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蘇生した写欲ーー写真と自分を綴る初めてのnote

はじめまして、恭輔と申します。
note初投稿です。

ようこそ、はるばるこのページまでお越しくださいました…すごく嬉しいです。
本当にありがとうございます。
普段は文体を気にする質ですが、あえて細かいことは気にせず、語り合うような気持ちで綴りたいと思っています。
(ちなみに、けっこう長いです!)

自己紹介

私が生まれ育ったのは海と山に囲まれた街です。実家の風呂は、蛇口をひねると温泉が出ます。“日本一のおんせん県おおいた(大分)” です。

毎日アコギを弾き語り、いつも時々お酒を飲み過ぎる、無邪気で感受性豊かな父。面倒見が良く、我慢強くて、いつも笑顔で誰からも愛される優しい母。そんな二人の元に私は生まれました。

下の写真が幼い頃の私です(左が私、右が父。見れば分かるか)。こういうシーンが残るから写真は素晴らしい。当然ですがフィルムです。どんなカメラで撮ったのかは不明。「サムライ」というハーフサイズのカメラを見た記憶はあります。

母が撮影した3歳ぐらいの私と、九州男(くすお)な父とアパートのベランダで。


小学校から高校まで成績優秀でバスケ一筋でしたが、中1からは父の影響もあってギターに目覚め、バンドもやりました。高校は成績優秀なあまりバスケ推薦で大分の進学校へ。

その後、大学進学で上京。卒業してから千葉県へ。妻と3人の子どもと5人家族で毎日笑い声が絶えず、にぎやかに生活しています。

2023年夏、大洗のビーチで。きれいに並べて波打ち際に駆けて行った妻と子どもたち。
5人分のサンダルが可愛くて撮った。


写真を始めたきっかけ

写真を始めるきっかけが訪れたのは高3の時。

優しい女性の音楽の先生がいつもピアノの上に置いていた、クラシカルな一眼レフカメラに一目惚れしたところから始まりました。

持たせてもらった時の重み、
デザイン性を感じるブラックボディ、
そして、なぜだかいい匂い…

ある日先生が、撮った写真を見せてくれました。それは、ピアノの上にある楽譜を撮影した写真でした。すごくかっこよかったんです。

”自分もこんな写真が撮りたいな”
”何気ないシーンもカメラを通して上手に切り取ればすごく美しいんだな”

初めてそんなことを思ったんです。

先生が持っていたカメラは「Nikon F3」ーー触りたくて、友だちと二人で音楽室をよく訪問しました。

この写真は、先生が、「すっごいイイ写真だったよ〜!」と現像・プリントしてくれた当時の写真。音楽室の隣にあった先生の部屋の鏡の前で。
左が私。右は親友T(掲載了解)。時が経つにつれて価値が高まる一枚。
シャッターを切ったTに感謝しています。

Tが持っているのがNikonのF3。当時一緒にバンドもやって文化祭でトリを飾った。
私は緊張のあまり本番前にトイレでリバース。こいつが証人。最高の思い出だ。
手前のラジカセがエモさを高めている


それからというもの、私は写真が大好きになり、インスタントカメラ(写ルンです)を常に制服のポケットに入れて持ち歩いたり、父の一眼レフを借りたり、母の実家に眠っていたオールドカメラを学校に持って行ったりするようになりました。

友達や当時付き合っていた彼女の誕生日には、学校で撮り溜めた日常の写真を全てプリントして、一枚一枚にキャプションを付けてアルバムにしてプレゼント。動機は、私の誕生日をサプライズで祝ってくれた彼らに、何かで返したかったから。ものすごいエネルギーで、取り憑かれたように取り組んでました。

特に傑作をプレゼントしたS(東京在住)とは、年に数回会うにも関わらず、今だにこの話で盛り上がります。今でも手元にあるそうなので、今度借りてきて紹介します。

写真を完全に愛してしまった私。カメラが欲しかったのですが、バイトもできなかったので、親に祖母に全力でお願いし買ってもらったカメラが、ロシア製のフィルムカメラ、LOMO LC-A。

当時、ファッション雑誌「sm●rt」のモデルが、”最近のお気に入りグッズ”みたいな形で紹介していて。撮影された写真が、フランスの映画「アメリ」の雰囲気みたいな色味で衝撃を受けて。


大分市内で最もオシャレな街の最もオシャレな公園の前にて、LC-Aで撮影。
この時Tは「ショーシャンクの空に!」と叫んでいた。18歳だった



僕に続いて、「え!何だこのカメラ。めちゃくちゃいい」と、TもSも続け様に買って、彼女も買って…それぐらい盛り上がったカメラでした。


やっぱり写真が好きだった

さて、あれから随分と時間が経ち、すっかり大人になってしまいました。
仕事が忙し過ぎて写真を撮る喜びを忘れていた中、昨年、あるイベントを運営する友人から、「是非、写真を撮って欲しい」とお願いされたのです。

久しぶりに本気で撮りました。撮り終えた写真を関係者に披露したら、予想外の高評価を頂いて…「もう一度、写真をちゃんと撮ってみようかな」と思い始めました。

そこで、ちょうど1年前(2023年4月)、雑に投稿していた「X(旧Twitter)」と「Instagram」をリセットし、再スタート。

毎日投稿することを目標に取り組み始めました。続かないどころか、全く飽きることがありませんでした。

2023年4月29 日、Twitter(当時)初投稿の写真。7いいね

改めて、“自分は本当に写真が好きなんだな”と、知ることができました。

実は、今まで自分より写真に関心がある友人がほとんどいなかったんです。
なので、SNSを通して沢山の人と繋がったり、沢山の写真を拝見できたりしたことはかなり新鮮でした。

「写真に情熱を持ってる人、カメラに詳しい人ってこんなにいたんだ!?」

「自分なんか全然知らん方やん…」

「こんな写真撮れたらな〜」

「この色味はどうやったら出せるんやろう」等々…

視野が広がってワクワクした一年でした。

ごく一部の方ですが、リプやDMでやり取りできたことも本当に嬉しく思っています。

まして、同じように、否、自分以上に写真が好きな人、写真が上手な人とフォトウォークなんて…もう最高過ぎます。

ここ数年は仕事で映像制作に携わらせていただいています。撮影の視点や感性が仕事に通じるものを感じていて、自分なりに深い意味も感じています。

写真を撮り始めたのは18歳からですが、今、"写真歴2年目” ぐらいの思いでいます。是非、気軽に声をかけていただけると嬉しいです。写真の話を沢山聴かせてください。

やっぱり、私は写真が好きでした。

そのことに気付かせてくれたのは、写真を愛し、一生懸命に撮り続けている皆さんの存在です。すごく感謝しています。

これからも、自分の好きなイメージを描きながら、大好きな写真を撮り続けていきたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

今回は初回だったので、自己紹介を兼ねて自分と写真について語ってみました。次回は、LC-Aで撮った写真を紹介しながら当時の思い出を綴ろうかな、とか思っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

それでは、また!





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