「何もいいことがない」そんな日にも、実はたくさん「いいこと」があふれている
昨晩、むすめが、
「今日は何もいいことがなかった」
「全部うまくいかないし」
と言い出しました。
「この言葉、わたしを昔よく使ったなぁ」とむすめに共感しながらも、
「いやいや、何もいいことがなかったと思うような日も、実はいいことがあふれているんだよ」
と心のなかでつぶやきました。
「最悪な日」にするのは自分
かつてわたしも、
「最悪~」
「今日はイヤなことばっかり!」
「今日は運が悪い……」
など、うまくいかない(と思っていた)日を否定的に捉えていました。
そういう目で見てみると、うまくいかない日は、本当にうまくいかないことばかりなんです。
朝寝坊して、朝ごはん作りも失敗。髪型も決まらない。外は雨でカバンのなかの手帳も濡れてしまった……。
「今日は最悪だ」と自分で決めた日は、本当に最悪な日になるのです。
よくないことにばかり目が行き、実はうまくいっていることも見逃してしまうんです。
生きている。ご飯が食べられた。よく眠れた。それだけでありがたい
でも、よく考えてみると、「うまくいっていること」もたくさんあるのです。
生きている。ご飯が食べられた。よく眠れた。
「そんなの当たり前でしょ」と思うことでも、こういったことができなくて苦しんでいる人もいるわけで。
「実は、大半のことがうまくいっているけれど、うまくいっていない一部のことに煩わされている」
という可能性もあるのです。
例えば、その日、ほとんどの時間を楽しく過ごしていたのに、家族とたった一度ケンカしただけで、「今日は何もいいことがなかった」と判断してはいないでしょうか。
わたしも、時々、そういうことがあるんです。
「毎日が充実していて、読書やブログを楽しんでいる。でも、風邪を引いて、珍しく水泳教室を休んでしまった」
こんな日に、「せっかく水泳教室があったのに、風邪を引くなんて最悪!」と、不幸な自分を仕立ててしまう日が。
周りから見たら、「そりゃ、そういう日もあるよ……。それだけで最悪な日だなんて、極端すぎるよ」とツッコみたくなると思います。
うまくいっていない一部を拡大して見るのか。それとも、うまくいっている大部分を拡大してみるのか。
どこに目を向けるかで、苦しさが変わってくるのです。
最悪だとしか思えない日は、これ以上、ひどい日にしない努力をする
そうは言っても、「最悪」だとしか思えない日もありますよね。
わたしにも、「泣きっ面に蜂」状態の日があります。
そんな日は、自分で「最悪な日」と決めつけない努力をしつつ、「これ以上、ひどい日にしない努力」をします。
(「今日は最悪な日」と決めつけると、本当に最悪なことにしか目がいかなくなるので)
スムーズに物事が進まない日は、あまりジタバタせず、最低限のことを淡々とやります。
「すごいこと」を成し遂げようとするのをやめ、穏便に過ごすことだけを考える。
そして、その日が過ぎ去るのを待つのです。
具体的に言うと、
「最低限の家事をして、最低限のコミュニケーションをして(相手に期待しすぎない)、ボーっとドラマ鑑賞をしたりして、時間になったら、さっさと寝る」
みたいな感じです。
人によって、何をしたらおだやかに過ごせるのかは違うと思いますが、「感情が乱れにくいこと」をするのがオススメです。
あまりうまくいかない日は、期待を小さくしていきましょう。
感謝日記をつける
最後に、「最悪な日」を減らすために効果的な方法をひとつ。
感謝日記をつけることをオススメします。
多くの書籍でもオススメされていますが、感謝日記の効果はあなどれません。
毎晩3つ、ありがたいことを書き出して寝るようにしてみてください。
わたしは、感謝日記を1年以上、続けたら、本当に感謝体質になりました。
朝ごはんの明太子がおいしかったこと、朝の空気が気持ちよかったこと、断捨離をしたら部屋がスッキリしたこと、など、たくさんいいことがあると気づけるようになりました。
「最悪!」とか、「いいことなんてない」といった言葉を発することも、自然と減っていきましたよ。
感謝体質になる努力をしつつ、「最悪な日をこじらせない努力」をする。
これで毎日の浮き沈みがだいぶ減ると思います。
ぜひ、試してみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ーーーーーーーーー
ブログ『満たしのキョロ』を運営しています。よろしければ、こちらもどうぞ。
最新記事はこちら。