラインとGKの間のスペースの広さに関係がありそうです。
A5の深い位置を取ることで、DFラインも下り、GKとの間のスペースが狭まります。かといって、DF前のスペースも大きくないのでそこからのアシストが多くないのかもしれません。そこで、さらにA3の深さを取りに行くことで、DF前のスペースを狙いに行くのか、B3に戻してGK前のスペースを空けるのかという判断が求められるエリアなのかもしれません。
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J2のアシスト数が1番多かったのは、15%のA2とA3でした。J1とその他のアシストエリアに関して異なるのは興味深いです。J1よりもA3からのアシスト率は少ないですが、B2やA5からのアシスト率が多いです。B2はドリブルでの侵入後にアシストやコンビネーションからゴールが生まれることが多く、A5からのクロスからのゴールもJ1よりも多かったです。
一概には言えませんが、PA前での守備強度に差があり、J2の方が時間とスペースがあることでゴールの形が異なっているかもしれません。ということを10節終了時点で記載していましたがそうではないようです。
最後にアシストのタッチ数を見ていきます。
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時間・スペースがあるのであれば、3タッチ以上のドリブルからアシストが増えるはず。そんな考察をしておりましたが、上記数字からはその考察は誤りだったことを示しています。3タッチ以上のアシスト数ではJ1,J2に9本の差がありますが、アシスト数からの割合で計算をするとお互い約30%という結果でした。
そうなってくると、J1,J2では数字から見た場合に差はないように見受けられます。リーグのレベルに関係なく、フットボールという競技における原理原則から出てくる数字が普遍であるということなのかもしれません。
では、現在開催中のEUROではどうなのでしょうか、コパアメリカではどうなのでしょうか、マンチェスターシティだったらどうなのでしょうか、高校生の試合だったらどうなのでしょうか。どんなレベルでも大きな差は生まれないのでしょうか。
今は、残念ながら疑問で終えます。時間のある際に調べてみたいと思います。
ここまでの長文乱文をお読みいただきありがとうございます。
#10 【Jリーグ】第20節終了時点のJ1.J2のゴール&アシスト数
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