彼がもっと優しくなる魔法の言葉
以前書いたが、私は基本ふざけていて、厄介な女だ。
彼の前では歌って踊って、ストレスが溜まった状態で酔うと彼にあたり(最近はなくなった)、ケンカしたら倍返しならぬ百倍返し。機嫌が良いときはいきなし彼に「〇〇のマネして!」と言う。良く言えば陽気、悪く言えば面倒か頭がおかしい人だ。ちなみに全て家の中での振る舞い。外ではしていない。
そんな私を、彼は微笑ましく(多少呆れているとも思うが)見守ってくれる。やっぱり相手が楽しそうだと男性も良いみたい。
器が広い彼。いつも穏やかで優しい。
しかし、ある言葉のおかげで前よりも私に甘く、優しくなった気がする。
その言葉とは「ちゃん」だ。
花子ちゃんとかの「ちゃん」だ。
彼にちゃん付けするのではない。
私が自分にちゃん付けする。
どういうことかというと、会話中に「恭子ちゃんはさ〜」とややふざけた感じで言う。
アラフォーが何バカなことをしているのかと思いますでしょ。ホントにそうだと思うけど、根明な性格なもので機嫌が良くなるとついこうなってしまうのだ。
自分をちゃん付けして話すようになったら、彼が前よりも私に優しくなった。例えば、彼が家事のことで私にお願いするときの言い方が子どもに教えるような感じになった。単に、ちゃんと付けることでそう感じているだけなのかもしれない。だとしても、全てにおいて私に対する当たり方がより柔和になったように感じる。
もしかしたら内心は「自分をちゃん付けしてバカだな、こいつ」と思って、子どもみたいに接してくれているのかもしれない。だとしても、私にとっては最高。甘やかされて嫌な人なんていない。
さらに、私がやたらちゃん付けするようになったら、彼も8割くらいの頻度で「恭子ちゃん」と呼ぶようになった。
もちろん、真面目な話やケンカのときは付けないが、普段の会話ではすっかり定着した。
ちなみに、彼のことはちゃん付けしないが「たん」付けしている。これもおふざけ調に言っている。なんだかんだで、すっかりたん付けが定着した。しかし、これ要注意。外食時に大人ぶって振る舞ってるのに「ねえ、〇〇たん!」と言ってしまったときは小っ恥ずかしかった。以来、外出時は少し気を引き締めている。
彼はたん付けされても嫌な顔をしない。慣れただけかもしれないが。
ちゃんやたんを絶対に付ければ良いわけではないが、二人だけの時間では二人だけの呼び名や言葉があるとより仲良くなって、相手もますます優しくなるように思う。
アラフォーが何してるって感じだが、年齢なんて関係ない。年齢相応に振る舞おうとして、笑いやギャグ、おふざけを全て取り上げたらつまらない人生になると思う。
もし、彼にもっとかわいがってもらいたいとか、優しくなってほしいとか、甘やかしてほしいと思う人は、お酒を飲んだ勢いでちゃん付けを導入してみては。
ただし、基本は二人しかいない空間で使うこと。外でやったらそれこれアホに見られるので注意するべし。
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